BRAVELY DEFAULT-For the Sequel-(ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル)
中央値: 69 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 15.91 難易度 1.86 mk2レビュー数 14ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 5pt | 5pt | 4pt | 1pt |
87pt
GOOD!
前作は、クリアはしませんでしたがプレイ済み。
・ストーリーが練られている
他のかたと意見が分かれてしまいますが、本作のストーリーはとても練られているように感じました。
そして、章を進めるごとに視点が広がっていき、判断基準が小から大へ移り変わるのが実感でき、ある意味で生きかた、物事の捉えかたを学べる、ゲームにしておくにはもったいない話だと感じます。
しかし、他のかたが仰る理由も理解できます。
必然的に同じことを何度も繰り返す状態に陥るので、ゲームとしては「…」な流れになってしまいます。
同時に制作側が幾重にもマインドトラップを仕掛けているので、下手をすると本質に行き着く前に離脱(=クリア)されてしまうこともあるのかなと。
最初は勧善懲悪ものでまだ若い主人公たちが自らの判断基準で物事を白と黒に分けて突き進みます。
しかし、章を進めて行くと自分たちが促されるままに白と黒に分けて考えていることを知り、悩みます。
ここで全貌を見せつつ、ある重要なキャラクターが重要なアドバイスをした後で、それぞれの道、生きる意味を与えてくれる…のですが、これがまたマインドトラップ。
ここで「従う」と本質にたどり着けなくなってしまいます。
主人公たちの生き様、成長を見ている反面、プレイヤー側にも「本当の“正しさ”とは何か?」と問いかけ判断させる、見事な物語の展開に脱帽しました。
流れと内容が見事にマッチした秀逸な作品だと感じました。
・原点回帰的RPG
FFIIIやFFVを思い出させるジョブシステムにアビリティ、キャラクターの個性を上手く表現できるのは昨今のシステムが複雑化しているRPGにはない魅力でした。
どれを育てれば良いのか、強力過ぎるアビリティはあるものの、ボスの倒しかたにも特定の解答がなく、極端なアビリティ設定をしなければ勝てるバランス調整も絶妙です。
・キャラクターデザインが素朴
昨今、目が大きくてアニメっぽいキャラクターのゲームが増えているのですが、極端過ぎず可愛過ぎずな素朴なキャラクターたちでとても感情移入がしやすいです。
また、主人公が一切しゃべらないRPGと同じように、主人公たちがまるで自分たちのように意見を出し、ぶつかりあいながら進んで行くのが、ゲームへの没入感を高めているようにも感じます。
BAD/REQUEST
・後半の展開
べた褒めしましたが、やはり後半の流れはちょっと辛いです。
前作より少しは改善されたのですが、全く同じ話をするキャラクターはSP稼ぎ用の無駄な作業と化すのはやはり辛いなと思います。
・声優
エアリーはワカメちゃんにしか見えませんし、老師もマスオさん。
そのうち気にならなくなりますが、ヴィクトリアは酷いです…
頑張ったのはわかるんですけど、台詞を言えていない部分もあるなど、ちょっとやり過ぎです…
・レベルの限界がすぐに来る
レベルのほか、ジョブレベルがあるんですけど、レベルはすぐ限界に到達できます。
おかげで経験値二倍アクセサリ、アビリティはほとんど無意味です。
もう少し、レベル限界に到達するまでを遠くしてくれても良かったのかなと思います。
COMMENT
物語が…と仰っているレビュアーさんにも、できればもう一度最後の最後までプレイしていただけたらと思います。
そして、物語に出てくるキャラクターは最初っからいる“あのキャラ”も悪いようで良いキャラも全てを見据えたキャラも、全て「自分が判断する材料」にしかなりません。
最終的には主人公ではなく、自分がどう判断するかが重要です。
プレイヤーの判断がそのまま主人公たちに反映される、昨今では珍しい硬派な面を持った秀逸な作品。
マスコミ関係の仕事をしていますが、本作は「物事の捉えかた」で悩んでいる人が、たとえ非ゲーマーでもオススメしたいと思いました。
この物語を考えた人に直にお会いしてみたいです。
Amazonレビュー
レビュー者: 鴨南蛮そば レビュー日: 2017-07-04アクセスランキング
-
マリオカート7
アクションレースゲーム、プレイ人数:1人?8人、ダウンロードプレイ対応、すれちがい通信対応、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2011-12-01
-
モンスターハンター3(トライ)G
ハンティングアクション、プレイ人数:1人~4人
■価格:5800
■発売日:2011-12-10
-
ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国
■ ジャンル:ロールプレイングシミュレーション ■ プレイ人数:1人 ■ セーブデータ数:3 ファイアーエムブレムif SPECIAL EDITION版:9990円
■価格:5076
■発売日:2015-06-25
-
モンスターハンター4
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1〜4人 ■ セーブデータ数:3
■価格:5990
■発売日:2013-09-14
-
ファイアーエムブレム 覚醒
ロールプレイングシミュレーション
■価格:4800
■発売日:2012-04-19
-
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
アクションアドベンチャー
■価格:4800
■発売日:2011-06-16
-
真・女神転生IV
RPG
■価格:6980
■発売日:2013-05-23
-
とびだせ どうぶつの森
コミュニケーション とびだせ どうぶつの森 amiibo+ ※すでに『とびだせ どうぶつの森』をお持ちの方は無料でアップデートできます。
■価格:4800
■発売日:2012-11-08
-
ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
RPG
■価格:6090
■発売日:2013-02-07
-
BRAVELY DEFAULT -FLYING FAIRY-
RPG
■価格:6090
■発売日:2012-10-11
GOOD!
