ラジアントヒストリア
中央値: 77 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 13.81 難易度 2.25 mk2レビュー数 81ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
・ストーリーと登場人物
二つのシナリオである正伝と異伝両方を行き来するストーリーが今までになく新鮮で秀逸です。
実質的にストーリーが一本道で一部に強引なところもありますが、プレーしていて続きが気になるストーリーです。
登場人物がどれも個性的で魅力のあるキャラクターばかりで愛着が沸きます。
正伝と異伝で登場人物の描写などに違いがあったり正伝と異伝の影響で登場人物に変化が起きたりするのが面白いです。
・グリッドバトルと戦闘バランス
パズルみたいなものですが敵を一箇所にまとめてダメージを与える作業は単純ですが気持ちいいです。
戦闘は強いキャラと弱いキャラがはっきりしているのがいいです。似たような性能のキャラばかりではなくどのキャラも個性や癖の強さがはっきりしているので面白いです。
・シーンスキップ
シナリオを何度も行き来したりする関係で同じシーンを何度も見ることになるので、シーンスキップはとてもありがたいです。
もしシーンスキップがなかったら評価が下がっていました。
BAD/REQUEST
・マナバースト
いわゆる必殺技のようなものですが、ターンブレイクが優秀でほかのマナバーストの意味がなくなっています。
せめてマナバーストごとに別ゲージにしてそれぞれ別にゲージが貯まってくれれば他のマナバーストもがんがん使えて楽しかったのですが・・・。
・戦闘時の敵ターンパネル
敵のターンパネルですが全部同じなのでどれがどの敵なのか分かりづらいです。
一応ターゲットするとどの敵か判別はできるので問題ないですが少し気になりました。
・コンフィグがない
コンフィグがなくても快適にプレーはできますが、サウンドの設定やメッセージの表示速度を変えたり足音のオンオフを設定したりはしたかったです。
・やりこみ要素が少ない
BADに書いていますが、ゲームのシステムやキャラクターがとても良いのでもっとやりこみ要素があればよかったのにという願望です。
つまらないゲームだとやりこむこともなくクリアする前にやめます。
一応隠しボス的な敵はいますが本格的な隠しダンジョンや隠しボスなどの要素がほしかったです。
COMMENT
サブクエストコンプ、真エンドまで含めてクリアしました。
普通にクリアするだけなら30時間前後、やりこみまで入れると45時間前後くらいでした。
最近のRPGに慣れるとやりこみ要素が物足りない気もしますがゲームの出来は非常に良いです。
アトラスのゲームらしく一部のボス戦で詰め将棋やパズルのような戦略が必要になりましたが楽しめました。
Amazonレビュー
レビュー者: G.R. レビュー日: 2010-11-19「ラジアント・ヒストリア」もその道を歩んで欲しい…
プレイタイム・28時間の旅を終えて思うのはただそればかりです。
システム・グラフィック・サウンド・シナリオ、全てが過去の傑作を意識し踏襲した王道モノでありながら
既視感もストレスも覚えさせることなく小気味よく進んでいく、新しい「王道」に至る道標をそっと打ち立てた秀作。
細かなアラは探せばありますし、クリア後のおまけもあればいいのに…と思わずにはいられないけれど、
(特に、クリア後にセーブ出来るのにサブシナリオを読み直せないのは残念…)
「もう少し続きが読みたかったなぁ…」という名残惜しさの混じった心地良い余韻に浸れる作品にはなかなか出会えません。
「時間移動と歴史改変」を主軸に、「決断」を絶え間なく問うシナリオはプレイしていても先が気になり、止め時が本当に分からなくて困りました。
絶賛しすぎかなぁとも思いましたが、奇を衒うことなく誠実に作り上げた作品なのは間違いありません。
色々経営周りで芳しくない話も聞こえてくるアトラスだけど、こういう心に残る作品を創り続けてくれる事を願うばかりです。
文句なしで☆5つ。ありがとうアトラス超頑張れ。個人的に下村さんのBGMも絶品でした。
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GOOD!
・ストーリー
時間移動という矛盾が生じやすい題材でありながら無理の無い展開。
内容も良く、引き込まれてやめ時が見つからないほど。
サブイベントをクリアすることでその後の展開がEDで見れたりとしっかり作りこまれている。
エンディングを見終わった後、しばらく余韻に浸れる程素晴らしい。長編小説を読んだ後のような感じ。
・キャラクター
敵味方ともキャラがたっており主要キャラ以外も好感が持てる。
主人公は今時のうじうじしたものや熱血で突っ走ってPTに迷惑をかけるようなイラっとさせるものではなく、仲間想いで器が大きく物静かだけど冷たくない。男だけど惚れそうな好青年w
・バトル
高度な戦略は必要ないが、かと言ってただボタン連打では苦戦する絶妙なバランス。
雑魚戦を100%回避できるのもかなり嬉しい。
敵をまとめてコンボをつなげまくるのは爽快だった。
・音楽
エンディング曲は最高だった。クリアの余韻に浸る要因のひとつがこれ。キャラの絵の上をスタッフロールが流れているだけなのに、この曲が本作のストーリーを思い出させてくれる。勿論他の曲も雰囲気に合っていてよい。
・BADEND集め
選択肢を選ぶことでBADENDかストーリーが進むのか分かれるのだが、案内役のNPCとの会話が面白いのでついつい悪いほうを選んでしまうw
2度同じ事をしなければならないが、テキスト早送り、シーンスキップがあり、さらに雑魚戦を避けられるため、BADEND集めがストレスにならない。
むしろ、楽しい。
BAD/REQUEST
・装備品
スキルでほとんどカバーできてしまうのでパラメーターアップ一択になってしまう。
・戦闘の奥行き、バランス
キャラの優劣が大きい。ただし、常に全員使える状況はないので最後にならないとそこまで気になることはなかった。
物理系のダメージが少ないため集めて魔法という流れになりがち。
属性もそこまで気にしなくても問題ないし、パラメーターダウン系の効果があまり実感できないので死にスキルになっている。
上のことから戦略的な奥行き、深さがない。
・グラフィック
進めるところと進めないところの区別が付きにくかった。ミニMAPがあれば問題無かったのだが・・・。
立ち絵が1種類しかないため泣いても笑っても怒っても変わらないので違和感がある。
特にあるキャラが泣いている場面では笑顔が表示されているので一瞬泣いているのかどうかわからないw
・足音
ラジアントヒストリアと言えば足音!
最初はかなり耳障りです。しかも、敵に見つからないように行動しているとき、ダカダカダカと大きな音ですぐ脇をすり抜けていくので思わず噴出しましたw
しかし、終わってみると、足音中毒になっていますw
COMMENT
ラジアントヒストリアと言えば足音!
と、ネタにできるのは本作品が面白いからですね。不満点をネタにできるほど楽しめた作品です。
キャッチコピーが「死亡フラグをへし折る」RPGでしたが、「救われる」RPGだと感じました。
真エンドでは「救われて本当によかった・・・」と心が温まります。そして、スタッフロールの最後に主人公の優しい微笑み。胸がいっぱいになります。
最近のいやに子供じみた精神の幼い主人公に辟易している人にお勧めの一本です。