Nintendo3DS mk2 :: 【DS】光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- レビュー

【DS】ジャンルメニュー：

【DS】光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- レビュー

発売元	スクウェア・エニックス（オフィシャルサイト）
発売日	2009/10/29
価格	5,980円（税込）
レーティング	【Ａ】全年齢(CERO について)
ショップ/リンク	Amazon
タギングトップ3
タイトル概要	RPG、プレイ人数：１?４人

スコアボード

総合ポイント: 57
難易度: 2.50
レビュー数: 40

スコアチャート

Check

0-9

10-19

7.5%

20-29

10%

30-39

15%

40-49

25%

50-59

25%

60-69

10%

70-79

2.5%

80-89

90-100

【60点以上】
37.5%
【標準偏差】
16.58

ユーザーレビュー

ソート（デフォルト：ALL）

« 前へ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
次へ »

■ 291人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	3pt	4pt	3pt	4pt	3pt	2pt

総合点
70pt

GOOD!

【グラフィック】
実は最初、背景周りは、これはRPGのグラじゃないと思っていた。
実際プレイすると全く印象が変わった。
絵本チックな構成は決してちゃちではなく、色使いやデザインでぐいぐい引き込んでくる。
キャラグラはどうしてもDSだよねという見た目だが、
しぐさなども意外と細かい。
ちっちゃな体でぴょんぴょん跳ねたりするのが可愛らしい。

【BGM】
極々シンプルな中にもしっかりと情景が見える。
何度でも聴きたくなるものが沢山。
町やフィールドは昼夜で、戦闘曲も状況により替わるなど、演出も凝っている。

BAD/REQUEST

【敵の強さ】
後半は急に敵が強くなる感じがあった。
一部の中ボスがトラウマ。
ランダムダンジョンの敵もかなり凄い…そちらのほうでは基本的にボス以外とは戦わずにいたほうが吉。
100階のボスは、下手するとそれこそラスボスが霞むレベル。

【にげる】
バトルの「にげる」はアビリティになっていて、アビリティはクラウン(ジョブシステム的なもの)に依る。
「にげる」「とんずら」といった戦闘離脱が使えるのは初期クラウンのみ。
アビリティを好きに組み合わせて使用可能なクラウンもあるにはあるが、これを取るにはランダムダンジョンをクリアしないとならない。
基本的に戦闘に入ると勝つか負けるかの2択。

【ランダムダンジョン(EX?)】
4つが点在していて各100階まである。
運もあるだろうがかなりの気力を要する。
とにかく敵が強い。
それだけに強めの武器を入手出来る宝箱や、武器類のレベル上限を解放するのに必要なオリハルコン、またはクリアで入手出来るクラウンなどあるので頑張る甲斐はあるが、構造が一部とんでもない。
壁だらけの迷路になっているフロアの階段を見つけて上に上がっていくのだが、９つめのフロアがだいたい鬼。
とにかく広くて複雑で、視野の狭さも相まって、動き回るとエンカウントもバカにならない。
何度折れそうになったか…。

【セーブ/ロード】
セーブデータがまさかのひとつ。
ファミコン、スーファミリスペクトとしてもさすがにDSのゲームなのだから2つは欲しい。
もう一度初めからやりたいと思っても、これが足を引っ張ってしまう。
セーブ後に続けるか否かの選択はあるが、ロードの機能も設けて欲しかった。

【持って行かれる】
誰かパーティから抜ける際、別れる前に持ち物や装備を外さないとそのまま持って行ってしまう。
それは当然なのだが、タイミングが急であったりすると(あっ！)となることがあった。
4人がバラバラのうちは視点がころころ変わるので、不便がある場合も。
そうそう致命的になるようなものはないと思うが、一時的な補佐要因のキャラだと当然返ってこない。
それは予め分かっていれば問題ないが、せっかく預かり所というシステムがあるのに…。

