Nintendo3DS mk2 :: 【DS】エルミナージュII DS Remix 〜双生の女神と運命の大地〜レビュー

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【DS】エルミナージュII DS Remix 〜双生の女神と運命の大地〜レビュー

発売元	スターフィッシュ・エスディ（オフィシャルサイト）
発売日	2010/07/01
価格	5,040円（税込）
レーティング	【Ｂ】12歳以上(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	3Dダンジョン探索型RPG

スコアボード

総合ポイント: 75
難易度: 2.79
レビュー数: 19

スコアチャート

エルミナージュII DS Remix 〜双生の女神と運命の大地〜レビューチャート

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【60点以上】
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【標準偏差】
14.61

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

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■ 393人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	5pt	5pt	4pt	2pt

総合点
88pt

GOOD!

前作未プレイ、PSP版図鑑コンプ、新創地契約済み。本作は追加ダンジョンクリア、新ボス契約済み。DSLiteなのでフェイスロード未使用。

・システムを完全に理解するには慣れが必要だとは思いますが、錬金による装備強化など、現代風にアレンジされたWIZと言う感じです(FC版１?３、SFC版５、PS版リルガミンサーガクリア済み)。特に種族、職業が豊富でキャラメイクは悩みます。イメージ優先で、敢えて相性の悪い組み合わせも面白い。

・音楽はイヤフォンで聴くと印象が良くなりました。特に大魔公、神影などのボス戦BGM。

・図鑑の解説が面白くデータが詳細なので、アイテム収集、モンスターとの遭遇、戦術を考えるのが楽しい。二周８０時間プレイしたデータが消えたのに(原因はセーブ中のバッテリー切れ)翌日再開して、現在二百時間以上プレイ、継続中。即再開出来たのはシナリオに縛られない為(シナリオ一本道タイプのゲームでリトライする場合、トリックの解っている手品を見る様なもので、余程シナリオの出来が良くないとデータが消えた時点で積みゲーになります。)PSP版と合わせると800時間以上プレイしていながら未だに飽きないので、熱中度、満足感は満点です。

・PSP版以上に読み込みが早く、コンフィグも充実しています。ボタン一つで総攻撃、コマンドリピートが出来る。

・当然ですがPSP版のバグ、誤記が修正されている。クリア後の祭壇探し、誤情報に引っかかる人がいるんですね。総当りで探すつもりが二つ目で法則に気付いた自分としては意外です。

・新創地＆四賢者との召喚契約(正確には足止め)が楽になった。PSP版は変幻無効、つばめ返し、法院保護区、麻痺･石化耐性１００％のせいで運頼みと言っていい代物だが、DS版では条件付きで変幻有効。しかもPSP版は苦労して契約した割には戦闘能力を活かせる相手がいない為、用途は結婚相手としてが主だが、DS版では追加ダンジョン、追加ボス戦で非常に頼りになる。

・ミルコ＆ハーズ、シャンティーバ絡みのイベントの追加。PSP版では図鑑の解説から推理してシャンティーバを連れて行ったのに何も起きなくてガッカリだったので。

BAD/REQUEST

・完全版商法。PSPで追加分を無料ダウンロード出来たなら、そもそも買ってない。一年経たずに出す事はないだろう。?は完全版無し、他機種で出すにしてもベタ移植にして欲しい。

・セーブのみPSP版より長い（約８秒）。

・カーソルの動きなどがスムーズでない時があるが、比較した人の話ではDSLiteのみ（DSiは問題無い）らしい。

・錬金素材増殖バグが直っているのに賢者の石の売価が激減。他にも入手金額が減っているものが在る。金を寄付して経験値に変換しにくい。

・能力値が戦闘では飾り。レベル補正＞腕力、知恵と信仰は呪文を覚えたら無意味。

・モンスターの奇襲率が高く、３回連続も珍しくない。ダリシアマルテ（隠しボス）に５回連続で奇襲された時は泣きたくなった。パーティーには忍者必須とでも？自由度が下がる。

・説明書には｢警戒｣というスキルが奇襲を阻止するとあるが、実際には｢闇討ち｣（メーカーに確認済み）。サマー能力（LV３６で習得）なので最初から忍者を入れても無意味。自分は忍者を入れていないので召喚モンスターで代用するしかないのだが、警戒と違い、闇討ちを持っているモンスターには戦闘力の高いものがいない。せいぜいサマーかスーパーミューズくらい。盗賊技能＋１は持っているので、戦力にならない盗賊といった感じ。

・メイン武器で敵を倒した後、サブ武器の射程内に他の敵がいるにも関わらず攻撃をしない事がある（メーカーに聞くも原因不明との回答）。調べた限りでは｢敵が三列の時、サブ武器の射程がＬか射程制限解除の時｣に起こる。射程がＳかＭなら大丈夫ですが、職によってはＭのサブ武器が無い。錬金でメイン/サブ制限解除すればいいけど、こんな理由でカスタマイズしたくない。