古き良き時代のFFを目指したという点が最も評価できると思います。
ブレイブ&デフォルトは駄目出しする所はたくさんありますが、これだけRPGが出し尽くされた今、コマンド戦闘で新しさを生み出せるのはなかなか凄いと思います。
音楽はさすがスクエニの一言ではないしょうか。
植松、イトケン、浜渦。そして今作の山中さん。次々と凄い人が生まれてきますね。
BAD/REQUEST
■戦闘
ブレイブ&デフォルトのシステムはプレー開始数時間は面白いシステムだと思えたが、プレー時間が長くなるにつれて失敗だと思えるようになった。
●雑魚戦
コマンド連打の手間が膨大で、普通のコマンド戦闘の数倍のコマンド数を1ターンで入力させられるハメになる。例えばドラクエでたたかう×4回の入力4回で済むときにこのゲームだと28回。
全コマンド魔法かスキル使用だとコマンド連打は44回。苦痛です。
●ボス戦
ブレイブ&デフォルトで駆け引きがあるように最初は思えたが、結局はデフォルト(防御で行動回数貯金)はノーリスクハイリターンというメリットしかないために駆け引きですらない事に気づく。
■シナリオ
スクエニ定番のクリスタルの話。
何の驚きもないいつも通りのシナリオでいつも通りの悪い意味での長い人形劇。
話はもっとシンプルに簡潔に展開させた方が良いと思います。
イベントスキップも同じイベントで3回も4回もスキップを押さないといけないシーンもあって苦痛でした。
■ジョブとアビリティ
決して悪くはないのだが、よくあるこの手のジョブ&アビリティのシステムの中で特別面白いと感じさせてくれるものが無かった。
それは組み合わせにリスクがないから面白味を感じないだと思う。
FF5のようなシンプルだがメリットとデメリットが上手く共存しているのジョブとアビリティのシステム。
FF11や世界樹のサポートジョブやサブクラスのようにメイン以外のものが一定の劣った条件の中で組み合わせを考える楽しさ。
FF3やDQ3のようなシンプルな職業システム。
これらの名作と比べるのは少々酷でしょうか?
COMMENT
この手のレトロRPG復興を匂わせるゲームは好きです。
ロマサガ1.2.3やFF3.5、DQ3.6などファミコンやスーパーファミコン時代のRPGは名作揃いで今遊んでも面白いですよね。
世界樹のような成功例もあるのでどんどんチャレンジして頂きたいと個人的には思います。
名前を挙げた名作はほぼスクエニ製ですが、このレベルのゲームを再び生むにはやはりかなりハードルは高いんでしょうね。
ブレイブリーデフォルトは何を見ても過去に自分たちで作ったゲームに見劣りしています。
このゲームの1ターンで雑魚を一掃し、たった1ターンの攻撃でパーティ半壊という雰囲気はロマサガに通じるものを感じますが、1ターン毎の緊張感で劣ってます。
ボタン連打は論外なのですが、そこに目を瞑っても緊張感が薄いので1回1回の戦闘の濃密さで劣ります。緊張感がないと戦闘はただの作業です。戦闘が作業だとスキルシステムは面白さが半減します。
ジョブシステムに関してはBADに書きましたが、調整が甘いと思います。
この手のスキルゲームは敵の強さと組み合わせにリスクがあって初めて面白くなるのではないかと思います。
防具も防御の数値に得意不得意を作るのでなく、防御属性や攻撃力をあげる要素を複雑にした方が組み合わせに面白味が出ますよね。
このゲームには駄目だと感じられるところは山ほどあります。
駄目出しばかりですが、レトロタイプのRPGの人気は今も根強いですし、今後も応援したくなるゲームですね。