COMMENT

※各項目を修正および追記しました※

***
レトロっぽいパッケージに惹かれて、滅多にしないジャケ買いをしたソフト。
FF外伝と付くが特にどのFFの外伝の位置付けとかでは無さそうな…。
FFというか少し要素はDQぽいかも知れない。

***
シナリオはくだけた台詞回しが多い。
4戦士というが初っぱなパーティ二分、前半のうちはまとまらない。
でも上手く展開毎にメンバーが入れ替わったりしていくので見ていて面白い。

***
4人のメインキャラクターは良くも悪くも普通の人間らしく、誰かしらが自分に似てるかなという風になりやすそうだ。
助っ人などもそれきりにするにはおしいキャラたち。

***
ストーリーは唐突な展開もあるが思ったより楽しめた。
シリアスもあるが内容はカタくないので取っつきやすい。
しかし最終的に過去を塗り替える、というか元凶を断って変えたわけだけども…
結果だれもしなずにいて、それがそのまま正史という形におさまったようなのは少し気になる。
ラスボス討伐後の時間軸が良く分からないが…改編した過去と現在が混ざったのか…？

***
バトルはターン制。
「ためる」以外は全て「AP」を使うので上手くやりくりしないとならないが、普通に戦う分にはそんなに気にしなくても大丈夫。
タッチで行動やアビリティをぽんぽん選ぶだけで良いので操作は楽。
オートでも戦えるが、予め選択した行動やアビリティのみで行われるので不便さもある。
ターゲット指定が出来ないが…大抵は上手く動いてくれる。

***
このゲームではクラウンという帽子のようなものを被ることで、アビリティが使えるようになる。
大抵は本編イベントで入手出来るが、幾つかは条件をこなす必要あり。
敵が落とす宝石で強化していくことで、使えるアビリティが増える。
キャラ毎に育てないといけないのがやや手間。
宝石は、売却はもちろん武器や服の強化にも使えるので、なるべく意識して集めておくといい。
これらはやり込むとなかなか楽しいが、段々と収集が大変になってきた。

***
だいたいレベルや武器などを相応にしていればシナリオクリアはそう難しくない。
各通常のダンジョンも特に目立って面倒な仕掛けもなく、このくらいが自分にはちょうど良かった。

***
セーブデータがひとつのわりに初見だと取りもらす部分がある感じなので、コンプを目指すならやはり攻略周りはしっかり準備しておいた方が良い。
実にマイナーゲー化してしまったようだけど、色々と新しい試みは感じられる作品。

プレイ時間：100時間以上（クリア済）
すすきさん [2019/01/30 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 334人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	4pt	3pt	3pt	3pt	2pt

総合点
64pt

GOOD!

・APシステム
アビリティごとの消費APと残りAPを考えながらこのターンは?して次のターンで?しようといった、先を見越して行動を考える楽しさがあります。

・グラフィック＆音楽
上質にデフォルメされたキャラや街のグラフィック、メロディライン重視のキャッチーで耳に残りやすい音楽。
自分の好みのストライクど真ん中でした。

・簡潔なテキスト
キャラクターがダラダラと自分語りや説明文を垂れ流さないのでゲーム進行のテンポが良かった。
それでいて各キャラの性格や思いはきっちり伝わってきました。
人によっては説明不足だと感じるかもしれませんが。

BAD/REQUEST

・ストーリー展開
これが今作一番のダメな部分だと思います。
ストーリーの質がどうこうじゃなくて、開始直後から終盤までかなり長い間パーティーがバラバラで1?2人で行動させられるため、クラウンシステム（従来のジョブシステムみたいなもの）との相性がとても悪いです。
そのクラウンも最初は旅人だけしか解禁されず、全員同じクラウンにしかなれないとか、その後もチマチマ小出しで製作者は本当にクラウンシステムを楽しませる気があるのかと首をかしげたくなりました・・・。
同じジョブシステムでもFF3や5は、最初のクリスタルで戦士と魔法系のジョブが複数解禁され選択の幅が広く、またパーティーが常に4人固定のため各キャラをどのジョブにするかで楽しめるし、ジョブの組み合わせで弱点を補ったり攻撃特化にしたりと、序盤からプレイヤーに思考と選択の楽しさが与えられていました。
その後も小出しにせずクリスタルごとに3?4つ解禁され本当にシステムを存分に楽しめました。
ナンバリングの本編と比べるのは酷なのかもしれないけど、もう少しシステムを楽しませるにはどう誘導すればいいか考え、システムとストーリー展開をすり合せて作って欲しかった。