・二列目のモンスターの姿が霧状。カーソルを当てて確認するのが面倒。ピクニッカーをうっかり倒してしまったり･･･。

・レベルを最大まで上げるのに効率が良い方法が非常に作業的。ダンジョンを探索しながら、とはいかない。大魔公、ライブラリアン、オピニオンビットは強さに開きがあるが、何故か経験値はほぼ同じ。不思議な栞で敵を強化出来るが経験値は増えない。

COMMENT

・新品なのに安かったのと追加要素と特典の小冊子が目当てで買いました。若干癖はありますが、昔ながらのターン制コマンド型RPGを遊びたい人、収集癖のある人、ひたすら強いキャラを作るのが好きな人、自由なカスタマイズが好きな人にお奨めです。

・シナリオは一から十まで説明するタイプではなく、事件の真相を知るには二種類のOPデモ、幾つかのイベント、モンスター図鑑の解説などを組み合わせて自分で考える必要があります。チュートリアルクリア後はプレイヤーに丸投げな感じで、難度は人によって違うと思います。次に何をするか指示がないとダメな人には向かないと思います。

・ラスボスを倒すまでは｢神具を集めてラスボスを倒す｣、その後は｢十二人の大魔公を倒す｣、これだけです。イベントは７０以上ありますが、それをクリアする、しないはプレイヤーの自由。世界が滅びるかもしれないのに、くだらないお使いをしなくてもいいのは嬉しい。

・?が発表されましたが、次こそは完全版は無しでお願いします。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
噛み屋ピロＣさん [2010/12/05 掲載]

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■ 399人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	5pt	2pt

総合点
83pt

GOOD!

・グラフィック
くどくなく浅くない適度なグラフィック。画像はモンスター、アイテム、敵専用アイテムの3種類。解説テキストもついていて楽しめる。一部PSP版から追加されたキャラクターはアニメ調になっていて残念だったがそこまで安っぽい印象はない。

・BGM
BGMが良いとされている世界樹の迷宮と比較するとその差は歴然。DSであるにもかかわらずクオリティーが高く耳に残る曲が多かった。数は決して多いとは言えないがどれも洗練されたものばかり。戦闘のBGMだけでも実に5曲を見事に使い分けている。PSPから追加された通常戦闘曲には少し感動した。いきなり雑魚戦の音楽が変わるなんて予想もしていなかった。見事なサプライズ。

・種族の差別化
職業に関係なくドラゴニュートは使用回数無制限のブレスで敵一列を攻撃できるようになる(ダメージはＨＰ依存で使用毎にダメージが半減)デビリッシュは呪われた装備を呪われずに装備することができるが神聖な装備を一切装備できない。ワービーストの攻撃は毒の追加効果がある等。エルフやフェアリーなど特定された種族でしか装備できないアイテムも存在する。

・ハイマスター能力
どの職業にも用意されていて一定のレベルになることで個々の能力を開花させる。例えば戦士ならば物理攻撃力が上がり、僧侶なら呪文の効果がアップしディスペル(アンデッドモンスター消滅)が全体にかかり、さらに経験値が手に入る等。中でもレンジャーは凶悪でターン終了時に状態異常の敵がいると自動で攻撃する追撃を使えるようになる。ハイマスター能力は敵モンスターも所持しているので相手のパーティー構成で倒す順番を考える必要がある。

・召喚師がとても使いやすくなっている。
従来のシリーズではダンジョンの中にある魔法陣であらかじめ決められたモンスターと契約しお金を払って召喚するというシステムだったが今作品では敵として出てくるモンスターに召喚魔法を使って自由に仲間にすることができる。例えば攻撃力が欲しければ戦士系を、盗賊がいなければ盗賊系を仲間にすることでパーティー補強も簡単にできる。(ただし盗賊特有のハイマスタースキルである盗む、装備解除、扉の解錠はできない)さらに上記のハイマスター能力ではキャラクターのレベルが上がると召喚モンスターのHPや能力が上がるという優れもの。後半のボスクラスのモンスターは攻撃力が高いのでこれの恩恵を受けるモンスターは少なくない。

・結婚システムの導入
召喚契約したモンスターと結婚し子供という形で親モンスターの特性を受け継いだキャラクターを作ることができるシステム。武器防具破壊や状態異常付加・防御などが受け継がれる。

・蘇生魔法を戦闘中に使える
後半のボスは行動回数の多さや攻撃力に加えポンポン首を飛ばしてくるので地味にありがたかった。

・スペルキャスティング
呪文の名称を自由に変更できる。さらに敵モンスターの呪文に反映するかどうかも選べる。
呪文の効果は戦闘中でも呪文選択画面で解説が出ているので完全に趣味の世界。

