力紙 −RIKISHI−
タイトル概要
中央値: 33 Amazon点数: -
スコアーボード
標準偏差 0 難易度 1.00 mk2レビュー数 1ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)
258人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
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GOOD!
ニンテンドーeショップで紹介映像を見ていただければ、まずひとつ評価できるところがお解り頂けるだろう。そう、キャラクターの声!
登場するすべてのキャラが、よくパソコンやかんたんケータイなどに搭載されている「音声読み上げソフト」でしゃべるのだ。
親方の「おめでとう、昇進したよ」だろうが、
兄弟子の「やったじゃないか」という励ましだろうが、
ライバルの「かかってこいッス!」なる挑発だろうが、
全部があのリズムのちぐはぐな機械声。
主人公にできる力士も、声の高さ、スピード、エコー、コーラスエフェクトなどを割と自在に変えられる。
一応は、短い話の中にライバルとの決闘やらそれに絡む兄弟子の仇やら要素があり、イベントシーンでもベタベタな内容ながらセリフをしゃべってくれるのだが、何せ声が声なので、単純に、難しいことなくその点だけが笑える。
あとは紙相撲がモチーフなのでキャラクターの容姿も、何十種類かあるパーツをアタマ、右腕、左腕、脚の4箇所とアクセサリ4つとで自由に組み合せできる。
頭がマグロで脚はネコとか、メイド服の鬼とか、潜水メットを被った力士とか、そういう……これも「解りやすい笑い」なんだけれど、ハナからゲーム以前のところで楽しませようという、ある意味度胸めいたものが見えて良い。
あと、地味に音楽担当が崎元仁なのだが、大した主張のなく、しかしそこに鳴っていてOKな曲やジングルなので聴きやすい。
BAD/REQUEST
なんと、GOOD欄だけではゲームを始める以前の話しか書けない。
つまり、ゲームとしては、非常に難アリなのだ。
いや。
何せモチーフがトントン相撲だから、別に奥深いかけひきを期待していたわけではない。それにトントン相撲ゲーとして評価するなら、下画面のランダムな位置に表示されるマークをタッチして盤面を揺らし、或いは光るアイコンをタッチして大きく盤面を揺らし、次第に取っ組み合うどころか互いに背を向けだして、力士も思い通りの方向ヘは絶対行かず何だかもどかしい……という、「再現度とゲーム性の融合」はうまくいっているのだ。
ただ、ストーリーモードで「入門したての主人公が9回勝ったら横綱になってエンディング」というのは、やっぱりヒドイ。
文字通り、9回。
DSの電源を入れてこのゲームを立ちあげて、トントン相撲を9試合したら、横綱になってエンディング。
序の口から十両に昇進するのもヒドイし、十両から小結に昇進するのはもっとヒドイ。
ゲームとしての寿命が、わざわざ短くしてある。
昇進すると「揺れに強くなった!」といかにも育成ゲーム要素も見せているのに、それも大して実感しないまま終わる。
エンディング後いよいよ15戦勝ち抜きモードで遊べるのだが、それもただ「勝ち抜く」だけ。
いやいや、「序の口からじっくり勝ち進んで、その中で育成要素も垣間見せながら“トントン相撲としてのランダム性”をある程度遊べるものにもしておいて、やがては横綱目指しましょう」というモードは無いのかい。
やりこみようも無いまま、「おもしろ一発ゲーのお目見え」でこのゲームの寿命はプツ、と終わるのである。
もしや対戦プレイなら面白いのかもしれないが、「DSで紙相撲ゲームあったから対戦しようぜ!」「よしゃwwww」で何人のプレイヤーが遊戯人口となりうるだろうか。それに、そうやって遊べたとして、「一発ネタじゃんこれ」で終わってしまうだけのゲームでしかない。
COMMENT
一発ネタとしてどうでしょう、となれば、「フフン、いいじゃない?」なんだけれど。
さあこのゲームで遊びましょうかとなると、これは非常に物足りない。メーカー側に「面白い所は見せたので、あとはムービースキップしときますね」と言われたくらいの虚しさがある。
プツと終わった寿命を、「またもう一人おかしなキャラクターを作ったよ! 頭マグロだよ! 楽しいよ! もっかい横綱目指すよ!」が出来る人にだけ、オススメしたい。