真・女神転生IV
中央値: 65 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 16.83 難易度 2.62 mk2レビュー数 39ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt |
75pt
GOOD!
女神転生シリーズは真2やデビルサマナーなど少々かじった程度です。
○オリジナリティ
「東京を舞台にした神と悪魔と人の物語」「悪魔と交渉して仲魔にする」「悪魔合体で強力な仲魔を作る」とシリーズでは定番ですが他のゲームでは味わえない本当に独特の世界観とシステムはやっぱり素晴らしいです!
近作は戦闘で弱点を突くか突かれるかで戦局が一変するバランスとなっており、レベルが高くても弱点を突いて上手く立ち回れば勝てるし、また同じように負けるときもあるとい極端なバランスになっています。
これがけっこう緊張感があり、こちらの弱点属性の攻撃を受けると敵が連続攻撃をしかけられるようになり1ターンで全滅させられるなど当たり前という、面白いシビアさですv
もちろん逆にこちらもそれができるのでパーティ構成やスキル構成を考えて挑めば強いボスを完封することもできます。
またそういう極端な難易度の救済策として「どこでもSAVE」「全滅してもお金(orゲームコイン)で復活」など気軽に遊べるシステムも搭載されていて親切設計になっています。
シビアなバランスでもやり直しが簡単なので何度でも挑戦できる、というゲーム設計になっていてとても良かったです。
○グラフィック
2Dのクラシカルな対面式戦闘の王道RPGですが、グラフィックの演出はとても綺麗です。
スキルごとにトドメ演出が変わっていてそれがけっこう派手で爽快感があります。
2Dでもこういう演出次第で見栄えが良くなり爽快感も出るというのは工夫してあると思いました。
あとはやはり東京のグラフィックが素晴らしいです、まさに東京でした!
実在する東京をポリゴンでとても上手く再現されていると思います。
あと真女神転生2などでは地下街と言えばただ壁があるだけのダンジョンみたいでしたが、あれをちゃんとグラフィック表現すると真4のようになるのだなと納得させられるものでした。
地上が人が住める状態ではないから地下街を築く、という納得いく設定をグラフィックで良く表現してくれていると思います。
○音楽
ロックテイストというか真2を彷彿とさせるような音楽だったと思います。
場所ごとの音楽はとても雰囲気に合っていてよかったです。
○満足度
ストーリーもかなりの量ですがそれに加えL・N・Cと3つルートがあり、それぞれEDがあるのでボリュームかなりのものです。
魅力的なキャラクターたちと予想外の展開・深く語られないけれど断片的に語られ想像を膨らませてくれる設定などとてもとても面白かったです。
ルートとしてはやはりNルートを最後のクリアすべき、まさに真4のメインだったと思います。
BAD/REQUEST
○東京のマップ
わかりづらいです。東京の地理に詳しい人はわかるのかもしれませんが、そうでない人には目的地がすぐにわかりません。
大体の位置がわかっても通れない道などがありどこをどう遠回りしていけば目的地に行けるのか探し回ることになります。
せめて一時停止してマップを細かく見られるようにしてくれればと思いますが、それができないためマップを見ている間に敵に襲われたりとイライラすることもありました。
○エストマソード
自分より弱い敵をスルーできるスキルなのですが、これが「自分より弱い敵を攻撃すると戦闘せずにする」というもので、本来は快適に探索などができるスキルのはずなのにいちいち攻撃しないと戦闘回避できないなど使い勝手はとても悪いです。
終盤になると戦闘する必要のないザコが増えるのに敵は襲い掛かってきてとても面倒でした。
○悪魔検索
合体検索はそこそこ使いますが、細かく設定できるわりに使い勝手がいまいち悪いというかよくわからないです。
○悪魔デザイン
一部のメインどころの悪魔デザインがかなり過去作から変わっていて印象が違い過ぎる上にイメージと合わないなど違和感がありました。
個人的には四○使やリ○スがグロい化け物デザインになっていること、あとヤマ○タケルがなぜか仮面ライダーになっているのは???でした。
あと本当に個人的なことですがサルタヒコが出ないのは不満でした!
○ルート分岐
Nルートこそメインストーリーであり、これをクリアしないと4の全景が見えてこないと思うのですが、このNルートに入るのがとても難しいです。
L・Cルートは選択肢を偏らせればいいだけなのですが、Nルートは中道を維持しつつ最後のL・Cルート選択前にほどよく逆側に偏らせておいて選択肢はまたその逆を選ばないとNルートに入れません。
攻略サイト無しではちょっと難しいです。
COMMENT
日本屈指のRPG制作会社アトラスの看板にして渾身の一作だけある本当によくできたRPGでした!
