スーパーロボット大戦UX
中央値: 68 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 13.84 難易度 1.67 mk2レビュー数 12ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 2pt |
74pt
GOOD!
・異色すぎる作品群とシナリオ
SDガンダムや人間とともに戦うヒーローマン、ボカロモチーフのフェイ・イェンHD、アダルトゲーム発のデモンベイン、漫画作品のラインバレルなど今までのスパロボには無かった異色の作品がいっぺんに参戦。
表だけ取り繕っておしまい、というクロスオーバーものが多い昨今、『スパロボUX』だけはこれらの作品を上手に料理しています。
どの作品が欠けても成り立たないシナリオとなっているので、いわゆる「いるだけ参戦」はいません。
ネタバレになるので詳しく書けませんが、作品どうしの大胆なクロスオーバーもさながら、オリジナルの要素一つでこの全く異なる作品群をまとめてしまうのがすごい。シナリオライターの腕に脱帽。
とにかくシナリオが綿密に練られており、今までスパロボをプレイしてきた方ならより一層驚くであろうストーリーになっています。
・戦闘システムはLを踏襲しつつバランスがよく
前作『L』同様パートナーユニットシステムが搭載されていますが、本作ではシングルユニットにも大きなメリットが有り、バランス調整されています。
テンポは前作より大幅に速く。Aボタンによる高速戦闘も続投しているのでとにかく便利。
・選曲センスがよい
一部参戦作品のBGMがOP曲ではなくED曲やゲーム版OP曲だったり、OPEDがない作品はアニメ版から挿入歌を持ってきたり、原作そのものがないフェイ・イェンHDに至っては、過去の『バーチャロン』のBGMに歌詞を付け、ボカロPと打ち合わせボカロによる歌曲を流すという、かなり手間をかけた作業までしており、
ファンの期待に応えようとするスタッフの努力が垣間見えるのが好印象。
BAD/REQUEST
・ガンダム系リアル頭身カットインの画質
『Z2』に次いで本作にもガンダムのリアル頭身カットインが出てきたのは嬉しいのですが、
なんだか画質が悪い気がしました。
同じくリアル頭身カットインが登場するラインバレルは細部の描き込みがよく見えるほど綺麗なカットインだったので粗さが目立ちます。
・アニメーションカットインが減った
『K』『L』で登場した、戦闘デモでカットインそのものをアニメーションさせることで本物のアニメさながらの演出をしていた部分が減っています。
そもそもこれが登場した理由が、「DSでは画素数や容量の問題で凝った演出ができない部分をこれで」ということなのですが、
3DSになり演出面でできることが大幅に増えたことで無くなったということなのでしょうか。
ちなみに汎用カットインがアニメするようにはなっています。
COMMENT
スパロボ歴は『K』が初で、『Z』『L』『Z2』『UX』と遊んできましたが、この中ではUXが個人的に一番だと思ってます。
戦闘デモはZ、Z2が流石に上だとは思いますが、開発や予算の違いからも仕方がないのかなとは思います。
とはいえ最近の本シリーズ作品、Z、Z2、OG2の戦闘デモがズバ抜けているだけ(シリーズものだし人気作品が多数参戦しているので)で、UXが劣っているわけではないというのが見解です。
立体視もありますし、当時すごいと言われていた『K』『L』より格段にパワーアップしています。
シナリオがシリーズ1と言われた『W』に勝るとも劣らない、もしくはそれ以上と言われるほどの良シナリオです。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon 好き レビュー日: 2017-05-15あえて携帯ゲームに挑戦!
携帯ゲームとは思えない程の臨場感あふれる出来に満足。
飛影やダンバイン(ビルバイン)が好きなので、
操作出来て嬉しい!
演出、効果音でも楽しめます。
難易度もなく、分岐もあるので、悩みながら何度も楽しめる。
ガンダムは1種類しか出ませんが、他の機体と馴染んでいて、
ボリューム感があって楽しめる内容になっていると感じます!
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GOOD!
