Nintendo 3DS mk2 - Title Site

Solatorobo それからCODAへ

発売元: バンダイナムコ（オフィシャルサイト）発売日: 2010-10-28 価格: 5040（税込）レーティング: 【Ａ】全年齢 (CERO について))

タイトル概要

中央値: 75 Amazon点数: 4.4

スコアーボード

標準偏差 14.45 難易度 1.60 mk2レビュー数 20

0-9

10-19

20-29

30-39

10%

40-49

50-59

25%

60-69

25%

70-79

20%

80-89

15%

90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)

296人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	4pt	4pt	4pt	4pt	1pt

総合点
77pt

GOOD!

・少年漫画的な王道ファンタジー
熱血派の主人公が自分の信念に従い、
世界の謎に立ち向かっていく王道ストーリーです。
設定やシナリオ自体はオリジナリティに欠けますが、
イヌヒト・ネコヒトのいる世界観はよく練られています。
細かく設定されたファンタジーの世界観に魅力を感じる方なら、
より没入できる話です。
キャラクターに魅力があり、妙なあざとさがなく、
敵、味方、サブキャラに至るまで愛着が持てる人物が多数出てきます。

・美しいグラフィックやアニメ
「パースマップ」と呼ばれる手法で、
浮遊大陸の町並みを美しく表現しています。
キャラクターの動作やムービーもよく動きます。
ＯＰのアニメは大変美しいです。

・幻想的な音楽
ＯＰ、ＥＤとも幻想的で、
主人公とヒロインの心情に迫った素晴らしい曲です。
世界観に合った柔らかい曲調から緊迫感のある曲までメリハリがあり、
自然とシナリオに入り込めます。

・フランス語を使ったボイス
キャラクターボイスが採用されていますが
感情を表現するフランス語の掛け声のみとなっており、
いいアクセントとなっています。
ただし人によっては違和感があるかもしれません。

・シンプルな操作性
「つかむ、持ち上げる、投げる」をＡボタン、
「ジャンプ」をＢボタンで行う、シンプルな操作です。
アクションが下手でもタイミングを掴めばすぐ慣れることができます。
ロボのカスタマイズで操作感がかなり変わるので、
アクション上級者でも難易度を上げることが出来るかと思います。

・時間が開いてもフラグを見失わない
アスモデウスの移動や、「思い出す」や「クエスト」コマンドで、
次に何をすべきか提示されるので、
時間を置いてプレイを再開しても迷うことがありません。
新しいクエストが出た場合や、既存のサブクエストも、
アスモデウスの移動の際、表示されます。

・豊富なミニゲーム
ミニゲームが豊富で、メインシナリオ以外でも楽しめます。
サブシナリオによって、
浮遊群島をブースターで飛んで回る「フライヤーモード」や
戦艦ヤドカリ釣りが出来る「アングラーモード」、
フライトレースを楽しむ「エアロボＧＰ」があります。
それぞれよく作り込んであり、
難易度が高いものもありますが熱中できます。

BAD/REQUEST

・オリジナリティのないシナリオ展開
GOODでも記載した点ですが、
ファンタジーとしては使い古された展開で
オリジナリティのあるシナリオではありません。
「先が読めてつまらない」と感じる方には向きません。

・シナリオボリュームの少なさ
ボリュームが若干少なく、ＥＤも一本道です。
20時間弱でクリア可能です。
キャラクターの掘り下げにも物足りなさを感じるかもしれません。
ただし、アイテムコンプのために周回プレイが必要なことと、
今後ダウンロードクエストが配信される予定ですので、
そのシナリオ次第では該当しない欠点かと思われます。

・カメラの位置や距離感
大部分のカメラが固定で、
引きの画面になったときに距離感がとりづらいことがあります。
戦闘などの際にもカメラが見切れていることがあります。

・エアロボＧＰのコース
エアロボＧＰのコースラインがわかりにくく、難易度を上げています。

・マップのつながりが判りにくい
上画面に表示されるマップは便利な一方大雑把で、
下画面で見たときに、マップとマップのつながりが
どこにあるのか判りにくいところがあります。
マップ移行するポイントに近づくと
次のマップがある目印を表示されるようにできたら良かったです。

・処理落ちすることがある
複数の敵が表示されたり、多数のミサイルが飛んできた時、処理落ちすることがあります。
操作するタイミングに注意する必要があります。

・Ａボタンばかりを連打する
シンプルなアクション操作はよいのですが、
結果としてＡボタンを連打・酷使するため、
プレイに慣れないうちは親指とＤＳの負担が大きいです。

・タッチ機能を使わない仕様
カスタム画面では十字キーを使用しますが、
タッチペンを使えたほうが直感的で良かったです。

・セーブデータ
セーブデータが一つしかありません。
物語を楽しみたい場合や、アイテムの取りこぼしを気にする方、
アクション下手な方などには不安に感じるかもしれません。

・経験値や金を稼ぐポイントが少ない、または効率が悪い
デュエルシップやエアロボＧＰでお金や経験値を稼ぐことは出来ますが、
効率が悪いです。
カスタムパーツや機体が多いため、全て揃えるのに根気が要ります。

