真・女神転生IV
中央値: 65 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 16.83 難易度 2.62 mk2レビュー数 39ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt |
72pt
GOOD!
久々の真メガテンのナンバリングタイトル。
プレスターンバトルが恐ろしいほどの緊張感を醸し出しレベルが上がろうと油断すると全滅というシビアなバランス。メガテンの綱渡りな世界観そのままである。
ストーリーもハードな展開であり秩序と混沌そして中立の描き方も年齢層を意識してか非常にわかりやすい。(分岐のバランス取りは難しいが)
このシリーズに共通していることだが素晴らしいのは世界観。
勝者が作ってきた歴史の陰で、悪魔に堕とされた神々が居る。今回少しそういった部分は薄まってしまったが、タブーに疑問を呈する姿勢は健在。悪魔が実は豊穣の神様だったり、子宝の神様だったり、生活の面倒を見てくれる妖精だったりと決して悪いことをするから悪魔という一括りで描いてはいない。なぜ悪魔に貶められてしまったのか。それを調べていくと一つの結論に達するあたりがタブーなのである。そこも面白い。
一応個々の悪魔に注釈があるが、このゲームをやる時にウィキペディア片手に調べてみると、また世界観が広がると思う。日本でしかできなかったであろうこのゲーム。今のうちに堪能してもらいたい。
BAD/REQUEST
プレスターンバトルの弊害が序盤の難易度の高さを際立たせている。
先攻を取られると8割がた死亡。レベルが上がれば死ににくくなるもののリスクは同じ。
逆にこちらが先手を取れば瞬殺。特に中盤から後半にはアプリと戦力が揃い全体攻撃型の物理スキルで一掃。『弱点を責める』というのは雑魚戦ではほぼ形骸化される。
それでいて、ボス戦では弱点攻撃ができないと終始苦戦させられる。
初見では弱点探しの死に戦。解ったらリセット。
戦闘のトータルバランスが悪いのである。
さらにバランスを欠くのが経験値の配分。
雑魚戦を重ねても序盤はさして経験値はもらえない。クエストをクリアした時に高い経験値をもらえる。結局辛い任務中はレベルを上げることができず苦労してクリアした時にレベルが上がる。またクエストで苦労し・・・の繰り返し。さすがにこれだと挫折する人が出る。そこで『有料のDLC』
ここでもそれなりの強さが要求されるが経験値・金・アプリポイント変換できるアイテムが無限に手に入る。リアルマネーで全部で1000円弱。まあ買うわな。買わせておいて終盤は一回の戦闘で1万2万は経験値が入ってくる。詐欺かこれ。
実にアコギな商売だ。
最近こういうことが臆面もなく行われることには腹が立つ。
パッケージソフトとして完成品を顧客に届けるという意識が足りない。ここをこうするとより儲かるからという利益を追求型のソフトを作るあまり、あえてダウンチューニングしたソフトを売りつけるという姿勢が気に入らない。あくまでも追加コンテンツとして出すのであればやりこんだプレイヤー向けのイベントやアイテム等に限るようにできないものか。皆が皆、ソーシャルゲームの無限浪費方式を取るようになると結果的にゲーム業界の衰退を招くように思える。
さらにゲストクリエイターによる主要モンスターのグラフィック。
韮澤さんは造形では他に類を見ないクールさを見せてくれるクリエイターだがメガテンの世界観にはあまりマッチしていない。CGの拙さも相まっていいとこエロ触手モンスターだ。
金子氏の悪魔の描き方はその悪魔もしくは神の存在理由や崇拝の背景をイラストににじませつつ、神々しさと冷酷さを併せ持った素晴らしいものだ。
今回の他のクリエイターの物は明らかに浮いている。これじゃない・そうじゃない・どうも違うというミスマッチが作品の質を落としてしまった。通りすがりのゲストなどは要らない。悪魔絵師金子一馬に全て託してこそメガテンなのである。
出落ちキャラが多いのもマイナス点。せっかく専用イラストも用意してもらい今後の活躍も期待していたのに後半全く姿すら見せない。ルートによって出るという話も現時点では聞かない。伏線が回収できていない。ストーリーの都合もしくは時間の都合でカットせざるを得なかったとしても雑すぎる。
エンカウントシンボルにしてもレベル差が20もあればスキルの有る無しにかかわらず『逃がす』もしくは『逃げる』という選択肢があってもいいのではないだろうか。固定で道にいる者もいれば障害物を無視して突き進んで来る者もいる。先制されるか否かはこちらの速さもあるが印象はほぼランダム。敵が見えているというのに避けられないストレスがある。
今回は今までの作品に比べ少し粗が多いように感じた。どうも吸収合併された会社がブラックらしく先日当局の手入れまで入った。職場環境が急激に悪化しているようである。自分の将来を心配しながら仕事をするのは非常に辛い事と思う。次回また作ってくれるのであれば良い会社に移って完璧な作品を期待したい。
COMMENT
がんばれアトラス!
