ロックマンゼクス アドベント
中央値: 64 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 10.69 難易度 2.62 mk2レビュー数 29ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 4pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt |
52pt
GOOD!
○変身の豪華さ
20近くのキャラクターを一ゲーム内で操作できると言うのは、かなり特徴的だと思います。キャラごとの個性もよく分かれており、グリグリ動かすだけでも楽しめる。
○音楽
まいどながら、耳によい音楽が多いです。さすが、発売日からサウンドトラックの発売を広告するだけあると言うか。前作に比べ緊張感が増す音楽が増えたと思います。
○システム改善
マップ表示、変身時間の短縮など、前作で快適性を著しく損なわせた部分がある程度は改善されています。
BAD/REQUEST
○ロックオン関連
前作のネックであった長ったらしい変身(ロックオン)ですが、本作ではその時間はわずかながらスリムアップしており、改善が見られます。
が、本作は各所でトラップに対応した能力のボスに変身することを強いられるため、前作より変身の頻度が必然的に多くなります。
そのための時間を考慮すれば、結局前作よりも変身の面倒さが目に付いてしまいます。対応したボスが閃かないときなどはいちいち最初から変身を繰り返さなければならないので苦痛の他ないです。
また、そのロックオン後のキャラの性能も差がありすぎ、いくら数が多くても使うキャラは殆ど限られます。結局は他のキャラは要所を攻略するための特殊武器の延長のようなもので、そしてその程度のためにいちいち変身を挟まなければならないあたり、不便です。
○ストーリー
前作が置いてきぼりのもほどがあります。ファンはガッカリするでしょう。
そうでなくても、唐突に現れた設定を軸にロックマンロックマンと連呼するだけでメッセージ性も深みも無く、ありていに言えば装飾した子供だましです。しかも伏線回収やら細かい説明やらもされてない始末。
もちろんゲームとは基本的に子供が遊ぶものなのでこの方向は否定しません。しかしならば、最初から勧善懲悪の方向で素直なストーリーを作り、もっとゲーム性の自由度を高めるべきだとも思うのです。
連なり、二人の主人公というのも必要性に疑問が。
○ステージ構成
ZXシリーズとしての個性を出すための構成というのは理解できますが、前作より探索の要素が減った以上、相応にマップ構成を変えてもいいと思います。なんか単に広いだけで攻略するだけなら苦労が少ない場所も多く、それはゲームとしてどうかと。
しかし後半では、同じところをグルグル、いちいちボスに変身しなければならない要所が頻出、工夫のないトゲトラップなど、荒っぽい。
○ボイス、アニメーション
ボイスはガラガラ、アニメはカクカク。耳も目も痛いです。
入れる事は否定しませんが、ならばせめて相応のクオリティにしてほしい。
また、エールの変身にだけ妙に時間を費やすという妙なこだわりは蛇足他ならないと思います。だったらゲーム内で出番を増やせ、と言いたい。
○キャラデザイン
いい加減四天王のデザインの使いまわしはどうにかならないものか。
ストーリーに必要性があるならまだしも、本作では空気そのものですし。
システム面も大事ですが、こういうところも挑戦心を出して欲しい。
COMMENT
快適なアクションゲーム、スピード感あるアクションゲームというのがインティクリエイツ製ロックマンの特徴と思ってましたが、Z4、ZX、ZXAと続くと、そろそろこの思いに疑問がわきます。
ストーリーにこだわりがあってもいいです。遊びがいのあるシステムがあってもいいです。過去のデザインを流用したり、音楽にこだわったり、アニメ入れてみたり、そのようなこと、いくらだってしてもいいです。
しかしそれは、ゲームとして面白ければ肯定する、という話。
ストーリーは前作を蹴り倒し、変身は快適性を損ない、ゲームバランスは結局一部のキャラに依存し、デザインはどこかでみたものばかり。
ロックマンという題材は、湧いたアイデアを具現化する器なだけではないでしょう。
総じて面白い作品であることは否定しません。一ゲームとしては完成されてます。
しかし、そこで止まっているのも確かかと。そろそろ前進して欲しいもの。
Amazonレビュー
レビュー者: yuji7582 レビュー日: 2007-07-14ステージ構成は構図的に“魅せる”展開が多く、
全盛期のX・ゼロシリーズを彷彿とさせるような
カッコ良さを味わえるシーンも多い。
特に今回は音楽も秀逸。
文句なしに90点上げられるデキ。…終盤までは。
前作の主人公が登場する辺りからステージ構成もシナリオも
眼に見えて崩れてくるのは惜しかった。
特にラストのトゲの山はそこだけ見れば駄ゲー。
ボスの能力コピーはその場凌ぎになってるのも惜しい。
しかし最大のネックは、シリーズでは類を見ないほど
一本道な点。序盤のステージの道中に終盤ボスの能力を使わないと
取れないアイテムがバラまかれているのを見ると、
どうかと思う。
こういう不備はシリーズファンほど気になってしまうだろう。
しかし逆に言えば、新規ユーザーには良いとも思う。
まあなんだかんだ言って十二分に面白いので、。
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GOOD!
