メタルマックス4 月光のディーヴァ
中央値: 79 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14.11 難易度 2.50 mk2レビュー数 10ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 1pt | 3pt | 0pt | 4pt | 1pt |
38pt
GOOD!
・リニューアルを意識したつくり
過去作にあった魅力を削った反面、新しい魅力を入れようと試行錯誤したことがわかる作りでした。
戦車ゲーム、金食い虫は削除されていますが、それ以上にクエストやチャレンジハント、賞金首を増やしており、本作で最も大事な「開発側がチャレンジする」精神を感じることができました
・賞金首とのバトルが多様化
同時に数体は当たり前、サーガにあったフィールドの概念も復活したことから、賞金首との戦いが多様になったように思います。
中盤、数体同時が続くのでダレますけど、今後の作品でも盛り込んで欲しいと感じます。
・ストーリー
途中まで全然感情移入ができなかったのですが、最後の最後で主人公とあるキャラクターとの関係性がわかった時にはMM2のテッドブロイラーとの因縁を果たした時のような感動を感じました。
BAD/REQUEST
・全体調整が甘い
ボイスが邪魔だったので、戦闘とイベントボイスをオフにしたら、なんとアニメーションのボイスもオフになりました。
そのほか、せっかく主要キャラを山本さんデザインにしているのに、汎用キャラは3から流用など、全体的なデザインの統一がなされていません。
世界観も同じく、ゾンビもの、宇宙もの、残虐表現、ロリ要素…脈絡がなく、ただ人目を引くためだけに入れ籠んだような印象を受けてしまい。
細かい説明はなくとも論理的に全ての要素が結びついた1〜3を再度見直して欲しいです。
また、戦車関係の装備品は強さのインフレが起きているため、後半は人間で戦わないといけない賞金首、ボスには勝てるけど、戦車でも戦える賞金首とボスには歯が立たない状態に陥ります。
反面、ラッシュなどを整備すれば楽に勝てるなど、ゲームバランスには問題ありです。
・戦車のバリエーションが狭い
相変わらずネタ戦車があるにも関わらず、肝心要の戦車のバリエーションは多いとは言えません。
DLCで購入はできるのですけど、購入戦車は一車までしか出せず。
そして、グランド系の特性が増えたせいか、“固定”されることが多く、統一がしづらいです。
後半に行くほど、装備や特性の固定化が強くなり、バリエーション豊かとは言いがたい状態。
サーガも砲門の概念を入れてしまったため、同じ問題を抱えていましたけど、DSのシリーズもラッシュ系特性のおかげで同じ問題を抱えてしまった印象があります。
見た目は派手になりますけど、難易度やバランス制御をトレードオフにするならば、削ってしまったほうが良い要素だと思います。
・“センス”が悪い
ワルバラとリモコン半太郎の言い回しは寒いの域に達しているほか、金輪際リゾートの残虐表現はもはや失笑もの、全体的に“センス”が悪いです。
また、アビィやカリンが時々コケるのですけど、あれって何を狙っていれたんでしょう…
カリンは連戦で傷ついているを表現したかったんでしょうけど、アビィはドジ設定だったりするんでしょうか…
とは言え、そんな個性付けをしているにも関わらず、全キャラクターの感情表現は小さくジャンプするのみ。
SFC時代のRPG作品でも手を振る、笑うなんて動作が入っていたものですけど、本作は怒る、驚く、笑う、威嚇する、全て小さくぴょんぴょんジャンプするのみです。
・会社都合をところどころ感じます
ネットで「キャラクターデザインが悪い」と話題になった、一ヶ月後に旧キャラクターデザインや汎用キャラのデザインに変更できるコードをつけた限定版を発表するなど、戦車ブームにあやかって急いで開発して発売した印象が拭いきれません。
先にあげたゲームデザインの不統一も本来なら避けられたことだと思うのですが、開発の現場と経営層との間で本シリーズに対する意識の違いにより生じたように感じられてしまいました。
見事なまでに、せっかくの山本貴嗣さんデザインはじめ、面白い要素があるのに、自らの手で殺してしまっている、とても惜しい一本でした。
COMMENT
DSサーガを除き、FC含む全ての作品をプレイ済みです。
本作に高評価をつけてしまうと、今後も同じ”失敗”を続けられると思いましたので、低評価とさせていただきます。
個人的にランク付けするとしたら、2>1=3>>>>>>>サーガ=4でしょうか。
3、2Rの不満点を解消してくれたものの、サーガにあったゲームバランスの悪さが本作で復活したような印象。
その上、旧来のファンを大事にしたいのか無視したいのか、新規ファンを増やしたいのか、中途半端感が否めない完成度にはがっかりの一言でした。
工夫を随所に施してくれているのですけど、悪いところで上げたように内部でのコンセンサスがとれていないのか、せっかくの良い工夫をすぐさま別の抜けが殺しているような作りなので、自由さが売りのゲームだったのですけど半端じゃない「付き合わされ感」が発生しています。
住民がみな「ラトゥール」に憧れているものの、中盤以降の町は綺麗に整備されているのでなぜラトゥールに憧れているのかわかりませんし、せっかくモーターレギオンが存在しているのに、2のグラップラーのように住民に特別恐れられている訳でもなく、ラトゥール内部の一部の人間が「やばい」と言っているだけ。
伏線は多いものの、独立してしまっているので世界観にも繋がらず…
本作品は、山本貴嗣さんはじめ、プロデューサーなど現場のかたがたも「世に出したくなかった」と思っているのではないでしょうか…
で、できれば今後出荷する分は「メタルサーガ2」に名前を変更していただけないでしょうか…
Amazonレビュー
レビュー者: バックストリート坊や レビュー日: 2017-07-05有料ダウンロードなしでも遊べて、ストーリー上でも手に入るものも多いですが、過去作からやってる人間からすると、欲しくなってしまうものや、倒したくなる賞金首があります。
ただ、限定ダウンロードなど、もうすでに手に入らない物があると、それもすべて有料で、後にダウンロードできるのようにしておけば、よかったと思われます。
買う人はいるのだから、頭ごなしに有料が嫌なら批判するなり、あきらめるなり、最終的に決めるのは自分なのだから。
ただ製作者側はこのような実態を把握して、次回、作成していただきたい。
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GOOD!
