赤川次郎ミステリー 夜想曲 本に招かれた殺人
中央値: 68 Amazon点数: 3.9
スコアーボード
標準偏差 14.12 難易度 2.53 mk2レビュー数 15ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
57pt
GOOD!
・シナリオが良い。ADV好きならまず安心して読めるでしょう。
・シルエットの演出が良い。少しだけ入る実写と上手く使い分けられていると思います。
・ソフトが一本になったことで2本ずつ買う必要が無くなった。
・推理要素が少しだけど楽しめる点。そんなに難しくはないので苦手な人でも大丈夫なレベルです。
・コレクション要素が楽しい。
・怖すぎない。そう言った絵による演出が全く無いわけではありませんが、この手のジャンルとしてはまだ軽めな方だと思えました。
BAD/REQUEST
・セーブデータが少なく、見分けもつけづらい点。同じ場面でしてしまったらどれがどれか区別がつきづらいのは辛いですね。せめてしおりの色で区別するとかの工夫が欲しかったです。
・人物相関図を埋めるのが大変。隠し要素にもつながってくるので、これがかなり骨の折れる作業になってしまうのはちょっと・・・・・。
・スキップが使いづらい。ずっと押しっぱなしでないと使えないのでは指が疲れてしまうのでマイナスですね。
・1と2を分ける必要性が感じられない点。いちいち確認メッセージが出るので不便。
・男主人公をパートナーにした時ヘタレな感じが鼻につく。この辺は個人的な意見なので人それぞれですけど。
COMMENT
・サウンドノベルがやりたかったので買ってみたのですが、なかなか良い作品であるように思えました。
原作もPS版も未経験ですが、そんな状態でも問題なく楽しめました。
これでもうちょっとシステムが親切なら言うこと無かったんですけど・・・・・。
そんな点を除けば、軽い気持ちでプレイするのにちょうどいい作品だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: 黒ミッケ レビュー日: 2014-09-151は面白かった。2は序盤から質が明らかに劣るが、終盤がとても良い
1でつまらないと思えば2をやる価値は無い
この曲はバロック期の名残で、振り子の様に危うさがあり、繊細なバランスがあり、ほぼ装飾音で成り立つ
ショパン独特のロマンチズムで洗練された名曲
このゲームも派手に悲劇を着飾っており、これらが最後に浄化する
素敵な作品です
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GOOD!
・ストーリー、人物描写が落ち着いていて、安心して読める。サウンドノベルというゲームジャンルにおいて、これは最も重要な要素。犯人や犯行動機などが判明した後も、物語自体の面白さや嫌味のない人物などの為か、ついついまたプレイしたくなる。
ちなみに原作は赤川次郎の『殺人を呼ぶ本』。赤川次郎は言わずと知れた十代位の若者に人気の推理作家で、軽快な語り口とユーモラスな雰囲気が特徴。軽い印象もあるが、少なくとも『かまいたちの夜』の我孫子武丸よりは人気・実力ともに格上の作家。
・推理させる要素がある。ヒントもいくつか分散して与えられるし、推理というゲームにプレイヤーが参加する余地がちゃんとある。ただ、推理する内容は主に人間関係や利害関係であり、細かいトリック等は出てこない。
・連作短編集という形態。いくつか話があって、ある程度その話が解決すると次の話が現れるというシステム。これがうまく作用していて、物語全体の完成度を上げることに貢献している。
・物語の舞台設定。ありがちな密室殺人ではないので、人物関係などにも広がりが出るし、あまり理不尽な設定もない。また、森の奥深くの寂れた図書館という舞台設定は神秘的で好奇心をそそられる。ちなみに主人公はここに寝泊りするので、話はここを拠点として進む。
・音楽。これは多分に主観が入るが、良い雰囲気を出していると思う。また、グラフィックもそうだが、全体的にセンスがある。もっさりしていない。
<補足説明>
・人物はシルエット。
・エンディングは各話10種類前後で、メニュー画面の本棚に本として収録される。
・スキップ機能あり(対応する話でgood end以上を迎えていることが条件)。
・コレクション要素は、エンディングリストと人物図鑑。
・主人公は男女二名から選び、残りがパートナーとして登場する。この二人は名前の変更が可能。それ以外にレギュラーメンバーが基本2名。
BAD/REQUEST
・PS版の「夜想曲」と「夜想曲2」が収録されているのだが、本当にそれぞれをただ単に移植しただけという感じ。それぞれ序章とおまけを除いて4話ずつ入っているのだが、まとめて欲しかった。つまり「夜想曲(DS)」というタイトルで、序章とおまけを除いて8話という風に。
・使っているヘッドホンが悪いのかもしれないが、音楽が割れる。DSのソフト全般に言えることかもしれないが、もとの曲が良いだけにもったいない。
・背景グラフィックは写真画像を加工したものなのだが、PS版では綺麗だったのに、DSでは荒く感じる。やはり移植だからだろうか。
・一応ミニゲームが付いているのだが、これはちょっとショボイ。まあ、本当に「おまけ」なのだろう。
COMMENT
・個人的に、サウンドノベルというジャンルの中で、一番おもしろいと思う。もちろん、おもしろいかどうかは好みの分かれるところだが、少なくとも質は高い。基本的に、小説が好きな人は、『かまいたちの夜』のシリーズよりも『夜想曲』を評価することが多い気がする(周囲の反応は少なくともそう)。サウンドノベルは、人物描写や物語が稚拙だったりステレオタイプだったりして読んでいて辛い場合が多々あるが、この作品はそういうことはあまりなかった。あくまで個人的な意見。
・それからこれは希望というか願望なのだが、ある程度レベルの高い作家の作品を原作にしたサウンドノベルをしてみたい。なぜ我孫子武丸や西村京太郎などの大衆三文作家(失礼)を原作にするのか、いつも不思議に思う。赤川次郎も中堅(ただし、読者年齢層は低目)だし。まあ、赤川次郎はゲームにしやすそうな話が多いとは思うので良いかもしれないが。