ソーマブリンガー
中央値: 67 Amazon点数: 3.7
スコアーボード
標準偏差 15.96 難易度 1.77 mk2レビュー数 77ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 5pt | 5pt | 2pt |
95pt
GOOD!
・SFC全盛期に回帰?超スタンダードなアクションRPGです。
簡単な操作とシンプルなシステム、SFC全盛期の頃に多く存在したアクションRPGをそのままの形で進化させた様なタイトルです。
聖剣伝説シリーズ等に雰囲気が似ておりますので、当時を懐かしみながら楽しむ事が出来ました。
・簡単な操作で爽快感抜群の戦闘システム。
敵に連続して攻撃を当てるとブレイクという効果が発動し、空中に吹き飛ばされ無防備になった敵を更に追撃出来るというシステムがあり、爽快感抜群です。
敵の攻撃を喰らう事が前提になっており、敵と真っ向からぶつかり合うといった感じの戦闘が楽しめます。
・癖のない絵柄で親しみやすいキャラクター。
メインキャラクターはシンプルであっさりとした、可愛らしいタッチで描かれています。
太めの線で描かれた輪郭に優しい色遣いで彩色されており、非常に柔らかい雰囲気を感じました。
・強くて賢い、頼れる仲間たち。
仲間のAIが総じて賢く、無駄な行動を取ったりしない為、イライラさせられる事がありません。
プレイヤーキャラクターが仲間を引き連れて戦うタイプのアクションRPGでは、仲間が壁に引っ掛かってしまい動けなくなるという場面に遭遇する事がありますが、このゲームではそういった事がありませんでしたので、終始快適にプレイする事が出来ました。
・やり込み派にはたまらない!豊富なサブイベント。
手強い隠しボスや隠しダンジョンなどが多く用意されており、クリア後も長く楽しめます。
ドロップアイテムを集めたり、レベル上げに凝り出すと止め時を見失ってしまいそうです。
また、本編のサブクエストも豊富で、寄り道派には嬉しい仕様となっております。
・ユーザー思いの開発者の皆様に感謝!環境面も隙のない丁寧な作りになっています。
ロードが短くキーレスポンスも良好、操作感も良く、拠点とダンジョン間の移動も楽々で、プレイ中にストレスを感じる事がありませんでした。
どこでもセーブが出来るのもGood!外出先でプレイしていて、電源ランプが赤くなっても安心です。
また、他のゲームでいうところのバックログに相当する機能があり、しばらくゲームをプレイする事が出来なくても、先のプレイではどこまで進んだか、次の目的地はどこか?などといった情報が一目で分かる為、時間のないプレイヤーには嬉しい配慮だと思います。
固有名詞が多く登場する為か、用語集も充実しており、ストーリーが理解しやすい様に作られているのも好印象、ありとあらゆる面がユーザーの気持ちになって作られているのが分かります。
・涼しげでどこか切ないBGMが物語を盛り上げます。
ゲーム内の音楽を担当されているのはクロノ・トリガーやゼノギアス、シャドウハーツなど、国産の良質なRPGの音楽を多く手掛けられている、あの光田康典氏です。
透明感溢れるメロディーが堪りません!
音質も良く、ノイズの様なざらついた音も入っておりませんので、聴いていて非常に心地よく感じました。
BAD/REQUEST
・アイテム回りに関しての要望がちらほら…。
ゲームの性質上、敵からのドロップアイテムが多数手に入るのですが、売却する以外に使い道のないものが多く存在する事が気になりました。
沢山の武器や防具が登場するのですから、アイテム図鑑等への記録といった収集要素があれば、アイテムの集め甲斐もあったと思います。
・操作キャラクターは大勢居るのに、誰を選んでもストーリーは変わらず。
ストーリーの大幅な変更は難しくとも、キャラクター別のサブシナリオでもあれば更に評価は上がっていたと思います。
COMMENT
DSのアクションRPGでは五本の指に入る程の名作だと思います。
シンプルでユーザーに優しい作りとなっておりますので、ライトユーザーからコアユーザーまで、どなたにでもお勧め出来る一本です。
また、発売から相当日が経っており、今なら安価で手に入りますので、家族やお友達と一緒に購入してマルチプレイを楽しむのも良いでしょう。
Wi-fiに対応していない為、いつでも誰とでもマルチプレイが出来る訳ではありませんが、ネットワークを介して顔の見えない相手と無言でプレイする事を考えると、この仕様は健全だと感じました。
ゲーム自体の出来が非常に良かったので、次回作も今作と同じスタッフに開発して頂きたいと思います。
RPG不足の3DSに次回作もしくは今作の流れを汲んだ新作の投入を期待しております。
Amazonレビュー
