天下一★戦国LOVERS DS
タイトル概要
中央値: - Amazon点数: 3.0
スコアーボード
標準偏差 0 難易度 - mk2レビュー数 0Amazonレビュー
レビュー者: ひまり レビュー日: 2010-10-12
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クリアしてからレビューを…と思っていたので書きたいことがかぶりますが…。
みなさんおっしゃっている事ほぼ同様です。
楽しみにしていた分と大神タイトル新規プレイユーザーの方への★は3つ。
大神ファンとしては…★2つというところで勘弁してください…。
・画質
前作に比べればやはり荒いです。
DSという点で劣化は覚悟してましたが、仕方ないと思います。
・カメラワーク
視点切替が自由に出来ません。
これは辛い…慣れればどうってことはないかもしれませんが。
ですが時として戦闘に影響してしまうのはいただけません。
・収集イベント
前作がやり込み要素満載で取りこぼしがないように配慮していた点、大神伝は取りこぼしがあると取りに戻れないようです。
・戦闘
難易度は低いですが、極稀にどう戦っていいのか不明な敵がいます。
あっという間に太陽器奪われて落陽という事も。
視点切替が出来ないのもたまに影響を及ぼしてます。
・アクション
アマ公のように高台からジャンプ!や速度段階の変更、二段階ジャンプ等アクションの増加はないのでアクション性の制限感は否めません。
・セーブ
ひとつしかセーブ出来ません。
前作プレイの方ならもしかするといらっしゃったかもしれませんが、
気に入ったイベントの前にセーブしてそれを取っておく(私の場合は神州平原含む大神降ろし前)などが出来ません。
スーパーマリオ(DS)ですらセーブ欄三つあるんだからさ…
・ロード
街中でもマップ移動の為ロードは多いです。
前作はロード中も遊べるように配慮してありましたが今作にはありません。
ただしイライラするような時間待ちではありません。
すべてにおいてDSだから仕方がない!と言い切れない部分もあるかもしれませんが…。
…こうして見るとマイナス点が目立ちますが、いい点ももちろんあります。
・音楽
前作の曲をリメイクしていますが違和感あまり感じずによく馴染んでます。
新しく耳にする曲もなかなかいいです。
・キャラクター
前作のキャラクターももとより新しいキャラクターもそこまで激しい違和感はありませんでした。
筆神もチビアマもみんな愛らしくていい感じ…!
かわいい!!!!と身もだえたシーンもありました。
愛らしくていいキャラばかりですが、筆神を変更した理由が不明です。
ただ、キャラクターをあの短い中で詰め込みすぎた気もします。
その為かサブキャラにいたっては印象が薄くなりがちでした。
・筆しらべ
DSの特性を生かしてるためなかなか爽快です。
ただし時間制限があるので戦闘中は焦ります。
その焦りが意外に緊迫感を生んで、いい感じです。
・謎解き
前作大神は広い年齢層を視野にいれていた為か?今作も難易度の低さは引き継がれてます。
一瞬「詰んだ…!!!」とあせったりもしましたが(本当に焦ったよ…)、冷静になれば解けるので、その点は親切です。
前作が名作中の名作であるため、制作スタッフの方は大変なプレッシャーの中で頑張ったのだろうと思います。
ここからは個人的な感想なので申し訳ないのですが・・・。
正直に申し上げますと最初はプレイしながら心の中で
「クローバースタジオならどうしたろう」
「クローバースタジオならここは」
「クローバースタジオなら…」
と当初は比較しがちでした。
が、新しい形を目にするにつれ、
「これもまた新しい大神なのだ」と思うようになってました。
自分の中で徐々に受け入れ体勢だったのですが・・・
中盤から後半にかけて雲行きが怪しくなってきて
…EDでは肩を落としました。
大神というタイトルがどうして愛されるのか、何度もプレイする人が多いのか。
どうしてあんなにも前作が感動できたのかを大神伝をプレイすることで明確になるのも皮肉な話ですが。
アマ公が愛され、イッスンとの強い絆が見えたからこそのものです。
今作で相棒をぽんぽんと変えられて、さらにあの展開で「泣けるだろう?」とでも?
ずっと眉間に皺が寄ってました。
前作キャラの設定もいじられた気がして…
後半に差し掛かる頃、前作の再プレイを開始し始めました。
大神伝という新しいタイトルをせずに前作が懐かしくなりそっちのけでプレイしてしまう。
そんな魅力が大神にあるのですがその魅力がどれだけ今作に引き継がれているのか
正直わかりません。
確かに待望の新作ということで、久しぶりに目にしたキャラクターや背景など見て
懐かしく、嬉しくも思いました。
好感ももてる部分もありますが、これが続編とは私には思えません。
外伝という見方をしています。
大神は大神、大神伝は大神伝と切り離して考えたほうがいいと私も思っています。
このレビューを書いている時点で前作大神のPS2ソフトはオリジナルともに廉価版すらも廃盤になってます。
大神伝で新しい大神をスタートするつもりでしょうか。
前作あっての今作という事を忘れてはならないと思います。
ラストからして続編が出そうな気配もしなくはないですが、
もし出るのなら…前作大神スタッフを再結集して頂きたい。
その気が大元の会社にないのならそれこそ前作を上回れると自信を持って言える作品を作っていただきたい。
きっと大神ファンは今後も続編が出るのを楽しみにしていますが、
ほとんどの方はきっと楽しみ以上にハラハラしているはずです。
個人的な意見ばかりで申し訳ありません。
一意見として述べさせていただきました…。
大神という作品を好きだからこその意見でレビューせざるをえませんでした。