GOOD!

・その時その時プレイするたびに変わるダンジョン。
「ローグライク」なタイプのゲームとされているゲームです。

・音楽は効果音を除けば6種類？のみですがどの曲も個人的には雰囲気が出ていて好きです。
オープニング、エンディング、ゲームオーバー時、
ゲーム中の音楽は3種類（10フロアごとに変わります）
明るい曲、もの悲しい感じの曲、おどろおどろしい感じの曲の3種類あります。

・かなり慣れないと使いこなすのが難しい技ですが攻撃される方向が上下左右4方向のため
後にいるドラゴンを使って上手く敵の攻撃かわしたり自分の攻撃ターンをわざとキャンセルすることによって逆にこちらの有利になるような小技もあり慣れればなかなか戦略性も出てくる。

・一部、笑えるようなアイテム、武器がある。
ザンテツケン→スライム系の敵を斬れない
ハラキリブレード→ダメージがこちらにくることもありそれでゲームオーバーになると
「セップクシテ タオレル」などというメッセージが出てきてなかなか面白い。

BAD/REQUEST

ゲームバランス的なものがほとんどです。

・アイテムがフロアごとに完全にランダムに配置、選ばれるので運任せのところが大きく、それによって難易度が大きく変わる点。　ゲームの仕様上しょうがないかもしれませんが。

・アイテムを使ってみるまで効果がわからない点。回復アイテム、何も起こらないアイテムならばともかく呪われたアイテムやステータス、レベルダウンといったアイテムもあるので鑑定に関してもこれまた運任せ。始めのほうのフロアならこういう悪い効果が出てもまだましなので早めに使って鑑定したほうがいいでしょう。

・中盤以降の敵の極悪さ
「毒に冒す」「攻撃力がバカ高い」くらいの敵ならまだまだ可愛いです。
食料を盗む、武器防具をさび付かせる（最弱の武器防具になる）、最大HPを下げる、攻撃力を下げる、レベルを下げるといったイヤな追加攻撃を持った敵のオンパレード。
特に攻撃力、レベルを下げる追加攻撃を持つカタツムリ系、最大HPを下げる追加攻撃を持つツリー系（炎をまとった木の姿の敵）は特に注意が必要で、イライラする敵です。
武器防具をさび付かせる目玉系の敵には、わざと弱い武器防具を装備する等の対処法がある分まだマシです。こういったことからやる気が削がれることもあります。

・抜け道のわかりにくさ
最初からブロックに囲まれて出られない、行ける所を全て回ったのに出口がなければ抜け道が存在すると思いますがかなりわかりづらいです。行けないブロックがあるときはその周辺を手当たりしだい1マス1マスボタン連打して調べなくてはならないので、かなり面倒です。「サーチリング」というアイテムで見つけやすくなりますが、抜け道の目印などは出ず、ただボタン見つかるまでのボタンを押す回数が少なくて済むというだけなのであまり意味がないかもしれません。後半のフロアほど、抜け道は多くなる傾向です。

・後についてくる卵（レベルアップでふ化してドラゴンに）の役に立たなさ
上記の良いところで書いたように慣れた人はこれを使った敵の回避方法なども使えるみたいですが基本的にこの卵（ドラゴン）は飾りだと思っていたほうがいいと思います。
ドラゴンになった後、敵を攻撃してくれるなんてこともありません。

・文章がカタカナで読みづらい点。

COMMENT

リアルタイムでゲームギア本体でこのゲームをやったことのあるものです。当時のゲームギアはまだRPGゲームがなかったためこのゲームが発売された時はカラー画面に見とれながらプレイしていた記憶があるゲームです。

ただゲームの難易度はかなり高く、終盤はイヤな追加攻撃をしてくる敵から逃げて逃げて1回だけ運よくクリアしたという思い出があるゲームです。当時は中断セーブなどといった便利なものは存在していなかったため乾電池での稼動時間が大体3時間程度だったゲームギアではACアダプターがないとほぼクリアは絶望視されていたゲームです。今では中断セーブのおかげで「1日1フロア」とか少しずつプレイしながらクリアを目指せるのでこのゲームの敷居は下がったと思います。

このゲームをおすすめできるかといえば万人向けのゲームじゃないと思うのでよく調べてからやってみたほうが良いと思います。「不思議のダンジョン」系のゲームが好きな人ならば少しはハマるかもしれません。