レビュー者: 2KR レビュー日: 2008-03-01また初ARPGということで戦闘面で不安があったのですが仲間CPU2人がなかなか強く(敵が弱い?)ストレスなく戦闘を楽しむことができます。
最後に注意点として言うと、このソフトは初心者やあまり時間のない方にはオススメですがコアなゲーマーの方はヌルいと思われるかもしれません
アクセスランキング
-
逆転裁判4
法廷バトル、(廉価版、2008年4月24日発売:2,100円)
■価格:5040
■発売日:2007-04-12
-
テイルズ オブ イノセンス
■価格:6090
■発売日:2007-12-06
-
レイトン教授と不思議な町
Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2007-02-15
-
ニュー・スーパーマリオブラザーズ
アクション、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2006-05-25
-
押忍!闘え!応援団
応援リズムアクション、プレイ人数:1人?4人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-07-28
-
ウィッシュルーム 天使の記憶
アドベンチャー、振動カードリッジ対応
■価格:4800
■発売日:2007-01-25
-
マリオカートDS
アクションレース、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?8人(ダウンロードプレイ対応)
■価格:4800
■発売日:2005-12-08
-
ポケットモンスター ダイヤモンド/パール
RPG、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2006-09-28
-
おいでよ どうぶつの森
コミュニケーション、Wi-Fi対応、プレイ人数:1人?4人
■価格:4800
■発売日:2005-11-23
-
燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2
■価格:4800
■発売日:2007-05-17
GOOD!
・近年めっきり減ってしまったファンタジーっぽい世界観のゲーム。懐かしい感じがする。パッケージを見てファンタジーっぽい世界観だと思ったので購入した。個人的にはここが一番のプラスポイント
・レベルアップの際に得られるポイントをプレイヤーの判断で各ステータスに振り分けてキャラを強化していくシステムになっているので、キャラの成長を自分で操作できる。アビリティも、自分が覚えたいアビリティだけ覚えてそれだけを強化する事ができる。自由度はそれなりに高いと思う
・ダンジョン内に、本拠地へのワープポイントが多数配置されているので気軽に進められる。いつでもセーブができる
・本拠地に帰れば何回でも無料で体力を全回復できる。前述の多数のワープポイントと併用することで、危なくなったらすぐに本拠地に帰還して全回復してから再出撃、という事ができる。親切な作りになっている
・お金が非常に溜まりやすい。この事に対して批判的な意見も数多く見かけるが、自分は大いに結構だと思う。金を稼ぐ為だけのプレイ時間は極力ない方がいい。今作は敵のアイテムドロップ率が非常に高いので、それを売っていけば序盤から相当な額の資金を得る事ができる
というか、店で売っている物より優秀な装備品がバンバン落ちるので基本的に店で装備を買う必要がないからお金の使いどころがあまりない。回復薬を買うことはあるが、単価が安い上に上記の「本拠地帰還→全回復」という手段があるのでそこまで大量には消費しない。要するに、このゲームはお金を使う場面があまりない。それが良いことがどうかは微妙だが、「金稼ぎの時間を割く必要がない」という点は評価したい
・ゲームは使用キャラ1人、AI操作が2人という形で進むのだが、このAI操作キャラがかなり強い。自分で操作するキャラより耐久力が相当高く、あまり敗走しない。ゲーム自体に細かい操作がないので敵に突進して攻撃しまくるだけなのだが、かなり頼りになる
・「少年が少女を守る」という設定が結構好きなので、ストーリーの「方向性は」好みだった。しかし、問題も多数存在・・・これは下に書く
BAD/REQUEST
・なんといっても、キャラが薄すぎる。今作の不満は全てコレに収束されると言っても過言ではない。どこから言及すればいいか困るレベルにここがあまりにも致命的なので、BADはコレを中心に書く
主人公とヒロインを含めた8人がメインキャラという位置づけなのだが、全員が全員、ビックリするほど薄い。特にグラナーダが酷過ぎる。最初から異様なまでの存在感のなさで、「こいつ居る意味あるのか?」と思った。「途中でスポットが当たって存在感が増すのかも知れない」と思いながらやったが、結局最後まで同じだった。「空気キャラの究極形」と言って差し支えないレベル