COMMENT

どこを楽しませようとしているのかがぼやけてしまっているチグハグなゲームだと感じました。
悪い点で長々と書いた、ストーリー展開がシステムの良い部分を殺している点など、とにかくそれぞれの要素が良い方にではなく悪い方に働いてしまっていて互いに潰し合っています。
各素材はとても良いのに調理と味付けに失敗してしまった、そんな印象です。
あと、よく酷評されてるオートターゲットは、ランダムではなく優先順位がきっちり決まっているため、そのシステムを理解して逆手にとれば特に苦痛にも感じなかったし問題は無かったです。
ストーリー展開さえ気にならなければ結構楽しめる作品だとは思います。

プレイ時間：40時間以上60時間未満（クリア済）
takashiさん [2009/11/17 掲載]

このレビューはオススメ？　

[問題報告]

■ 289人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	3pt	3pt	3pt	3pt	3pt

総合点
62pt

GOOD!

・戦闘のテンポが早い為サクサク進む。
・使い勝手の良いオート戦闘（あらかじめ行動を指定）
・グラフィックとしてはDSでは最高レベル。特に町の風景（ダンジョンは手抜きだけど）
・やり応えのある難易度。（何度全滅したか分かりません。）
・全滅に対するペナルティはあるものの、それに対する救済措置がある。（すっぴんorジュエリーマニア）
・ジョブに対する装備品の制約が無い為、ジョブ変更が容易。（状況に合わせてジョブを選択する楽しみ）

BAD/REQUEST

・戦闘時、ターゲットの選択がオート。
　この為　危険度の高い敵から倒す。優先して回復したい味方を回復する。という事が出来ない。
　ターゲット選択をオートにするか否かをオプションなどで選択できれば良かった。
　
・「逃げる」コマンドがスキル指定。ジョブ「旅人」以外は戦闘から逃げられない。
・ボリュームの小ささ。
　思ったよりも世界はこぢんまりしている。同じダンジョンを２回ずつ攻略させて誤魔化してる感じ。

------------------------------------------------------
このゲーム最悪の欠点

・セーブデータが一つのみ。
　（ドラクエ９でも同様の問題があったけど、同様に酷い。知らずに買った兄弟がケンカするレベル）

・シナリオ。
　特に4人全員がそろうまでの時間が長すぎる。これがこのゲームを完膚なきまでに台無しにしている。
　（序盤?中盤は4人がそれぞれ単独行動をとり、それにスポットを当てる感じ。）
　その為、どうしても選べるジョブに偏りが出てしまう。
　何故素直な4人旅のシナリオが作れなかったのか？
　
　基本的に受け身で自己主張をあまりしない主人公にスポットライトを当てても無意味。
　意味不明な単独行動 or ペアでの行動のシナリオの為にせっかくのゲーム性が損なわれている。
　FF3やFF5のように完全に4人メンバーを固定していた方がもっと様々なジョブの組み合わせが試せたのに・・・。

　せっかく強い装備、高価な魔法を購入しても次の瞬間に「一方○○は・・・」という形で操作するキャラが変ってしまってはストレスしかたまらない。
　
　この単独行動のシナリオのせいで周回プレイをする気が起きない。

COMMENT

ジョブシステムはFF3に近い。
ジョブを育てるのではなく、状況に応じてジョブを付け替える感じ。

MPの概念は無く、代わりにAPという物が存在する。
戦闘ではAPを消費して通常攻撃をしたり、魔法を放ったりする。
APは戦闘中ターンごとに回復。その為、実質魔法を無限に打てる。
そのかわり敵も意外と強力な攻撃を撃って来るので油断をすると簡単に全滅する。
今回は属性攻撃が以外と重要。ボス戦では属性攻撃と属性防御がカギを握る。
戦略さえキチンとねればレベルが低くても勝てる。
そういう試行錯誤が好きな人にはお勧めできる。

ゲームとしては、4人別行動のシナリオをメインに持ってきたせいで良作から凡作になってしまった可哀そうなゲーム。
システムとしては良かったのに・・・
4人別行動（その頃○○は…）をゲームのメインに持ってきた責任者は他のスタッフ達に土下座して謝るべきだ。