ファイアーエムブレム 外伝
中央値: 72 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 3 難易度 2.00 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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5pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 2pt |
69pt
GOOD!
・オリジナリティ
「前作「暗黒竜と光の剣」がマニアックすぎたから、初心者にも受け入れやすいように」と製作者側が語っている事から、本作特有のシステムが多数存在することになった。
「魔法はレベルアップで習得し、HPを消費して使う」(魔道士にクラスチェンジしたキャラや最初から魔道士系のキャラにより異なった習得をする。覚えてしまえばHPがある限り使えるので、(HP回復手段があれば)「ワープ」などの便利な魔法も気兼ねなく使える)・「祠やダンジョンなどでは何度でも敵と戦う事が可能」(ある意味敵が強くて敵わないと感じた時の救済措置と言える)・「3段階クラスチェンジ可能」(例外として「村人」だと5つの基本職になれるため、4段階クラスチェンジもできる)・「武器の使用回数が無限」(武器だけでなく盾・指輪など所持しているだけで永続的に効果を及ぼすものも存在する)などがそれらの代表として挙げられる。
また、「全キャラに最期の言葉が用意された」(「暗黒竜」では「最期の言葉」が用意されているキャラは一部で、大抵は無言で死ぬ)・「特定のキャラ同士が隣接すると必ず必殺の一撃が出る」(「紋章」以降から採用された「支援効果」の原型)など、後のシリーズに採用された要素が初めて登場した作品でもあるので、「ファイアーエムブレム」シリーズのシステムの原点を知る意味でも興味深い。
BAD/REQUEST
・ユニットの性能格差
3段クラスチェンジができるようになったため、多数のクラスが追加されたが、傭兵系の上級職「魔戦士」の強さが群を抜きすぎているのは人によっては好みが分かれるかと。
その性能もナイト並みの移動力・高い技と素早さ・クラスチェンジ時に魔法防御が15増加(今作では魔法防御は個人固有のパラメータであり一部の防具の効果以外では変動せず、それが上昇するのがどれだけ凄いかは容易に想像できる)・呪いの武器の呪いを受けない・無限クラスチェンジ可能(魔戦士LV10で村人にクラスチェンジできるので、そこから傭兵になりまた魔戦士へ…を延々繰り返せる)と至れり尽くせりすぎる物である。
また、魔道士系が「暗黒竜」で強かった分、魔法がHPを削って唱えるという仕様のため「やっつけ負け」を起こしやすい・素早さが低めのため敵の再攻撃を受けやすく、射程が長い+移動力の高いボウナイトなどは天敵となる・守備力、移動力が低く活躍し辛いなど大幅に弱体化した事も問題ではある。
だからこそ「外伝」を楽しむためには、「クラスの特性をよく知った上で運用する事」「無限クラスチェンジのようにゲームバランスを崩壊させるような事を行わない」など、プレイヤー自身である程度の「制限」を付ける自制心も必要である。
COMMENT
FC版クリア済み。
過去にFC版を相当やりこんだため、大半のマップの攻略は理解しているのだが、20年以上前に行えなかった「第一章のドゼーを撃破する」事が達成できた(ネットでは単純なレベル上げに限らない様々な攻略法が確立されているので検索してみよう)ため、概ね満足できた。
発売から20年以上たった今でも過去作品の中でリメイクされていないため、バーチャルコンソール配信で携帯機でもプレイできるようになった事は大きく、「新・暗黒竜」「新・紋章」からファイアーエムブレムシリーズに触れたプレイヤーは、両方の物語に繋がる今作をプレイする良い機会といえる。
古いゲームなので攻略本は見つけにくい代わりに攻略サイトは多数存在するので、それを参考にして楽しんでいただきたい。
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GOOD!
FC版オリジナルプレイ済み
・「外伝」が携帯機で遊べる
・BGMが良い。音源はFCのピコピコ音ですが、楽曲自体は良い曲が多いです。裏技でサウンドテストもありますので、ちょっと耳を傾けてみるのも良いと思います。
・前作「暗黒竜と光の剣」に比べ、様々な要素により難易度が下がり、初心者への間口を広げている。例を挙げると、フリーマップの採用により、本編突入前に十分レベル上げが出来る。武器の使用回数の廃止。これによって、武器が壊れる心配が無くなった。魔戦士、ファルコンナイトの鬼強さ。裏技で経験値が2倍入るイージーモード(COMの思考は変わらない)などなど、他、様々な救済要素があります。
・物語。おなじみのペガサス三姉妹や、記憶を失ったあの人の登場により、前作と世界観を共有し、SFC「紋章の謎」における「暗黒戦争編」と「英雄戦争編」の間を繋ぐ物語になっていて、ファンには楽しめると思います。
・主人公が2人になった。FEでありがちなこととして、次々と仲間になり、増えるユニットに対して、出撃枠が少なく、どうしても1軍、2軍という形になります。場合によっては一度も使わず終わるユニットも多い。今作は主人公を男女2人設定し、部隊を2つに分けることによって、極力2軍ユニットを余らせないように工夫されている。
FE20年来の問題として、この時点で早くも改善が試みられています。これはその後のトラキアの疲労システムや、ティアリングサーガの2人主人公、2部隊制などに引き継がれています。
とくに2人主人公制がもたらす物語とゲーム展開は面白く、最終章で2人の主人公が合流したときの感動はとても大きいです。近作ではみられなくなっている制度ですが、是非復活させて欲しい要素です。
BAD/REQUEST
FC時代の作品なので、個人的にはこれといった不満はありません。ただ、昨今の親切なゲームに慣れている人や、近作のFEしかやったことの無い人には色々不満が出ると思います。以下、いくつか思いついた点です。
・新ユニット魔戦士の鬼強さ。一種のバランスブレイカーです。欠点を探すのが難しいほどの完璧ユニット。LV10になるとなぜか村人LV1に戻れ、その後繰り返しレベル上げを出来るので、無双ユニットになってしまいます。もちろん無限レベルアップにはそれ相応の膨大な時間と作業が必要にはなりますが。あと、ファルコンナイトもかなり強いです。
・弓兵が直接攻撃できるようになった。地味に兵種の特性を消す改悪だと思います。
・敵味方の行動範囲、攻撃範囲が表示されない。SFC以降の利便性は、FC時代にはまだ無いです。ユニット情報を見て、常に気をつける必要があります。
・カジュアルモードが無い。クラッシックモード一択です。しかしVCのまるごと保存機能を使えば、ヌルゲーマーの方でも何の問題もありません。
・MAPがやや大味。だだっ広いMAPが多く、戦略性の高いMAPは前作のほうが豊富だったと思います。
COMMENT
懐かしさもあいまって非常に満足しています。この時代で既に後につながるシリーズのゲームシステムがほぼ完成されているのが凄いと思います。価格も500円ですし、過去のFEに興味のある人はやってみて欲しいです。古いゲームですが、攻略サイトも沢山ありますし、詰むことは無いと思います。
ただし、当然ながら近作のような親切設計ではありませんし、グラフィックや音源なども含め、20年以上前の作品であることはご承知おきたい。親切設計、グラフィック、音源至上主義の人はやめたほうが良いでしょう。
個人的にFEの中では1,2を争う良作と思っています。現在のハード。3DS等で今の技術で是非リメイクして欲しい作品です。