昔のRPGの良さを残しつつ、新しいシステムなどを取り入れて現代的に。
難易度は高くしても快適さを失わず救済策も自然と入っている。
そして神と悪魔と人間の三者三様のあり方を描くところは、まさに女神転生らしいと思いました。
個人的にやはりNルートの展開はとても良かったです。日本の神様はやっぱり世界最高にイカした神様たちですwビバ必殺の霊的国防兵器!国防というところがたまりませんw
歯応えのある難易度、残酷で独特の世界観、自分好みの仲魔編成、と女神転生らしさを維持しつつRPGとしても一級品の出来だと思います。
世界観と悪魔合体に抵抗が無ければRPG好きならばやって損なし!なのは間違いないと思います。
Nルートをクリアして、今ら5が楽しみです。・・・でも5は出るのでしょうかね(^^;
Amazonレビュー
レビュー者: DCOM レビュー日: 2017-05-28たわしともみあげの末路があんまりじゃないかと思う人は4fも買ってプレイしましょう。
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GOOD!
初代FC版から一通りシリーズはプレイしています。
・スキル継承の簡易化
比較的古い作品からのシステムであり、悪魔合体の醍醐味でもあるスキル継承ですが、好みのスキルが合体結果に出るまで結果表示→キャンセルを繰り返すことが多いのがストレス要因でもあったと思います。(いわゆる○×ゲー)
今作では合体時に継承スキルを選択出来るため、その点が楽になりました。
・旧作からのオマージュ要素
シリーズを通してやっている身としては、にやりとできる要素や懐かしい音楽などが豊富で良かったです。
下手に悪魔の古いグラフィックを描き直したりせず、そのまま使用しているのも好感です。
BAD/REQUEST
旧作品に比べ劣化している点が非常に多かったように感じました。
・ストーリー
一言で言うと「雑」でした。
まず、描写不足な部分が多く、キャラクターの行動の真意がまったく分からないため、展開に唖然とする部分が多かったです。
また、真シリーズといえばルート分岐、各々の思想のぶつかり合いが重要なテーマと感じているのですが、「声優同士の掛け合い」を重要視した結果でしょうか、それぞれの思想を象徴する各キャラが最後の最後まで仲良しこよしで、それもまたストーリーの唐突さ、雑さに拍車をかけています。
独特の無機質さや毒といったものもなく、非常に残念でした。
・グラフィック
>全体マップが見づらい。
通行可能・不可能の見分けが単純につきにくく、近づいてみて「ここ壁だったんだ」「ここ道路だったんだ」と気づく始末です。
>外注絵師の起用
まったく評価できない絵だけではなかったのですが、全体的に作品の雰囲気とかけ離れており、見苦しいです。
また、女神転生独自の魅力とは「伝承に語られる天使や悪魔」が現れる点だと思っています。
だからこそ、一般に私たちの持っているイメージとかけ離れた外注絵師の絵は欠点・悪点でこそあれ、評価点では全くありえません。
・システム
>合体システムの劣化。
見かけ上検索合体は便利に見えますが、基本的に悪魔Aと悪魔Bを合体させたいという場面が多いので、ゲームが進むにつれ使いづらさにストレスを感じます。
>月齢システムの削除。
会話・合体・戦闘・スキル等々に影響を与える非常に優れた、メインともいえる要素だったはずなのですが、「形骸化しているから」となぜか削除されてしまいました。
そのせいで、様々な点が味気なくなっています。
>シンボルエンカウント
シンボルエンカウントはエンカウントをプレイヤー自身の手で任意に調整できる点が利点ですが、今作では回避手段が実質存在しないので、ランダムでよかったのでは?とプレイ中、常に感じてしまいます。
そもそも、仲魔システムの都合上シンボルは根本からゲームデザインにマッチしていません。
>会話システムの劣化
シリーズが進むにつれ、割り込まれたり悪魔同士会話したり変なミニゲームが始まったりと進化してきた悪魔会話システムですが、ここに来てまさかの劣化。
真1程度にバリエーション乏しいんじゃないでしょうか?
>便利魔法の削除
ダメージゾーン回避の「リフトマ」、エンカウント回避の「エストマ」、拠点へ帰還する「トラポート」
ことごとく無くなっていた為、探索が苦痛でした。
・スキル継承制限の撤廃
今作では合体で無条件に何でもスキルを継承できるようになったのですが、そのせいで悪魔の個性が失われ、愛着も沸きにくくなっています。
また、戦闘システムの都合上、属性魔法が非常に重要になっているため、MPの低い物理型の悪魔よりもMPの多い魔法型・バランス型の悪魔を使った方が便利なため、物理型悪魔の利用価値が皆無になっています。
元々持ってるスキルなんて無関係に自由に付け替えられますしね。
COMMENT
前情報から怪しさを感じ、それほど期待はしていなかったのですが、その期待すらも下回る出来でした。
分かりやすくするためにシステムに手を加えて簡素化したりしたのでしょうが、そのことごとくが裏目に出ているか、魅力を損なっているかのどちらかで、「そこそこ良く出来た凡RPG」になっていたのがシリーズファンとしてただただ残念です。