・オリジナリティ(5pt)
シリーズを通してのオリジナリティの評価となります。
設定や世界観はよくある近未来SFですが、戦車+RPGという組み合わせは他に類を見ません。
戦闘は生身でも戦車に乗った状態でもできますが、もちろん後者が圧倒的に有利です。
しかし障害物がある場所には戦車を持ち込めませんので、
一部のダンジョンでは強敵に対する上でいかにして戦車で戦える状況を作るか考える必要があり、
一種の謎解きのような楽しみを味わうことができます。
・熱中度(4pt)
戦車のカスタマイズがとにかく楽しいです。
戦車のパーツには大きく分けて兵器、エンジン、Cユニット(OSみたいなもの?)があります。
基本的に強い兵器をたくさん積み込むのが有利となるのですが、兵器には重量の概念があり、
エンジンによって積載量の限界があってそれとの兼ね合いも考える必要があります。
Cユニットは本作では戦車に特性を付与する効果が重要となります。
連続攻撃が可能になったり会心の一撃が出やすくなったりというような
戦術に直結する効果があるのでとても重要なファクターです。
また、「超改造」と呼ばれるやりこみ要素があり、
特殊な手順を踏むことでお気に入りの戦車や兵器を限界を超えて強化することができます。
・満足感(4pt)
ゲームシステム面では言わずもがな。
シナリオは薄味ですが、意外性もあり、世界観を活かしてきれいにまとめてあると思います。
BAD/REQUEST
・グラフィックス(2pt)
キャラクターデザインにやや古臭さがあり、クセが強いです。
また、3Dモデルに関しても敵や戦車は魅力的ですが、
味方側のキャラクターが若干チャチに見えます。
個人的にはプレイしているうちに気にならなくなりましたが。
・音楽(3pt)
新曲もシリーズ伝統の曲も、音楽そのものは素晴らしいのですが、
一部のBGMやSEで音割れしているように聞こえる部分があったのが残念です。
・快適さ(3pt)
戦闘のテンポや操作性、インターフェースは問題ありません。ストレスなく遊べました。
ですが特に戦車関連のシステムに多少の説明不足があるように思えます。
シリーズ初心者向けにもう少し詳細なヘルプを作っても良かったのではないでしょうか。
それでも、過去のゲームと比べると親切な方なのですが^^;
例)一部の固有兵装に上位互換がある、一部の多段HIT武器にダメージ補正がかかる、等々
COMMENT
・難易度
個人的に難易度はそう高くないと思っています。
かと言ってヌルゲーかと言えばそうでもなく、
事前の知識や対策無しでボス級の敵に挑むとあっさり全滅させられるのはしょっちゅうです。
幸い全滅しても大したペナルティはありませんし、
全滅しながら敵の弱点や対応策を考えていけばちょうどいいと思います。
あるいは後回しにして先の街に進んでしまっても全く問題ありません。
また、メインのストーリーの他にサブイベントやおまけ要素も山ほどありますので、
それらも抜かりなくこなしていく場合は
メインのストーリーの方ではやや戦闘が簡単に感じられるかもしれません。
良くも悪くも自由度が高いため、プレイスタイルによってゲームバランスが大きく変わります。
自分なりのこだわりや縛りを考えてプレイするとより楽しめると思います。
・ダウンロードコンテンツ
DLC要素はありますが、全く使わずともゲームとして100%完成しています。
内容としては
「強力な武器・便利なアイテムが買える」
「キャラクターの外見を変更する」
「過去のシリーズで登場したキャラが仲間になる」
「過去のシリーズで登場した戦車が買える」
「過去のシリーズで登場した賞金首(ボス)と戦える」
というようなもので、基本的には旧作のファンに向けたオマケ要素と言えます。
なお、特に武器系は序盤から利用することでゲームバランスを大きく崩すので注意です。
・総評
MM1、MM2、MMR、MS砂塵、MS鋼、MSNF、MM3、MM2Rとシリーズをプレイしています。
途中紆余曲折ありましたが、順調に進化を遂げているゲームだと思います。
特に今回、3D、アニメ、ボイス等の新しい要素が入りました。
実は当初、そういった新要素が、かえってゲームの魅力を損なうのではないか、
という保守的な考えが頭をよぎらなかったでもないのですが、
蓋を開けてみれば、
どの要素もスパイスになってはいても料理の味を損なうものではなかったと感じています。
この調子でぜひMM5も出して欲しいですね。MMR:Rとかでも良し!(笑)