・操作性(街と施設、探索時、戦闘時)
キーの割り当てが上手く操作に無駄がない。訓練所、酒場、ショップ、郊外、ダンジョン等直感的にすぐ移動できるのでストレスを感じない。施設の項目や利用も無駄なところがない。むしろ宿屋で全員で宿泊できたり、シンプルで便利にはなっているが邪魔な要素は一切ない。
探索時は従来のシリーズ同様上が前進、左右で方向転換、下で振り向き。(後退へ変更可能)さらに移動アニメーションオフにするとサクサク進む。カニ歩きにも対応。(正面を向いたまま左右に移動)何より押しっぱなしで移動を続けてくれるのでとても便利。
戦闘時はRボタンのコマンドリピートにLボタンの行動順設定、Yボタンで全員通常攻撃と至れり尽くせり。特にYボタンは一度押せば自動で最後までメッセージを送ってくれるので便利の一言。これにより他のゲームのようにAボタンを連打若しくは押しっぱなしにしなくても戦闘が終わる快適さが味わえる。戦闘アニメーションをオフに切り替えることもできるので鬼に金棒。敵や戦闘の新鮮さが薄れてきた時に重宝する。それに1回の戦闘時間を短くできるのは嬉しい限り。
攻撃を受けたときの声のオンオフに加え操作音(攻撃の音や扉を開けた時の音、カーソル音)を消してプレイすることもできるのでBGMを聴きながらプレイしたい人にオススメ。

これらは長く遊ぶ、繰り返し戦うという一口に言ってしまうと作業することを前提に意識して作られていてその上でなるべくストレスにならないように、無駄なく、模様替え的な感覚での気分転換にあるいは戦闘をスピーディー且つ円滑に進めるために、そしてプレイヤーの個性や環境に合うように自身でカスタマイズし快適にプレイできるように熟慮に熟慮を重ねた結果だと感じました。他の探索型RPGゲームと比較しても戦闘エフェクトがカットできて、コマンドリピート、カーソル位置記憶、ボタンひとつで戦闘が終わる等遊ぶ快適さにここまで特化したゲームはありません。

BAD/REQUEST

・結婚システム
イマイチ練り込み不足に感じた。強いキャラクターを作ることは共感できるができることがあまりに少ない。大半が種族の初期ステータスを下回ったりと残念な結果が多い。敵専用スキルとまでは行かないが、仲間になるNPCのように一部スキルの継承があっても良かったと思う。発展途上な感じが否めないシステムだった。

・会話
テキストのチープさが目立つ。前作と比べると渋い演出がなく、必要以上に下品な口調が多い。

COMMENT

DSシリーズの探索系ゲームの中ではトップクラスの完成度と遊びやすさ。これまでのウィザードリィシリーズと比較すると相手からアイテムを盗んだり、アイテムを錬金術で強化したり、召喚でモンスターを仲間にしたりと明らかにウィザードリィではないのにどこかそれらしい雰囲気を帯びている。遊べば遊ぶほどゲームとしての面白さとシステム面がよくできているゲームだなと感心させられる。特にグラフィックに関しては今時こんなにシリアスなグラフィックのゲームがいくつあるんだろうと思う。システムについてもよく熟慮されていてテキストがなくても楽しめるほどグラフィックとBGM、システムが非常に高いレベルでまとめられている作品だと思った。「世界樹の迷宮」やPSPの「剣と魔法と学園モノ」などとは比べものにならない。移植とはいえ、こんなに完成度が高いと思った作品は他にない。ただ知名度の低さが難点。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
abcさん [2010/10/08 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 398人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
2pt	3pt	2pt	4pt	4pt	4pt	2pt

総合点
68pt

GOOD!

○熱中度
戦闘のテンポが良い。そのための機能が用意されています。
やることのほとんどは、戦闘やダンジョンの探索と単純作業の繰り返しになるため、テンポの良さがとても重要。その点で読み込みが短く、場所や時間をそれほど選ばないＤＳとの相性がとても良い。
熱中度は高いです。

○世界観
キャラクター、モンスター、アイテムの設定が細かく丁寧で膨大です。ゲーム内に図鑑が用意されていて、ユーザーの想像を引き出すよう設定がされています。

○メーカーの、ユーザーの要望に応えようとする姿勢

BAD/REQUEST

良い点と矛盾するようですが。。

○街での操作
テンポが悪いです。細かい点がいくつかあります。

○キャラクター、モンスター、アイテムなどの設定は細かく丁寧にされていますが、ゲームのシステムとして活かしきれていない印象。様々な要素のバランスなのだと思いますが、いろいろ詰め込んだ結果、雑になっただけな印象。錬金や召喚や魔法などが浅いです。

○音楽　
印象にまったく残りません。せっかく丁寧な世界観の設定をしようとしているのだから、耳からの情報で想像力を引き出すことができれば、もっと良くなりそうです。ファミコンの音源でも、今でも思い出せる曲や音があります。

COMMENT

前作同様、こちらでの評価が高かったので、プレイしました。

評価が分かれるゲームだと思います。評価が高いのは、好きな人にはホントにハマル、ゲームだからでは。楽しみ方は多くの方々が示してくださっています。

ですが、自分には、あまり合いませんでした。

丁寧で膨大な世界観は魅力的でしたが、単純作業を繰り返すには、ゲームシステムの作りこみが浅く感じました。