SIMPLE DSシリーズ Vol.25 THE 交渉人
中央値: 45 Amazon点数: 2.3
スコアーボード
標準偏差 6.83 難易度 2.00 mk2レビュー数 6ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
45pt
GOOD!
・交渉人という職業のオリジナリティ
・主人公たちがキャラとして適度に立っている。
・各話が短時間で終わる。
BAD/REQUEST
・犯人と交渉するというシチュエーションは斬新だが、
結局やっている事は基本的に正解の選択肢探し。
・その正解の選択肢にしても、絶対にそれじゃなければダメという
根拠が薄弱。明らかに不自然な選択肢もあるが、犯人の反応などは
実際にやってみないとどうなるか分からないので、謎解きとして
対策の立てようが無い(調子良く煽てられる事が嫌な人間もいるだろう)。
・例えば「犯人の様子は?」が正解で、「店の中の様子は?」が不正解と
いう場面があるが、何故、店内の様子を聞く事が不正解なのか分からない。
他にも「話の流れの中で聞いてみる」が正解で「間接的に聞いてみる」が
不正解というのも意味不明。どちらも意味的には同じようなものでは?
・つまり全体的にゲームとしてシステム面がこなれていない。他にも
情報SPからキーワードを登録するのも分かりにくい。登録しなければ
クリア出来ない面(4面)と、そうでない面があるがその区別がつかない。
キーワードを登録させる場面を設けるべきだろう。
・画面をクリックさせる調査依頼もクリックポイント自体が少なく、
調査と言っても見たまんまの事しか言わないので、実際の交渉に
どう役立っているのか分かりにくい。もっと画面から交渉の材料を
仕入れるため細かくチェックするならゲームとしてもメリハリが出たはず。
・交渉サポートもほとんど参考にならず無意味。
・主人公が上司や年上の人間に平気でタメ口をきいたり、口調が荒いなど、
見た目とのギャップがあり、性格的にもあまり好きになれない。
・各キャラの立ち絵や表情のバリエーションが少ない。
COMMENT
非常に惜しいゲーム。
交渉人という職業とAVGは相性が良いはずだが、
前述したように肝心のゲームシステムの作りがおざなり。
とりあえず正解の選択肢を探すトライ&エラーでクリアは出来るが、
正解に根拠が薄いので、やはりちゃんと仕入れた情報から論理的に
交渉を組み立てるという過程を味わいたかった。
次回作があるならシステム面の再考をお願いします。
Amazonレビュー
レビュー者: こばと レビュー日: 2010-06-09が、正直な所・・・期待外れでした^^;
テーマの着眼点は良かったんですが、システムが悪いです。
セーブをしても再開した時に直前ではなく、何故か結構前まで
巻き戻っての再開ですし。
選択肢をやり直したい時は特に不便でした。
そのお話の評価によって結末が変わるマルチエンディング方式は
とても良かったです。
シリアスだったり、コメディだったり。
でも上記の通り、システムに難があるので何周もする気力が湧かず、
勿体無い作品だと感じました。
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GOOD!
-交渉人
マイナーな題材を用いながらもスタンダードなADV。
選択肢を選択しながら話を進めていくタイプです。
MAP移動などはありません。そのため、テンポ良く話が進みます。
-ストーリー/キャラクター
チュートリアルを兼ねた#0から始まり#7までの8話をハイスコアでクリアするとおまけの#8がプレイできます。
シナリオの長さに大小差がありますが全9話です。
一話一話が短いので物足りなく感じるかもしれませんが、値段的にみてボリュームは妥当かと思います。
短編ゲームということもあって主要キャラクターは数を少なく絞っており、各キャラにちゃんとした活躍の場があります。
同メーカーの鑑識官1では新キャラの出番が極端に少なかったりして不自然に感じていたので、今作はその点で好印象でした。
-エピローグにボイス有/グッドエンド時
話の終わりの会話+αのみボイス付きでセリフが出ます。
珍しく有名な声優さんを採用してます。
主人公役はガンダムシードのアスランと同じ石田さん、上司のチーフは銀魂の銀さんと同じ杉田さんです。
-ゲストキャラ
シンプルシリーズに頻繁に登場するキャラクターが登場する。
-サブ画面/プロファイル画面/交渉ログ画面
プロファイル画面では犯人や人質などの情報が確認出来ます。
交渉ログ画面では犯人との通話内容を確認できます。
BAD/REQUEST
-#4/途中で止まる
前半の#0?3までを一定のハイスコアでクリアしなければ#4の途中で続行不能状態になります。
通信相手と通信が繋がらず、どのボタンを操作しても反応が無いという場面になります。バグではなく仕様です。
ハイスコアを取らないと先に進めないというシステム自体は珍しくないのですが、ストーリー自体はスタート可能なのに途中で止まるという、半端な仕組みを採用する意味がわかりません。
多くの場合、説明書に説明があったり、ストーリーをスタート出来ないようにすると思うのですが・・・
-セーヴポイント/リセットプレイ
基本的にセーヴはほぼいつでも出来ます。
ただし、ロードポイントが限られているのでセーヴしたタイミング次第では話が少し巻き戻しされてしまいます。
例えば選択肢の選択画面を三回通過した時点でセーヴし、ロードして再開した場合に選択画面を二回通過した直後の場面で再開される、など。
ロードの区切りがどこにあるのかわかりづらいのでリセットプレイには向かない仕様です。
いっそのことセーヴポイントでしかセーヴできないスタイルのほうが分かりやすいのでは?と思います。
-選択肢の正否
選択肢に正解/不正解の根拠が弱いものが多々見受けられます。
スコアゲージがあるので上がれば正解/下がれば不正解なのは確認できますが、話の流れが強引に感じる場面もあります。
-説明不足なセリフ
プレイヤーに充分な情報を与えず、キャラクターが勝手に何かに気づいたというテイで話を進める部分があります。
A:「今のどう思う?」
B:「話がおかしいね」
いや、何が?という感じ。
そんな状態で話を進めるのでどの選択しを選べば良いのか分かりづらい話もあります。
-コマンドボタン
コールボタンが存在意義が皆無。
ABXYはそれぞれトーク/アドバイス/コール/サブ画面が割り当てられており、した画面に4ボタンが表示されています。
コールボタンを使う機会が1回しかありません。
しかも、スコア状況によっては「通信が繋がらない」という有様。
-調査画面/防犯カメラ映像
あえてタッチして調査するほどの情報が無い。
普通にセリフだけで簡潔に済ませたほうが良い。
-サブ画面/単語重要登録画面
特定のキーワードを重要登録出来ます。
以降の選択肢から不正解なものが排除されることがあります
実際にはほとんど役に立ちません。
-サブ画面/交渉サポート/アドバイス
たいしたヒントはくれません。
-#4のクリア条件
85点というハイスコアでクリアしても必要条件を満たしていないとバッドエンドになるという理不尽さ。
失敗するとエピローグで脇役の警官に「やり直しですねー」と笑われる。
一体何の冗談かと。
-立ち絵
あまり変化しません
表情が数パターン変化するだけです
グラフィックも同人レベルです。
COMMENT
-総評
同メーカーの鑑識官1がまるで逆転裁判から法廷パートとギャグを排除したような「ポテトチップスのうすしお味」レベルの内容だったので交渉という題材には期待してました。
キャラを立たせてるストーリーの割り振りは良かったのですが、システム的に半端な部分がおおいのが残念です。
難易度は全体として低めなので、適当に一通りプレイして即売却する前提なら値段相応には楽しめると思います。