ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国
中央値: 58 Amazon点数: 2.8
スコアーボード
標準偏差 16.11 難易度 2.77 mk2レビュー数 31ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt |
74pt
GOOD!
■ライトからコアまで対応できる難易度調整
さくさく進められるノーマルと、絶望するところから始まるルナティックまで、幅広いバランス。
ロストあり、なし、さらにはその場復活まで選択できるので、自分にあった遊び方を選べる。
歴史あるゲームなので『FEはこうでなきゃ!』というこだわりがある人も沢山居ると思うけども、
ただキャラを愛でたい人でも、頭を使って唸りたい人でも楽しめる窓口があるのは素晴らしいと思う。
勿論、どっちも楽しめる人ならどっちも楽しいです。ただ……BADへ続く。
■覚醒からの変更点
攻陣+防陣は一長一短あり好印象。
ほぼダブル一択だった覚醒から、上手い変更だと思う。
マイキャッスルは箱庭感が出ていて、景観を含めて楽しめると思う。
悪いところもあるけれど……。
■キャラゲー特化
時代のニーズに合わせてきたという意味ではGoodなんじゃないでしょうか。
割と良い子ちゃんばっかりで、強烈なキャラが少なかったのが残念です。
BAD/REQUEST
■ストーリー
人死も、実は生きてた!も、まるで予想を裏切らない展開。
驚きのなさ=王道? まあ良い。
裏切った側にも無駄に愛される主人公。何処か付きまとう雰囲気の軽さ。
それもまだ良い。
許せないのは、片(暗夜)ルートじゃお話終わってないじゃん、これ……。
結局、黒幕なんだったの。
取ってつけたように残念な終わり方するキャラも居るし……。
どうせ第三のルートで大団円にするんだろうけど、それにしたって消化不良なラスト。
DLCを買うつもりのない人はそれだけでマイナスだと思います。
■王族優遇
武器耐久撤廃にしたことで、専用武器を常に使える王族キャラが強い。ステータスも勿論一軍。
マップギミックの発動も王族キャラのみの特権で、最早好き嫌い以外で外す意味がないレベル。
キャラゲー色を強めているのに、一部のキャラが明らかに有利な仕様はマイナスだと思う。
■スキルの仕様とレベル制限
覚醒がゆるすぎたのもあると思うけど、ちとごちゃごちゃしてる。
うっかり育てすぎてしまうと、レベル上限開放アイテムなしではスキルを覚えられない仕様。
暗夜側では金策が限られているので、気を使って育てないとスキル6枠埋まらないキャラも。
■ナデナデ
覚醒が当たったにしても、ちょっとやりすぎな気がする。
支援上げにしても単純にハートが貯まるまでが遅いし、めんどくさい。
■マイキャッスル<BAD面>
闘技場や餌やり、ナデナデ等、こなした方が得なのは解るけど、テンポが悪くてめんどくさい。
特に闘技場がお金も経験値も稼げる素敵な施設から、ただの素材工場に成り果てたのが残念。
■難易度調整<BAD面>
トライアンドエラーが基本の高難度攻略だけど、最早理不尽の域に達しているマップがある。
頭を振り絞ったターンを重ねた後にリセットの愁いにあうと、流石にげんなりしてしまう。
ましてやクラシックモードだとマップ内セーブがない為、一からやり直しということで尚更。
キャラロストあり、なしとは別途で、フリーセーブあり、なしの選択が欲しかったと思う。
COMMENT
暗夜でさくっとクリア。
白夜側でルナティック始めました。
ヌルゲーマーにもコアゲーマーにもなりきれないコウモリゲーマー的にはちょうど良い感じ。
吐き気催す増援の中、突破口を見つけていくのは癖になります。
ただ、そこに到るまでDSが心配になる位ソフトリセット尽くしです。
DLCには賛否両論(ほぼ否?)ですが、売り方綺麗汚いよりもお話だけは纏めて欲しかった。
仮に話の広がりを匂わすところがあっても、真相はDLCで!なら無臭で終わって欲しかった。
売り方やキャラゲーへの大幅な舵取りなど、叩かれ要素は多々抱えてますけど、
むしろ、基礎がしっかりしてるからこそBADが目立っちゃうのかな。そこは勿体無いです。
腐ってもFEなんで、きちんと楽しめる、遊べるゲームだと思います。
次回作(DLCではなく)ではキャラ愛路線をもうちょっと控えめにして欲しいなとは思います。
Amazonレビュー
レビュー者: 南部鉄風鈴 レビュー日: 2017-05-11変な好感度アップのシステムは、なくて良かったのに。
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GOOD!
