ザックとオンブラ まぼろしの遊園地
中央値: 45 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 9.21 難易度 2.00 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt |
44pt
GOOD!
・ストーリー
両親が優れた手品師であるが、手品の腕は上手くなく自信を持てずにいた主人公・ザックが、デルフィーノ島に呼ばれて、謎の生き物・オンブラとの出会いや50年に一度行われる祭りの謎を知る中で成長していく、という流れは王道ながらも子供も大人も楽しめる内容かと。
イベントシーンで挿入されるアニメーションも非常に出来が良く、脇を固める声優陣も、千葉繁・石田彰・中尾隆聖(敬称略)をはじめとした豪華声優陣ということを含めてもそのまま土曜朝のアニメとして放映した方が良かったのではないかと思えるほどなのだから。
BAD/REQUEST
・キャラクター(特に悪役側)
物語の中でザックの行く手を妨害してくる悪役が存在するが、後述のミニゲームに容量を取られたと推測されるシナリオの描写不足のためか、何か物足りない存在と感じたことは確かだ。
ザックたちの行動を邪魔するラファエロも、ただ黒幕の命令で妨害のためにザックに勝負を挑むだけで、「人間臭さ」のようなものをほとんど感じず、最後にそこから切り離されて勝負を挑んできても「何故そこまでザックに固執するんだ?」と言う感情しか浮かばなかった。
ベタかもしれないが「実はラファエロはザックの両親が憧れの存在であり、その息子が手品師として未熟である事に不甲斐なさを感じ、自分が悪役として憎まれる事を承知の上でザックの前に立ちはだかり、彼の手品師としての腕を上げるため力になろうとした」などが背景にあるだけでも、また違った人間味も生じただろうし。
黒幕も、50年前の約束を守るためにデルフィーノ島に自作の遊園地を作っていたが、約束がいつの間にか歪んで解釈され、何故そんなことを考えるに至ったのかは説明されず納得はいかないし、また(やり方は間違っていたとはいえ)作り上げた自作の遊園地が結局邪魔物扱いされ、収納式ゆえ地下に戻され(ザックも「せっかくの遊園地が遊ばれないままなのは勿体ない」と言っているが)そのままスルーされるのも何か違和感を感じた。
そもそも「お祭り」は大人も子供も両方が楽しめてこそ本当に楽しいのであり、「子供(ザック達)」が取り戻したオンブラとの信頼と、「大人(黒幕達)」が作り出した遊園地が融合する形で、本当の意味で大人と子供が楽しみあう「お祭り」になれたのではないか、と考えてしまった(黒幕の行動を「大人=悪」の象徴となぞらえているのかもしれないが、その考え方は「お祭り」という舞台にはそぐわないし、何より「大人=悪」の考え方は古すぎる)。
「子供向け」の作品に徹するなら悪役が人間臭く、魅力的であるほど共感を得られただろうに…
・ミニゲーム
全184個(うちシナリオで必ずプレイするものは120以上)ミニゲームが存在するが、「ハノイの塔」「箱入り娘」など皆さんも何かしらの形で経験したであろうゲームが存在しているだけならまだしも、ベースとなっているゲームが同じでルールが追加されたもの(例えば一筆書きの迷路ならば特定の順番でポイントを通過するなど)で水増しされていたり、タッチペンの仕様上難易度「かんたん」でもクリアが困難なものがあったり(例えば「カードでスマッシュ!」系)と、ミニゲームの異様な多さがテンポを阻害していたよう感じたのは確かだ。
また、ミニゲームにおいて操作方法のチュートリアルモードもなく(一読しただけではルールを呑み込めないゲームも多かった)、失敗してもその場でリトライができず、またオンブラを捕まえねばプレイできないなどプレイ環境周りの不親切さも見過ごすことはできなかった。
どうしてもクリアできないゲームなら「オンブラ玉」10個を支払って、強制的にクリア扱いにしてもらえるのは救済措置と見て取れるが(「オンブラ玉」は大通りエリアの交換所にて、その他のミニゲームや対戦用のパックと交換できるが、それらが必要ない人は苦手なミニゲームにぶち当たったら無理せずオンブラ玉を支払うスタイルにすることをオススメする)。
・その他細々とした所
メッセージスキップ機能がないので、2周目以降をプレイする時にはストレスに感じたり、「遊園地(おまけ)」モードで、音楽鑑賞などのあって然るべきおまけがないので不満に感じたり(音楽自体は悪くないのだからミニゲームから離れて聴きたいと思ったのも確か)と、痒い所に手が届かない形の不満が見受けられた。
COMMENT
何というか、ミニゲームの異様な多さに容量を割かれたのか、キャラクターの掘り下げや痒い所に手の届かないプレイ環境など、改善できるであろう所が多く見られ、「惜しい」としか評価できない。
発売から2ヶ月も経過していない2010年12月上旬現在で、一部の店では中古で1980円で手に入るので、興味がある方は今のうちに購入するかもう少し値崩れするまで待つかを検討した方がよいだろう。
後、最後の方でいかにも「続編に続く」的な伏線も見られたが、もし次回作が出るのならば、ミニゲームの数を統合・削除してできるだけ減らし、またプレイ環境を改善していただきたいものである。
Amazonレビュー
レビュー者: 名無し レビュー日: 2014-11-16あまり期待していなかったのですがミニゲームは普通に難しいと感じました
ヒントなどは使わずでしたのでやりごたえがありました
強いて言うならもう少しボリュームがほしいかなぁ
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GOOD!
・ストーリーとキャラクターと声が良かったです。
・絵や時折、挿入されるアニメも綺麗で良かったです。
・ミニゲームの種類が多く、レベルも選べる。パズルを1つクリアすると、レベルに合わせて
「オンブラ玉」というのをもらえる。ためて置くと、自分が不得意なゲームのとき、
クリアと交換できる。
BAD/REQUEST
・失敗すると、「大失敗」とでること。もう少し出来そうなときほど、腹立つ。手品師としては、「大失敗」だが、ゲームとしては「あと少し」です。
・ゲームによってだが、ミスすると、お手つきを取られ、クリアできない。ミスしても
そのままならできたかも?とか、時間制限がなかったらできたかも?というのがある。
・他の方も書かれていますが、ミニゲームの使い回しが多い。
・ミニゲームが間に挟まれすぎで、ストーリーを純粋に楽しめないなと、思うことがあった。
COMMENT
・新品が1000円以下でしたので、買いました。
ミニゲームさえできれば良いという方に向けたゲームだと思う。
・ミニゲーム集にしたほうが良かったと思う。
・悪いにも書きましたが、ミニゲームが頻繁に出てきて、お話を楽しめないので、
オンブラ玉と交換して、サクサク進めました。でも、10個でクリアなので、
得意なものばかり、やっていたので、あきました。
不得意なものは、いつまでもそのままです。