レイトン教授と最後の時間旅行
中央値: 75 Amazon点数: 4.6
スコアーボード
標準偏差 12.49 難易度 2.09 mk2レビュー数 33ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 2pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt |
60pt
GOOD!
・インターフェイスの進化。意味不明だったイライラするメモスペースの制限もなくなっているし、色や線の太さも変えられるし実に快適です。ただしこれを最大限活用するような問題はほとんどないのですが・・・
・スペシャルヒントの追加。めんどくさい計算問題とかはこれで一発です。
・極力時期限定要素の排除。前作ではエリア移動が一方通行でコインを取り逃がすことも多々ありましたが、今回はほぼ全ての場所を最後まで行き来できるので、取り逃がす確率もかなり下がっています。強迫症の自分にとってはこれは非常にありがたいです。
・音楽のよさ。自分に語彙がなく上手く説明できませんが、とにかくこの作品の雰囲気に相応しいです。ゆったりとした感じの曲調には僅かながらも癒されます。難問にてこずる時もイライラしづらいですし、本当にいい曲だと思います。
・芸能人声優の悪影響が小さいこと。DSの音質のせいか不思議と違和感を感じません(特に意外だったのが小栗ルーク)。堀北ルークもセリフが再録されていて上手くなっており、イライラしませんでした。
・おまけのシール絵本。本当はほのぼのストーリーのはずなのに、自分のセンスでブラックな爆笑ストーリーを作り出せます。熱い冒険家をくれ(笑)とか、おいしそうな少女をもらった(爆)とか。絵本を完成させた後でも作り直せるし、スタッフの方々もおそらく狙ってやったのでしょう。今後の作品でも是非これをボリュームアップして盛り込んでください。
・アロマが地味に萌え担当。ナゾ解明のボイスやカットも収録されており、能登麻美子好きには受けると思います。レストランの仕草もかなり愛らしいです。
BAD/REQUEST
・ストーリー展開が世界観にあっていない。このシリーズで明確に「死」というものを描いたのは初めてだとおもいます。前二作ではのほのぼの系路線(レイピアでのチャンバラはありましたが)だったのに雰囲気が一転。終盤がかなりシリアスです。色々なメイン人物の過去や謎が明かされますが、その伏線を前二作で張っておかなかったせいで唐突感も否めずかなり違和感を覚えます。これは賛否両論かもしれませんが。少なくとも私はこのシリーズに「バイオレンス」は不要だと思います。
・終盤のストーリー展開でレベルファイブお決まりのあのセンスの悪さが大爆発。ネタバレのため詳しくは書けませんが、強引に泣ける展開を作ろうとしているのが見え見えで白けてしまいました。伏線もなく唐突に○○へ○○するとか、それが義務だとか、別に因果律に影響するわけでもなし、何故そうなるのかと?普通にハッピーエンドでいいと思うんですけどね。その方が世界観も壊しませんし。
それにとある人物の悪行に対する裁定があまりに軽すぎやしませんか?そんなことをしたら確実に終身刑です(当時のイギリスでも死刑制度はないのかどうかは知りませんが)。一からやり直すとか何を言ってるんだ、と。
ルークも空気状態でエンディングもかなり消化不良でした。二作目の一連の謎に対する結論も稚拙だったし、インターフェイスや親切度は格段に向上してきましたがストーリーでは一作目から右肩下がりです。エンディングを見る限り全三部作のはずがまだ続編を作るようなので、その辺の改善を期待したいです。
・謎解きじゃない問題の存在。バラバラ写真に映ったゴール写真の順位を判別しろとか、歯車セットを取り替えろとか、プレイヤーの眼力をためすのは謎解きとは違うと思います。DSの極小画面であんな小さなものを見分けろとか鬼畜以外の何者でもありません。
・いちいち細切れで音声が入ってテンポが非常に悪い。ボイスを入れるならまとまった形でやって欲しい。
・相変わらずタッチすると扉の中に勝手に入ってしまうこと。いい加減にして欲しい。
・問題の難易度が下がっていること。一度解いてしまうともう一度やりたいとは思えない。
・パズル問題でアンドゥ・リドゥ機能が結局シリーズ最後まで付かなかったこと。短期記憶力の弱い自分にとってこれは痛かったです。
・配信要素の公開期間がかなり限られていること。自宅に無線LAN環境がないプレイヤーにも配慮して欲しいです。いちいち遠くの量販店のDSステーションまで足を運ぶのもきついですし。何らかの救済措置を設けて欲しい。
・今更ですがシリーズ間の連動機能。中古対策というのが本音でしょうが、わざわざ連動させる割には出現要素がヘボすぎます。期待はずれもいいところ。
COMMENT
三部作の締めとしては充分な出来ではないかと思います。それにしても、やっと三部作全てをプレイした、という感慨に浸ろうと思いきや「to be continued」とは・・・妙にそっけないエンディングもこのためなのでしょうか。ルークのその後も気になりますし、このまま中途半端に終わるようなことにはなって欲しくないです。早く次回作が出されることを期待します。
それから、次回作では個人的にはアニメが絶好調の「イナズマイレブン」とのコラボもありなんじゃないかと。レイトン先生、時間を飛び越える次は是非作品の壁を飛び越えてください。
Amazonレビュー
レビュー者: tovri126 レビュー日: 2014-03-29アクセスランキング
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GOOD!
僕が何よりこのシリーズを愛しているやまないのは、グラフィックと音楽。
キャラクターデザインをはじめ、見ただけで世界観を感じさせる画が秀逸。
アニメーションのムービーシーンも非常によく出来ている(宮崎アニメで見たことある構図や演出が多いのはご愛敬(笑))。
音楽は、バロックとジャズの融合といった感じで、アコーディオン(バンドネオン?)の音色が非常に印象的。
細かい調整はあるが、シリーズを通して変わらないシステムが完成されており、この手のパズルものとしては最早スタンダードといっても差し支えないのでは。
ナゾを解くことがストーリーを進める全ての基本となる(ナゾ=何かの代償だったり、或いは誰かとの真剣勝負だったり)というのは、荒唐無稽ながら、ゲームのリアリティとしてはちょうどいい。
ナゾも、シリーズの中でも、最もDSの機能に特化したものが多かった気がする。
ヒントも豊富で、多分詰まることはほとんどないハズなので、誰でもストーリーのほうに集中できるだろう。
声優は、主役のふたりが最早安定している感じで、しっくりくる。
上川さんが、異様に上手いのにびっくり。
木村さんも、とても上手い。
BAD/REQUEST
ナゾが簡単すぎる気がする。
今までと比べて、という意味でもそうだけど、発想の転換が必要なナゾが少なく、ちょっと物足りない。
相変わらず「箱入り娘」系のスライドパズルはめんどくさいが、これは手順がややこしいだけであって、難しい、というのとはちょっと違う気が…。
あと、ボリュームももうちょっとあったほうが嬉しかったかな。
ストーリーというか、お話としてどうもリアリティが無い部分があるが、まあそれはこのシリーズの特徴でもあるので、気にしない、気にしない(笑)。
大泉さんの、「ナゾ、解明!」のCMが好きだったのに、今回は無かった、残念!
COMMENT
タイトル曲を集めた初回のおまけのCDは、3曲しか入ってないのに繰り返し聴いてます(笑)。
上でも書いたとおり、最初からシステムは完成されていましたが、しかしこのシリーズが続き、支持されたのは、全体に上品な雰囲気がそのシステムとマッチした結果であったのだと思います。
革新的なアイディアというよりも、作り手の丁寧な仕事ぶりと細部をおろそかにしないセンスが、この名作を生み出したのでしょう。