アナザーコード 2つの記憶
中央値: 57 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt |
58pt
GOOD!
全編フルポリゴンで描かれたノスタルジックな洋館を探索する、その雰囲気の良さに惹かれました。
ＤＳの機能をフルに活かした謎解きも面白いです。
また、父親の娘に対する想いがよく描かれていて心を動かされました。
BAD/REQUEST
良くも悪くも一本道で短いシナリオで、あっさりしています。
二周目も一周目では見られない新たなシナリオ展開が用意されている訳ではないので、少々飽きるのは早いかもしれません。
船長と別れたあと、終盤になるまで相棒のディー以外の登場人物には会わないので、会話が少なく起伏に欠けるきらいはあります。
まあ、その分、静寂に満ちた洋館の孤独な探索といった雰囲気は出ているので、良し悪しとも言えますが・・・。
また、せっかくのフルポリゴンなのに真上視点のみで視点の傾けなどは出来ないので、立体感が味わえないのがもったいないと感じました。
上側の静止画面はアシュレイの視点、ということになっていますが、実際にはエリアの境界で突然切り替わるので、どこを示しているのかちょっと分かりづらく、雰囲気作りとしてもあまり役に立っていない気がします。
上下の画面を入れ替えて、静止画面の調べたいところをタッチするようにした方が、移動から探索の画面切り替えの無駄が無く良かったのでは、と思います。
（タッチペンでキャラを移動させること自体は、十字キーが使える以上、特に必要ないと思いますし・・）
COMMENT
ＤＳというハードを使うにあたり、意欲的に色々な事を試している点が新鮮でした。
ただ、ＤＳ本体をマニュアルに記載されていないような特殊な方法で使わないと解けない謎があり、しかもその方法のヒントもないので、ちょっと不親切なところもあります。
ストーリーについてはやはり短めなところがありますので、例えばディーを操作して探索出来るステージがあったり、ＤＡＳの記憶世界でのアドベンチャーがあったり等、もう少しシナリオを拡げてくれればさらに満足感が高かったと思います。
Amazonレビュー
レビュー者： ＡＩ レビュー日： 2005-05-26・謎解きのいくつかが斬新
「DSの機能を活かした」という声があちこちから聞こえる通り、「へー、そうきたか」 という謎解きがいくつかあります。
・あんまり難しくない
上記以外の謎解きは、苦手な人でない限り、頭の体操的にこなせる範囲のものです。
腹の立つほどの理不尽な難しさはありません。
・雰囲気が良い
ちょっとアメリカ文学っぽい、離れた視点から物語を見ているような空気感です。
感情べったりでなく淡々と語られるところがいいですね。
一方、イマイチな点はこんな感じ。
・プレイ時間が短い
初プレイで、2~3箇所でつまって、テキストを読んで考えて、大体8時間程度。
ウロウロしている時間が長いので、体感プレイ時間はそれより2時間ぐらい短いですね。
・後半、ちょっと尻すぼみ感
終盤はほぼストーリーを追う形になり、謎解きが少なくなっています。最終章はもうテキストを読んでいるだけ。
物語の核であるはずの「アナザー」云々も、読まされている感があって、だれます。
・推理、ではない
謎解きにストーリーがくっついた、という感じで、いわゆる推理アドベンチャーとは違う感じ。
「推理したい！」という人には期待はずれかもしれません。
・2週目はあまり楽しめない
2週目に変化するところもあるんですが、1週目にグッドエンディングを見てしまうと、2週目は新しい驚きや刺激が少ないです。
・謎解きの救済措置がない
ヒント機能等がないので、どうしてもわからないと、先に進めなくなります。
といった感じで長所も欠点もあるソフトですが、私は楽しめました。
ゲーム慣れした人には物足りなさ満点だと思いますが、数時間ちゃんと楽しめればそれで良し、という人なら満足できます。
社会人で、自由に使えるお金がそこそこあって、ゲームにそれほど気力や時間を割いていられない……という人にはぴったりのソフトだと思います。
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GOOD!
グラフィックが丁寧。
キャラデザインの配色がアニメ風じゃないので思い入れがしやすかった。
私としてはこれが一番大きいです。
謎の解き方がニンテンドーＤＳの機能を大きく活かしている。
特にスタンプの押し方には「なるほど！」と素直に感動した。
ストーリーも最後が気になるぐらいグイグイと引き込まれました。
BAD/REQUEST
キャッチコピーが「さわれる推理小説」とあるのですが、全然推理していません。
謎解きも推理でなくバイオ風に屋敷の中を進めるのが目的の謎解きです。
私は推理小説という言葉に興味を持って購入したのでプレイしてダマされた気分になってしまいました。
しかもその謎解きの一部が微妙でヒントがろくに無いので一時的は詰まってしまい、屋敷の中をさ迷う羽目になった。
探索が単調で飽きやすい。例えば本棚を調べると「本棚がある」とあっさり説明するのみで感情がありません。
主人公の少女が「お父さんってこんなに難しそうな本を沢山読んでいるんだ…」というように感じたことを呟かせた方がアドベンチャーとして盛り上がると思います。
幽霊少年の正体が意味不明なままクリアしてしまったので物足りない印象を受けます。
それでも２周目をプレイしようという気力が起きませんでした。殆ど内容が１周目と変わっていないので…。
COMMENT
最大の失敗はやっぱり「さわれる推理小説」とキャッチコピーを付けたことでしょう。
推理小説に興味を持った私としては騙された印象が強かったです。
それでもキャラデザインが気に入っているし、ゲームとしては普通に楽しめられました。
ニンテンドーＤＳの機能を沢山楽しみたい人にお勧め出来る作品です。