・２周目以降は初期機体が使用できない
２周目以降になるとダハーカMk2がデフォルトとなり、
初期のダハーカが使用できなくなります。

・フライヤーモードが一部のサブクエストでしか使えない
群島を回るフライヤーモードは一回限りのクエストでしか使えません。
繰り返しできるフライヤーモードのクエストがほしかったです。

COMMENT

このゲームは、ＰＳ「テイルコンチェルト」の世界観やシステムを踏襲し、
前作を改善して、新たに作られた作品です。
前作のキャラも登場しますが、前作を知らなくても充分楽しめます。

いくつかの欠点はありますが、
レベルデザインや操作性など、総じて丁寧に作られており、
ゲーム初心者も安心して遊べるアクションＲＰＧです。
シナリオは王道ですが爽快感があり、テンポよく進むので
アクションが苦手でもモチベーションが高まるようになっています。
周回プレイも苦になりません。
逆に言うと上級者には難易度が低すぎる印象があるかもしれません。

キャラクターがイヌヒト・ネコヒトといった獣人ですが
魅力的なキャラクターが多く、可愛らしいので、
キャラにハマる方も多いかと思います。

コレクターズ･エディションを購入しましたが
付属の設定資料集やサウンドトラックは出来がよく、
ＣＭを見て世界観や音楽を気に入った方には、特にお勧めします。
ＯＰ、ＥＤは屈指の名曲です。

プレイ時間：30時間以上40時間未満（済）
Kayanoさん[2010-12-02 掲載]

[ 問題報告 ]

343人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	3pt	4pt	4pt	4pt	2pt

総合点
78pt

GOOD!

・アクションが気持ちいい。アイテム選択使用無し＋攻撃は基本つかみ投げのみ
というのが個性的だが、周辺にあるオブジェクトや、様々なギミックのおかげで、
困った局面でとれる行動のバリエーションは意外と多い印象。
・キャラクターが魅力的。主人公やヒロインはもちろん、クエスト屋の受付の人には
用はなくとも声をかけてしまう。
・何でも親切というわけではなく、飛行形態の操作が最初は難しいというのは良かった。

BAD/REQUEST

・ややイベント重視で「ここは操作させてよ」と思うことが少しある。
・街の雰囲気は個性的で面白いが、操作が気持ちよいので、箱庭感がもう少し欲しかった。
・ミサイルのキャッチや、つかみの吸い込み範囲はもう少し狭くても良かったかも。

COMMENT

このゲームの開発者のインタビューを読み、製作者が作りたいものを追求することが
はたしてゲームの面白さにつながるのか興味があったのですが、面白くて安心しました。
設定資料集にあるような世界が余すところなくゲームで体験できる日を楽しみにしています。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（未）
ponyoさん[2010-11-22 掲載]

[ 問題報告 ]

Amazonレビュー

レビュー者： geso レビュー日： 2010-11-03

人の目を引くような革新的な要素こそありませんが、いかにプレイヤーを楽しませるかを考えた配慮が
随所になされており、操作性やインタフェースも非常に良好で、とにかく遊んでいて楽しいと思わせてくれる作品です。

シナリオは王道でありながら、DSの限界に挑んだような美麗なグラフィックによる演出と
魅力的なキャラクターに彩られており、退屈さを感じさせません。
特に主人公のレッドは漢気があって一本芯が通った人物ですから、格好いい主人公が好きな方には非常にお勧めです。
また、ロボット物のお約束的な熱い展開もあるのが嬉しいところです。
BGMも高いレベルでまとまっていますし、オープニングやエンディングの曲は優しさの中に
強さを備えた素晴らしい名曲で、主人公とヒロインの心情や作品の世界観に見事に合っています。

アクションは難易度こそ低いですが、シンプルな操作ながら爽快感があり、コンボ要素もあって単調な作業にはなりません。
物語の途中からは新しい機体が選べてそれぞれに特有の技が使えるようになりますし、
最終的には自機は様々なアクションができるようになります。ただし、このためにはやりこみが必要になります。

その他、自分のプレイスタイルに合わせて機体を調整できるカスタマイズ要素や、
豊富なイラストと設定資料と本編のデモとサウンドとを集めていつでも閲覧できる収集要素、
レースや釣りなどのミニゲーム、クリア後要素や周回要素、更にはダウンロードクエストまで用意され、
とにかく小さなDSのカードの中に出来る限りの物を詰め込もうという意欲が感じられます。
特にレースゲームはミニゲームとは思えないほど本格的で、元々レースゲームが苦手だった私ですら、
空を飛ぶ爽快感が癖になり、すっかりはまってしまいました。
隠し機体も豊富な上通信対戦も可能なので、これだけでもかなり遊べるかと思います。

気になったのは、後半のストーリー展開がやや駆け足気味に感じられたことでしょうか。
掘り下げて欲しいキャラやもっと冒険してみたい場所があったので、もう少しだけボリュームを増やして欲しかったところです。

不満点こそあるものの、それを補って余りある魅力があります。
細部に至るまで妥協なく、とても丁寧に作り上げられているために、製作者の本作にかける情熱が伝わると同時に、
確かな深みを感じられるゲームです。全体を通して、思わぬ所に仕掛けがある二重底な印象を受けました。
気がつけばその深みにはまって止め時を失い、2周3周と遊んでしまうはずです。
優しい世界に浸りながら、どこか心に残るような作品を味わってみたい方は、是非プレイされてみては如何でしょうか。

■スポンサーリンク