・快適な操作性とインターフェイス
FEの特徴である快適性は今回も変わらず
とにかくサクサクと小気味良く進められるのでリセットが苦じゃない
ほかのSRPGに比べても快適性が二歩くらい上をいっている
・暗夜の難易度
ハード以上の暗夜の難易度が実に絶妙で、うまい具合にいやらしい罠がほぼすべてのマップに散りばめられていて「そうきたかチクショウ……」といいながら何度も挑戦してクリアしていく楽しみがあった。
さらに難易度をルナに上げるとさらにいやらしい仕掛けが散りばめられていて別物のようにもう一周楽しむことができた、
攻略に関してはトラキア以来の楽しさだった。
BAD/REQUEST
・ストーリー
FE全作の中でぶっちぎりで一番つまらなかった。
戦争感がまるでないテキストに強引な展開の数々。
さらにDLCルートじゃないとストーリーの核となる部分が語られずもやもやする上に、真相がわかっても別に面白くはないという始末。
原案・テキスト・演出、すべてが最低という三重苦。
FEという枠をはずしても近年のゲームでも屈指の駄シナリオだった。
・グラフィック
前作よりは良くなったものの、まだまだポリゴンモデルがカッコ悪い。
ハード的な限界があるとはいえ、もう少しなんとかならないのか。
ほぼすべての味方キャラに専用モデルが用意されているうえ、クラスチェンジで服装が変わるなど、物量的には手が混んでいるのだが、モデルがいまいちなのであんまり嬉しくない。
・白夜がいらない
育成の白夜、てごわいSLGの暗夜で分けられていたわけだが、DLCである第三ルートが両ルートのキャラが集まって育成できるルートなので、結果的に第三ルートがあれば白夜ルートはいらなかった。マップも面白くないしストーリーももやもやしたまま終わるし。
・なでなで
仲間キャラを男女問わずなでなでして愛でることができるのだが、大変手間がかかっており、好きな人は好きなのだろうが、率直にいっていらない。キャラゲーとしての側面があるシリーズではあったが、いくらなんでもやりすぎ。これは別のゲームでやって欲しい。
・子世代
出し方が強引すぎるのでいらない。
素直にそのキャラを普通の仲間として出して欲しかった。
COMMENT
三ルートをハード・クラシックでクリアし、暗夜のみルナクラシックでもう一周しました。
波紋を呼んだ分割・DLC商法に関しては、自分は方法としてはわりと肯定。
システムが完成されたゲームだけに、2000円で新ルートができるというのはアリだと思う。
しかし肝心の内容のせいでダメ。
DLC入れてやっと完成という作りは許されない。
ストーリーがちゃんとそれぞれ一本として完結しており、SLG部分もそれぞれ暗夜並に作りこんでいたらシリーズトップクラスの傑作だと思ったかもしれない。
また暗夜は自分は楽しかったが、やられる部分がいわゆる初見殺しのような罠が多く、知恵比べに負けたというよりは不可避のやり直しに追い込まれたような感じが強く、それを「してやられた」と楽しく思うか「わかるかそんなもん!」といらだつかで大きく分かれると思う。
近年のFEでは蒼炎以来にやりこんだ作品になったものの、不満点も多く、特にストーリーに関しては原案者・ライター・ディレクター、全員に猛省を促したい。
加賀FEからの脱却を試み、新規客層を掴みたい意図はわかるが、方向性の問題ではなくクオリティがひどすぎる。
全体的にいろいろやろうとしてちぐはぐな作品になっていると感じた、
システム面ではSRPGの中でも頭ひとつ抜けて面白いゲームなので、もっと作品全体に統一感を出して欲しい