今までのロックマンシリーズでは、倒したボスの特殊武器を得るという形で、限定的にボスの能力を使えるようにしていましたが、今作ではボスそのものに変身でき、移動性能や防御性能まで得ることができるのが斬新です。
前作で不評だった面倒なマップ移動ですが、今回はマップのつながりが明確な形で表されていて、一度訪れたエリアにショートカットを作ることもできるので(コスト有)、この点はかなり改善されていると言えるでしょう。
「サバイバルロード」「シングルマッチ」のミニゲームで、ステージ無視でボスと戦うことができるのもいいですね。
タイムが表示されるので、タイムアタックもできますし、ノーダメージで戦う練習などがやりやすくなっています。
音楽も良質のものが揃っています。
特にボス戦は勢いのあるBGMで、戦闘を盛り上げてくれます。
BAD/REQUEST
キャラクターデザインが元々微妙な上に、所々に挿入されるムービーの出来、演出、歌が微妙を通り越して「不愉快」なレベルにまで落ちています。
とあるボスの登場ムービーを1分以上も見せられたときは、これ以上ないほどテンションが下がりましたね。
ボスに変身できるのは面白いのですが、ボスの移動性能がほぼ全て微妙です。
まともにダッシュや壁蹴りが出来ないなどはまだいい方で、一部のボスは特殊地形でなければまともに移動すら出来ない始末です。
特定のボスでしか突破できない仕掛けがそこかしこにあるため、全く変身せずに進むということも出来ず、かといって変身しっぱなしではもっとどうにもならないので、仕掛けに引っかかったときだけ変身→仕掛け解除→再変身という手順を踏まざるを得ず、ゲームのテンポを損ねています。
武器を使うだけではなく変身できるというアイデア自体は面白いと感じるだけに、惜しいところです。
採点項目にはありませんが、「シナリオ」は子供だましもいいところのレベルです。
特に、新しく登場したキャラの背景が全く掘り下げられていないため、言動全てが空回りしているように見えます。
ゲーム中で消化しきれず続編前提にするくらいなら、新キャラごと次回に回した方がすっきりするでしょう。
ボスと戦えるミニゲームですが、何故か出現順が「サバイバルロード(強制連戦)→シングルマッチ」になっています。
このため、強制連戦で何度も苦手なボスに引っかかり、そこから先のボス戦の練習がしにくくなっています。
難易度を考えても、「シングルマッチで全ボスクリア→連戦出現」の方がいいと思うのですが。
ボスに個別に3つ設定されている「コンディションボーナス」は、無い方がマシなシステムの類でした。
特定の条件でボスを倒すと、条件に対応したメダル(金銀銅の三種)がもらえるというものですが、この条件の中にとてつもなく面倒なものがいくつかあり、とても面白いとはいえません。
特に「タッチスクリーンを使った攻撃のみで倒す」という条件は、操作が面倒なだけの上、非常に時間がかかります。
一応全てのメダルを集めれば特典もあるのですが、とても苦労に見合った報酬とは言えません。
COMMENT
アクションゲームとしては良作だと思います。
それだけに、微妙な能力のボス変身、変身強制のステージ構成などの不足、蛇足が悔やまれます。
二人の主人公で微妙に違うシナリオ展開や、三段階の難易度もありますので、アクションゲーム好きな方ならそれなりに楽しめると思います。