ゼノサーガ I・II
中央値: 67 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 12.23 難易度 1.46 mk2レビュー数 48ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt |
70pt
GOOD!
PS2版でお世辞にも褒められなかったEP2部分が、上手くリメイクされている。
それ故、PS2からのファンも、新規のプレイヤーにも勧めやすい物になっている。
戦闘システムは少々煩雑ではあるけども、理解出来れば非常に面白い。
基本的にエピソード1準拠だから、そのシステムが好きだった人は問題無し。
ドット絵のキャラはとても可愛く、ポリゴンのキャラとはまた違った愛嬌がある。
特に、不安だったエピソード2デザインのコスモスも、ドット絵だと非常に可愛かったりするのには驚いた。
一部の新しく付け加えられたサブシナリオも、
そのキャラそのキャラの個性が良く表現されていて面白い。
用語辞典がボタン一つで呼び出せる、DSの2画面を活かしたシステムがあり、
時折会話に挟まれるやや難解な専門用語も、その場で理解できるのは便利。
BAD/REQUEST
まず、エピソード1で非常に面白かったカードゲームが削られている事。
このゲームは間違いなくDSのシステムでより面白くなると思っていただけに残念。
戦闘システムがかなりのやり込みに耐えられるほど練られているにも関わらず、
そのバランスとシナリオの流れがそれを許さない。
具体的に言えば、このゲームはまずシナリオありき、といった感じなので、シナリオの流れを阻害するようなダンジョンや戦闘は削られている。だから、戦闘する機会自体が普通のRPGより少なく、その為にレベルも上がりやすくなっており、敵も必要以上に強くはなく、非常にテンポ良く進む。それ自体はプラスに働いているとは思うが、RPGの戦闘自体を楽しもうと思ったのであれば、少し味気ない。
PS2からDSへの移植なだけあって、元に比べれば演出が地味。
一例を挙げれば、シナリオ上でとあるキャラ同士が戦闘する場面があるのだが、それが台詞のみで表現されている為、完全に描写不足だったりする。
COMMENT
このソフト、エピソード2の反省もあってか、シナリオが原案に忠実に作られており、普通のゲームでは味わえない、このシリーズならではの楽しみが思う存分堪能できる。ただ、そのせいでPS2版の時も賛否両論であった”ムービーゲーム”としての利点と欠点を、そっくりそのまま残しており、むしろ、DSに移植した事でムービーゲームからテキストゲームになってしまった観があって、ムービーゲームの強みであった演出が地味になっている。
こういう事を踏まえて、ゼノサーガファン、特にエピソード2で絶望を味わった人、ゲームで展開されるSFに興味がある人、ちょっと変わったRPGをやってみたい人、あるいは、パッケージの女性キャラに興味が湧いた人は、買っても損は無いと思う。
逆に、普通のRPGをやりたい人、長い文章を読みたくない人、いわゆるムービーゲームが嫌いな人にはあまりお勧めできない。
Amazonレビュー
レビュー者: ヌッキー レビュー日: 2015-05-29アクセスランキング
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GOOD!
PS2版は長いイベントシーンとさらに長いダンジョンが繰り返される感じだったが、本作ではどちらもコンパクトに洗練されまとまっている。そのおかげで、ゼノサーガの最大の魅力であるストーリーを純粋に楽しめるようになっている。
グラフィック面ではPS2版よりはるかに劣るが、ムービーに頼っていないせいか、むしろ演出はPS2版に勝っている印象を受けた。
キャラクターのグラフィックが微妙・下手だという評価が多く、私もプレイする前は同じような印象を受けていたのだが、実際にプレイすると、ちょうどいいように感じた。雑誌やホームページに掲載されているスクリーンショットは、実際のゲーム画面よりもだいぶ明度が高いので、下手に見えただけなのだと思う。
音楽は光田康典氏ではなく山下康介氏が担当されているので心配だったが、杞憂だった。とても「ゼノ」の雰囲気に合っていた。
BAD/REQUEST
・自由度が低い。
・やりこみ要素が少ない。
・戦闘はゴリ押しで勝てるので、戦略的な戦闘システムが生かせていない。
COMMENT
私はゼノギアスの頃からのファンで、ゼノサーガは物足りなく感じていたのですが、この作品をプレイしてみて「ゼノサーガってこんなに面白いお話だったんだ!」と気づきました。PS2版は無駄な飾り付けをされていたので、本質的な部分がかすんで見えていたのだと思います。DS版は「ゼノ復活」を感じさせるものでした。