グラナーダに限らず、各キャラに対する掘り下げが皆無と言っていいほどないので、キャラにまったく愛着が湧かない。ストーリーにおける必要性が感じられるキャラも少なく、ストーリーを進める上で必要なのは主人公ヴェルト、ヒロインのイデア、アインザッツ、カデンツァの4人だけじゃないか?その4人も、ほとんど掘り下げられないので非常に薄い。残りの4人はもはや悲惨と言える
このように掘り下げがほとんどない為、ところどころで明かされるメインキャラの昔話や秘密があまりにも唐突で「え?あ、そうなの?ふーん・・・」という反応になってしまう。序盤でいきなりミラーズの家族関係に焦点が当てられた時は「おい、まだミラーズ本人がどういう人間なのか全く把握できてないのに家族の事話されてもなにもわからんよ!」と思った。航海士のモニカに関するエピソードも、プレイヤーがモニカ本人に関してほとんど何も知らない状況で投入されるので「まず、お前は誰なんだよ?!」という印象しか浮かばなかった
同様に、ヴェルトがイデアの事を「守ってあげたい」と思う理由が全くわからない。出会ってほとんど時間が経ってない時点で既に保護意識が芽生えているのには「?」とならざるを得ない。ここは非常に重要なポイントだと思うのだが、色々と謎の多いイデアをヴェルトがあっという間に好きになっていて完全に置いてきぼりだった
他にもミラーズとフォルテの関係や、ヴェルトの母親のくだり、アインザッツの妹のくだりなど、メインキャラに関するエピソードが全て唐突に始まって唐突に終わる。語られるのが一瞬な上、ストーリーになんの影響も及ぼさない事がほとんどなので「???」の連続。今作はとにかくこういう「唐突な展開」が多い。あまりに雑過ぎる
少なくとも、ヴェルトついてはもっと深く掘り下げないとダメだろう。主人公である意義が感じられない。物語中盤でのカデンツァとエレオスのやり取りを見て、「このカデンツァのポジションって本来主人公が担うべきじゃないか?」と思った
イデアとの関係も、もっともっと掘り下げないとダメ。「主人公がヒロインを守る」ストーリーなのに「主人公がヒロインを守ろうとする理由」がわからないというのは致命的すぎる
クリア後にEXダンジョンというおまけ要素が解放されるが、自分はやっていない。もしかしたらコレをやれば少しはキャラに対する見方も変わるのかも知れないが、どちらにせよメインストーリーで掘り下げていないのはダメだろう
・ストーリーがわかりにくい。しかも上記のように登場キャラが薄過ぎるので、ストーリーを頑張って理解しようという気にもならない。キャラに魅力がないとストーリーにも魅力がなくなってしまう
・戦闘の時、巨大な敵の攻撃範囲が広すぎる。避けられない
・ダメージを蓄積する事で発動し、大ダメージを与えられる「ブレイク」が敵に有利過ぎる。ボス級の敵になると、二回ほど攻撃しただけでこちらはブレイクしてしまう。しかし向こうは全然ブレイクしない。結局、微々たるダメージをちまちまとエンドレスで与えるという作業になってしまう
また、このブレイク以外の戦闘システムに目新しさを感じなかった。没個性的すぎる
・今作は、ゲーム開始時にプロローグとして主人公の独白が流れる。主人公のエンディング後の台詞という設定なのだが、これを見てしまうとストーリーのオチがある程度読めてしまう。ある意味このプロローグが究極のネタバレと言える
・ゲーム内のイデアの絵がちょっと可愛くない。哀しそうだったり、動揺してたりする、要するに感情を出した表情ではそうでもないのだが、無表情の絵が可愛くない。パッケージの絵の方がずっと可愛い
・今作に限った事ではないが、ファンタジーっぽい世界観に中途半端に機械文明や電子機器を導入しないで欲しい。色んなキャラがキーボードを叩く仕草をしたり、無線機みたいな物を取り出した時は萎えた。そういう所は最先端なのに、街だけどこか原始的というのは違和感しかない
COMMENT
アクション部分に関する不満は他の方がたくさん書いているので、キャラについて多く書かせてもらった。ストーリーがよくわからない、なんだか消化不良というのも、「キャラの薄さ」が多分に影響していると思う
どこか懐かしさを感じさせる世界観はいいのだが、このキャラの薄さがいくらなんでも酷過ぎる。RPGにおいて、キャラクターの掘り下げというのは一番欠かしてはいけない部分だと思う。
最近ではあまり見かけないタイプのゲームなので結構期待しながら始めたのだが、自分の求めていたゲームではなかった
アクションもストーリーもつまらないというワケではなく、キャラ一人一人がしっかり作り込まれていればなかなかの良作になったと思うので、非常に残念