・前作のLと同じくらい濃いクロスオーバー
ファフナーのキャラなんじゃないかと思うほど溶け込んでいるSEEDDESTINYのシンを筆頭に他作品キャラがよく絡む
特にマークザインに乗り換えイベントの際、まさかダンバインのキャラが一緒に乗り込んで、さらに台詞まで言うとは誰が想像できただろう。
こういうところにDVEが付いていれば尚良かったのだが…、α外伝以降でクロスオーバー台詞にDVEが付かないのが残念である。
・作品とキャラの特徴を最大限活かした捏造シナリオ
ダンクーガノヴァの続編って製作、参戦してたっけ?と勘違いするレベルの捏造シナリオは必見。1部のラストを飾るに相応しい、とても熱いシナリオになっていた。
また忍者戦士飛影のジョウとイルボラが序盤の内に絆を深める共同作戦を実行するが、これまた捏造とは思えないほど熱く、違和感無いシナリオとなっている。
・豊富な隠しキャラ
ネタバレになるためあまり語れないのが残念だが、生存フラグや隠しユニットに関してはキッチリと抑えるところを抑えてくれた印象。生存した場合のifシナリオもよくできているのも◎
・立体視を活かした戦闘アニメ
3DSの特徴である立体視を使ってみると迫力が出てくる戦闘アニメがいくつかある。
64、GBAシリーズからの古参とも言える開発が作っているが、3DSでの1作目ということで慣れてないところは多いものの、上手く立体視を活かせてるところがあるのは評価できる。
・安定しているBGMアレンジ
エーアイ開発ということで不安に思っていなかったが、やはり安定した高クオリティのBGMアレンジで、戦闘やイベントを盛り上げてくれる。
特にマークザインやラインバレルはイベントの挿入の仕方も合わさり見事と言える出来。蒼穹やLIFEGOESONなどの主題歌アレンジの高クオリティなもの、チョイスの良いものが多い。
・豊富なDVE
DVEとは簡単に言えばシナリオ中にボイス付きで台詞が流れること。
最近の声付き作品はこれがかなり少なくなっていたのだが、UXではかなり多く入れてきている。
ここにも入れてくれよ!と思う部分も多かったが、それでも増えたことが単純に嬉しいため○
また原作が漫画であるラインバレルは気合が入っており、印象に残るシーンのほとんどにDVEが付いている。
声優の名演技も合わさって、原作ファンなら感動すること間違い無し。自分はとても満足しました。
・機体ボーナスの追加
Lでは改造段階でしか強化されなかったボーナスが撃墜数でも強化されるようになっている。
さらに強力な効果も付与するようになっているので、ユニットを使い楽しみ、育てがいが出てくるようになった。
BAD/REQUEST
・前作であるLから劣化した戦闘アニメ
単純な劣化というわけでは無いが…。エーアイスパロボとして前作とも言えるLから戦闘アニメを一新しているものの、Lと比べると劣化している部分が目立つ。
もちろんカットインやドットの解像度自体は上がっているため綺麗になっているのだが、動きや演出が3DSに慣れていないせいか、ぎこちないところなどが多い。
特にエーアイスパロボのウリであるトドメ演出やカットインの減少が目立つ。
確かにLは使い回しできた作品も多かったのもあるが、この辺りはWからLまでずっと力を入れていた部分なのに急に雑になってしまった印象がある。
KやLに参戦している作品と比べるとそれが顕著で、特にファフナー勢は同じ武器でも機体毎に個性のある動きをしていたのだが(マインブレードを手元で回転させて突き立てる、画面奥からガルムを乱射して一瞬で手前に飛び移ってさらに追撃するなど)、今回は機体毎に動きの差異があるほうが珍しくなってしまっている。
こういう機体ごとに少し演出が違うのは、Jの頃からエステバリスなどでやっていたはずなのだが…。
前作まではビームライフルなどの地味な武装にもトドメ演出を付けていたりしたが、今回は必殺武器以外ではほとんど無くなっていて寂しいことになっていたりする。
またKでも出てた批判だが、トドメ演出のほとんどがただ背景で敵が爆発して機体が手前にいるだけというのになっているのもマイナスか。
ここはLでかなり改善されて、人物カットインで終わらせたり、爆発のあとで機体が動いたりして工夫を凝らしていたのだが…。
また地味だが一枚絵である通常人物カットインが動くようになったのはいいが、メッセージウィンドウが半透明になってカットイン全体を映す演出が無くなっているのはマイナス。迫力が無くなってしまっている。
長くなったが前作までは出来ていた、もっと洗練されていたはずの演出部分がリセットされてしまっていると感じた。