このまま消えてなくなったり、スタッフが散り散りになってしまうと今後良質なRPGができなくなっちゃうじゃあないか。昔から完成度の高い独特の世界観が好みだっただけに惜しいのですよ。
今回みたく外部のイラストレーターで悪魔を切り貼りしてみたりしなくていいから生粋のアトラスのスタッフで作品を作り続けて欲しいですね。
しっかしすれ違わないね?。地方に転勤になって住んでる周りが田んぼと畑で国道沿いじゃないと店も人もいない。おまけにドラクエやマリオならともかく、メガテンだと確率がものすごく低くなる感じ。うちのメタトロン(金子画伯)の性能けっこうすごいんスけども・・・。合体事故でラーマは出たけどヨシツネは望み薄かな。
Amazonレビュー
レビュー者: DCOM レビュー日: 2017-05-28たわしともみあげの末路があんまりじゃないかと思う人は4fも買ってプレイしましょう。
アクセスランキング
-
モンスターハンター3(トライ)G
ハンティングアクション、プレイ人数:1人~4人
■価格:5800
■発売日:2011-12-10
-
モンスターハンター4
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1〜4人 ■ セーブデータ数:3
■価格:5990
■発売日:2013-09-14
-
ファイアーエムブレム 覚醒
ロールプレイングシミュレーション
■価格:4800
■発売日:2012-04-19
-
モンスターハンター4G
■ ジャンル:ハンティングアクション ■ プレイ人数:1人(通信マルチプレイ 2~4人) ■ セーブデータ数:3 ■ ダウンロード版:5,990円
■価格:6264
■発売日:2014-10-11
-
マリオカート7
アクションレースゲーム、プレイ人数:1人?8人、ダウンロードプレイ対応、すれちがい通信対応、Wi-Fi対応
■価格:4800
■発売日:2011-12-01
-
BRAVELY DEFAULT -FLYING FAIRY-
RPG
■価格:6090
■発売日:2012-10-11
-
ファイアーエムブレムif 白夜王国/暗夜王国
■ ジャンル:ロールプレイングシミュレーション ■ プレイ人数:1人 ■ セーブデータ数:3 ファイアーエムブレムif SPECIAL EDITION版:9990円
■価格:5076
■発売日:2015-06-25
-
ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D
アクションアドベンチャー
■価格:4800
■発売日:2011-06-16
-
逆転裁判5
■ ジャンル:法廷バトル ■ プレイ人数:1人 ■ セーブデータ数:2
■価格:5990
■発売日:2013-07-25
-
真・女神転生IV
RPG
■価格:6980
■発売日:2013-05-23
GOOD!
女神転生シリーズはほぼプレイ済みです。
・悪魔合体の利便性
前作ではその悪魔の得意なジャンルのスキルが優先的にオートで選ばれたため、好みのスキル構成になるまで何度もキャンセルするはめになりましたが、今作では自由自在に選択できます。 また「おすすめ合体」なるものがあり、現在作成できる悪魔の中で、レベルの高い悪魔を自動でピックアップしてくれたりもします。
・スリリングかつ、爽快感のあるバトル
ほぼ3と同じ仕様で、弱点を着くと行動回数が増え、得意属性で攻撃してしまうと行動回数が減ってしまうシステム。 初見の敵の弱点を探すのも楽しいし、弱点を知っている敵を一方的にたこ殴りにするのも爽快です。ただし、敵に先制されるとが逆に一方的にぼこぼこにされることも。 そのスリルがまたいい。
・バロウズアプリシステム
ソウルハッカーズのCOMPのようなもので、レベルアップに応じて得られる「バロウズポイント」というものを割り振って、アプリ(スキルのようなもの)を習得できます。 主人公や仲魔のスキル枠を増やすもの、HPやMPの歩行回復機能を得るものなどがあり、どれを習得するべきか悩んでしまいます。
BAD/REQUEST
・一枚絵の敵グラフィック
これがもっとも残念。 戦闘時、一枚絵の敵がゆらゆら揺れているだけのRPGがこの時代に現れようとは・・・。 前作やペルソナ3、4では敵も味方も立体的でなめらかに動いていたというのに、手抜きとしか思えない。 せっかくのおもしろい戦闘も迫力半減です。
・残念な味方NPC
主人公の属する「サムライ衆」というグループに同期の味方が3人くらいいて、ストーリーによって同行してくれる時があるのですが、なにかと残念。 3人一緒についてくるのですが、戦闘に参加するのはそのうちランダムで一人。 なおかつ命令もできないので、ほぼ空気です。 せっかくの豪華声優がもったいない。
・雑な難易度
序盤、とにかく味方がもろいです。雑魚的の攻撃2発、下手すれば1発で死にます。 先手とられて弱点攻撃されたらまず壊滅状態。 ボスに関してはほぼ運ゲー。 どうにもできない時はどうにもできない。 どこでもセーブできるシステムでなければ 「このクソゲーがっ!」と言って投げ出していたかもしれない難易度。 そのくせ中盤からは やたら所得経験値がインフレしてレベルはあがりやすいし、一部の強スキルでごり押し可能になってくるしで難易度がぐいぐい下がっていきます。 もうちょいバランス良くしてほしい。
COMMENT
オリジナリティ 3点
シリーズものとして無難な範囲でのシステム。
グラフィックス 2点
BADで書いたように 一枚絵のバトルが非常に残念。
音楽 3点
可もなく 不可もなく。
熱中度 4点
悪魔合体が楽しい。 やりこみ甲斐もあります。
満足度 4点
ビッグタイトルを背負える 概ね満足な出来かと思います。
快適さ 4点
どこでもセーブ、合体関係の利便性、ロード時間、カメラワークなど特に不満なし。 個人的にはターミナル移動時にいちいちバロウズ(自分のパソコンみたいなの)がしゃべるのが鬱陶しいので減点1。
総評
3を楽しめた人なら概ね楽しめる内容かと思います。 ストーリーや雰囲気が暗めのゲームが好きな方、歯ごたえのあるRPGが好きな方におおすすめできる1本です。