探偵・癸生川探偵事件譚 仮面幻影殺人事件
中央値: 70 Amazon点数: 3.5
スコアーボード
標準偏差 16.01 難易度 1.84 mk2レビュー数 75ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt |
72pt
GOOD!
・はじめの事件発生から、どんどん話にはまってしまいます。二転三転する展開に目が離せなくなるはずです。自分で推理する(させられる?)場面が多く、それが評価されるシステムもよかったと思う。
・事件を盛り上げる音楽もなかなかいい。
・絵柄は賛否両論ありますが、俺的にはよかったと思います。
・画面や字がきれい。難しい漢字には読み仮名まで打ってくれて、最高。
BAD/REQUEST
・データセーブが1つしかできない。これは致命的。
・タッチペンでテキストをめくっていると、いつの間にか選択肢や指示ポイントを触っているパターンがある。おかげで評価下がりまくり。
・評価がラストで発表、しかも評価基準が不明。あんまり長いので、章ごとのほうがよかったと思いますが。
・ネットの知識が多少必要かも。
・(修正前は良い所に)メモをコンプリートする楽しみがある、と書いたんですが、どうやら初めからやるとメモもまっさらになるみたいです(当然)。せめて別途収集メモを閲覧できるメニューを設けたほうがいいと思うけどな。終盤の評価ランクによって追加されるキャラプロフィールを見たいときなんて、そのデータをセーブしておかないといけないわけで、データ1つしかセーブできないこのゲームにとって、「メモデータ残したいのならもうゲームするな」を意味している様なもの。
COMMENT
中盤で出てきた情報だけで、俺的には犯人がほぼ確定だった。その後、いろんな情報が一気に出てきて話が混乱してきたものの、そんな話の途中で登場キャラの素性を予想するというのが推理ものの醍醐味である。
それにしても、夜中に出歩いたりネット相手にすぐ会おうとする警戒心のない女キャラ、XXを小包で送る犯人(小包で済む大きさ重さじゃないと思うが)、子供に無関心な親、人が多いマンションで飛び降りから発見まで20分?ってツッコミどころがあるものの、話の筋がしっかりしていたので最後までのめりこむ事ができた。次回作を期待。
「XXXーコード」以上、「逆裁」以下(キャラの濃さを比べると)の出来だと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: 醍醐 レビュー日: 2008-07-10ただ、アプリを遊んでいないとゲーム中にアプリ版に出た事件の話だったりキャラクタだったりがでてきたりするので全くアプリを遊んでなくてDSから初めて遊び始めましたって人には少しさびしい感じがしました。
アプリ版を遊べない人のためにDSでアプリ版集を出したりしてくれると嬉しかったんですけど。
アクセスランキング
-
テイルズ オブ イノセンス
■価格:6090
■発売日:2007-12-06
-
ドラゴンクエストIX 星空の守り人
ロールプレイング、ワイヤレスプレイ(2人?4人)、Wi-Fi対応
■価格:5980
■発売日:2009-07-11
-
逆転裁判4
法廷バトル、(廉価版、2008年4月24日発売:2,100円)
■価格:5040
■発売日:2007-04-12
-
ファイナルファンタジーIII
RPG、Wi-Fi対応
■価格:5980
■発売日:2006-08-24
-
世界樹の迷宮
3DダンジョンRPG、(Best版:2010年7月15日発売)
■価格:5229
■発売日:2007-01-18
-
レイトン教授と不思議な町
Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2007-02-15
-
すばらしきこのせかい
タッチアクションRPG
■価格:5980
■発売日:2007-07-27
-
ウィッシュルーム 天使の記憶
アドベンチャー、振動カードリッジ対応
■価格:4800
■発売日:2007-01-25
-
ポケットモンスター ダイヤモンド/パール
RPG、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2006-09-28
-
ファイナルファンタジー4
RPG
■価格:5980
■発売日:2007-12-20
GOOD!
元気社の作品には、大別して「オリジナリティーの高さ」と「個々の場面を効果的に演出する力」、そして筆者の「文章能力の高さ」。この3点が必ず共通して見られます。特に登場人物の心理状態をテキストで描写する際のセンス、表現における語彙の豊富さは、他のどのジャンルの作品と比較しても、明らかに抜きん出ている。これらは作品を評価する際に最も大きなポイントです。
全体のストーリーとしては、アプリ版初期7作の集大成的なものになっていました。着眼点として素晴らしいのは、ゲームの世界の中でのオンラインゲーム、二重構造の架空の世界観を設けているところ。この発想は既に「仮面幻想」から確立されてたものでした。
個人的に好感が持てたのは、「犯人やトリックを当てるありきたりな推理ゲーム」になっていなかった事、単純な「犯人の復讐劇」ではなかった事。アドベンチャーゲームという一つの固定観念に縛られない内容であった事。この作品は映画や小説では決して代用できません。あくまでゲームでしか表現できない、だからこそ価値のと高いものだと思っています。
BAD/REQUEST
アプリ版と比較して、全体の規模が大きくなってしまった。これによって幾つかの弊害も生まれました。
まず癸生川シリーズは生王視点で伊綱と2人で行動する場面が全体の多くを占めている。伊綱が常に画面上に存在しているため、全体のトーンに変化を付け切れなかったこと。この長さだからこそ、尚更それが目立ってしまった。
一つ一つの選択肢がその後のストーリーに大きく影響する。それを考えると、全体の容量を踏まえてもセーブデータが一つだけなのは少なすぎる。
キャラクターはあくまでコミカルなタッチで描かれているために、背景画面とのコントラストに若干の違和感が生まれた。アプリ版の規模では問題ないのだが、DS版の次回作では検討の余地があるかもしれない。
COMMENT
ユーザーイベントで手がかりカードを入手する一連はもう少しコンパクトにまとめた方が良かった。