DSから3DSになったことで環境も変わり、ドットを一新したりしたため前までと違って一から作っているのでそういう面で仕方ない部分もあったのだろうが、Lが歴代スパロボでも1番演出が上手かったと自分は思っていただけに、この劣化はかなり不満でした。
・声付きになったことによる弊害
Lで登場したイベント専用特殊台詞が無くなったわけではないが、かなり減った。
特に最初だけ特殊台詞、次は汎用台詞に変わるというパターンが増え、前後の台詞の繋がりがおかしくなってモヤモヤすることが多い。
シチュエーション毎に細かく台詞が変わったりしたのだが、今回はやはりそれも少なくなっている。
また声が付いたことで特殊台詞と汎用台詞が入り混じるようになり、特殊台詞探しも苦労するようになった。
さらに声付きだと作品の固有名詞を喋った台詞は使い回しがしにくくなるため少なくなる傾向にあるが、これも顕著にあわられてしまっている。
Lでは声優でついで録りのしにくい面子の特殊援護台詞が豊富だったり(ボルテスやコンバトラーのサブパイロット達)、固有名詞をガンガン言ってくれていたので(「ボルテスに続くぜぇぇー!」など特殊台詞ではほぼ固有名詞が入っていた)、主役級でも新録が無かった2次Zほどでは無いが、やはり声無しのメリットと声付きのデメリットでは後者のほうが勝っていると思う。
・シナリオでの細かい部分での説明不足
特にオリジナル関連。
ライバルキャラであるジンが、唐突になにかの宗教にドハマりして美人母娘と共に自軍を攻撃してくるなんて…状態にしか見えない。
他にもシナリオのクロスなどの熱さで押し切ろうとしている部分も多く、細かく考え出すと粗のある展開は多いので、そういうのを考えるとモヤっとすることがある。
・システム面
立体視に意識を割きすぎたせいか、2画面やタッチパネルでの操作が疎かになった印象。
編成などもユニット数が増えたのにも関わらず、組み合わせのセーブくらいしか進化が見えない。
また分岐かどうかわからないで時間をかけて編成を組んだら、実は分岐前シナリオでその編成をまた一からやり直すことも多々。
この辺りは2次Zを見習って、次の出撃枠数や分岐選択シナリオか否かのアナウンスが欲しいところ。
COMMENT
スパロボシリーズはほとんどプレイ済み。エーアイ作品は全部プレイしてあります。
GBAから続く古参であるエーアイスパロボ初の声付き作品ということで、普段から声無しを敬遠してる人たちからも注目を集めた作品。
その注目に見合うだけのクロスオーバーや戦闘アニメは、贔屓目無しでも出来ているとエーアイスパロボファンとしては思う出来になっている。
ただエーアイスパロボファンだからこそ気になる粗も多く、出来ていたことが出来なくなっているという部分に関しては不満を感じてしまうことが多々あった。
スタッフを見ればカットインの担当が人数が減っていたりするのでそういった事情もあったのだろうが、それはそれでエーアイスパロボの武器をわかっていないと不満を言わざるを得ない。
シナリオは粗が目立つものの、自分がスパロボに求めているシナリオの方向性と見合っていたため個人的にはほぼ不満無し。
BGMやDVEなどシナリオを面白くさせる工夫も多く、L以来の久々にシナリオにのめり込ませてくれるスパロボだった。
総評としてはスパロボにどっぷり浸かったファン向けの意見ではあるが、好きな作品が出ているなら買って損はしないと太鼓判を押せる出来。
スパロボはプレイしたことが無いという人にもスパロボの何が面白いかがわかる作品だと思うのでぜひプレイして欲しい。
逆にスパロボファンの人にはダンバインなどの古参作品も意外な使われ方をしたりしていて、違った魅力を知れるチャンスも多い作品になっているんでぜひプレイして遊んでほしい、オススメの作品です。
点数についての補足。
・オリジナリティ
今までのスパロボとしては珍しい部分を再現したり扱い方、絡ませ方をしているのでその辺は+
・グラフィック
確かにLと比べれば高水準に進化したのだが戦闘アニメの演出の劣化が気になるため相殺
・音楽
特に文句無し、エーアイスパロボの音楽らしく高水準
・熱中度
一応今も(プレイ頻度は落ちているものの)定期的にプレイしているので+
・満足感
これも特に文句無し、細かい部分の文句はあるが個人の感想の範囲
・快適さ
Lからずっとそういう操作性の快適さは進化してないためマイナス
・難易度
経験者にとってはフェストゥムやELSに初見殺しされる程度で問題無しの難易度
未経験者の人には相変わらず少し難しいか?どちらにしろ相殺して普通