三國志DS2
中央値: 59 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 16.01 難易度 1.11 mk2レビュー数 9ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 2pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 0pt |
42pt
GOOD!
・登場人物達の能力値が新たに設定し直されているのだが、それを見るだけでも三国志ファンにとっては楽しい。そんなことのために買うのかと言われれば最もで返す言葉もないが、実際にファンにとってこの要素の比重は高いのである。
・「戦技」という特殊コマンド(RPGでいえば「魔法」の様なもの)を使うルールが新たに追加されたこと。「戦技」にはいくつか種類があり、同じ「戦技」を持つ者達でチームを組ませると有利になり、これらが軍団編成の楽しみに貢献している。
・DSで歴史シュミレーションゲームができること(寝る前に布団で寝そべりながらやったりできる)。
BAD/REQUEST
・敵国の戦略は全てコンピュータが行うのだが、どうも勝つ気がなさそうである。例えば全編を通して最も勢いのある勢力であるはずの曹魏に対して、弱小勢力で意図的に手加減してしまうくらい。分かる人には分かる話だと、208年の「赤壁」で劉備を選んでも、曹操や孫権をいじめすぎないように気を遣う(難易度上級で)。負けることのないゲームというのは果たして楽しいのだろうか。
・上で挙げた「戦技」についてだが、これを実行するためには「士気」を消費しないといけない。元々からあった「計略」も同じく「士気」を消費するルールになっているので、「計略」の使い勝手が悪くなったような印象を受ける。「戦技」のほうが即効性があるので(確実に兵士数を減らせる上に、場合によっては相手を混乱させるなどの付加効果もある)、必ず成功するとは限らない「計略」は使用する機会がなくなる。
・この手の国取りゲームは富国強兵が一つの娯楽味であると思うのだが、内政がイマイチ地味。都市ごとに担当者と予算を組むと自動的に数値が上昇してゆくのだが、どの都市でも内政値の上限は同じであるし特色もない。また、割と簡単に上限値に達するので(2?3年)張り合いがないし、上限値に達した後は官僚型人物達の活躍する場面はほとんどなくなる。
・領土を増やすためには戦争をしないといけないルールなのだが、この戦争が単調。野戦のマップはまだバリエーションがあるのだが、攻城戦はどれも似たり寄ったり。そして野戦はないこともあるが、攻城戦は避けられない。戦争での敵勢力のコマの進め方も常に同じ。軍事一辺倒の好戦的な勢力も日和見主義の勢力も、行動パターンが同じというのはいかがなものだろうか。
・実は戦争に戦略性などはほとんどなく、寡兵で大軍を撃破するなどの三国志ファンが最も期待する展開は、まずない。結局は兵と兵のぶつかり合いで、兵の数が勝敗を決めることがほとんど。戦争が始まる前から勝敗は決まっている。戦争はいっそ将棋くらい戦略性があっていいと思う、というよりあるべきである。
COMMENT
・個人的に「三国志」は好きなのだが、たまには違う国、違う時代の歴史シュミレーションもやりたい。春秋戦国時代や古代インド諸国、中世暗黒時代のヨーロッパ、植民地時代など、国家経営ゲームとして面白くなりそうな時代はいくらでもありそうなのに。
・「三国志DS2」はシリーズのかつての作品「三国志4」をベースにしているのだが、どうせなら全く新しいシステムでやってくれた方がうれしかった。
・この手の国取りゲームの最終目的は武力による天下統一であることが常であるが、全領土の大半を支配下に置いても敵勢力は最後の最後まで徹底抗戦する。ある程度向こう側に勝ち目がなくなった時点で無条件降伏でなくとも条件付講和などができれば、「外交」も活用できる様になり、後半の作業的なつまらなさも緩和されるのではないかといつも思う。
Amazonレビュー
レビュー者: haruneco2 レビュー日: 2017-06-22アクセスランキング
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GOOD!
・「三国志?」の移植なのだが、戦技や武将の追加、一部兵種のバランス調整が
行われており、ゲームとしてけっこう楽しめるようになった。
特に武将の数が SP 武将も含めると170名近く増えてるのが良い。
そのため、以前は武将数が少なくて戦いにくかった勢力も戦いやすくなった。
・戦略画面での都市情報、全体地図などがけっこう見やすかった。
・チュートリアルが恐ろしく丁寧でユニークに作られている。
・武将の顔絵が全体的にカッコイイ。
・戦闘中の BGM が変わらなくなった。
→移植元の?では、彼我の兵力差によってリアルタイムに BGM が変更されていた。
そのため、 BGM 変更の境目での攻防の時は頻繁に BGM が入れ替わるので
けっこう耳障りでした。今回はそんなことはなく、戦闘開始時の兵力差で
決定される。
BAD/REQUEST
・SP 武将で独立勢力を作れない。
→在野か自軍の配下での登場のみなので、劉邦を君主にして・・・などの
プレイができない。
・バグがある。
→新武将の血縁関係を設定しても、成人した時によそで在野で出てくる。
史実武将でも親のいる都市に出てくるのもいれば、在野で出てくるのがいたり。
→新武将の作成数が影響するのかしらないが、一騎打ちで総大将が負けると
フリーズしたりするバグがあるみたいです。
・反プレイヤー同盟を組まれる。
もともとの?の時から、他君主のプレイヤー勢力に対する敵対心は、
ほっておくと勝手に上昇する。そのため、中盤以降は、COM君主達の間で
ひたすら自分に対抗するための同盟を組まれる。
・「はい」「いいえ」の選択肢の下地の色が異なるのだが、カーソルの点滅
によってわかりにくい。
・ギャラリー「武将ファイル」のコンプ
→通常武将のみが収集対象ならなんとかなると思うのですが、
登用するのが運任せになる異民族武将まで対象になっているのはどうかと。
おかげで SP 武将の最後の二人、張春華、呂姫をゲットするが至難の業。
COMMENT
ゲームのバランス調整が行われたことで、比較的楽しめる作品になってます。
以前の?の段階では連弩さえ数を揃えれば、戦争では負けることが無かったですが、
連弩の威力が抑えられたのと、戦技の追加でけっこう戦争に深みがでました。
惜しむらくは、血縁関係系のバグと、ギャラリーのフルコンプが難しすぎるといった点でしょうか。
特に血縁関係の方は、プレイしていて興ざめしてしまうので、きちんと修正して欲しかったです。