大神伝 〜小さき太陽〜
中央値: 64 Amazon点数: 3.0
スコアーボード
標準偏差 14.68 難易度 1.54 mk2レビュー数 24ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
5pt | 5pt | 5pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
84pt
GOOD!
大神の続編である点。大神の登場人物があの後どうなったのか、それなりに知れて嬉しい。
大神シリーズ特有の絵巻のような画面描画も、DSでよくぞここまでと感じる。
筆しらべは、PS2や、Wiiよりもタッチペンの方が当然ながら操作しやすい。
音楽もDSながらすばらしい。
全体として、美しく優美な大神の世界をDSで体感できるという点において、かなりの完成度が保たれているのが、とても良かったし、安心した。
BAD/REQUEST
全体的な操作として、両手操作+タッチペンというインターフェースが、ややめんどくさかった。DSのゼルダのようなタッチペンのみでの操作にするか、もしくはカーソルキーでも筆しらべができると良かった。
また、カメラの視点移動も、本作ではかなり配慮され自動で切り替わる点はとても良かったが、手動で変えようと思うと、タッチによる操作しかできないのが不満だった。カメラワーク的に見えないところから敵に攻撃されることがたびたびあり、若干イラッときた。
ストーリー的には、チビテラスの登場が唐突すぎると感じた。
また、GOOD!のところで、画面描画について「DSでよくぞここまで」と書いたが、やはり無理している部分もある。一つのフィールドが広大に出来ない分、たとえば広い信州平原は、いくつかのフィールドに区分けされており、いちいちロードが発生する。
ロードが発生するのは別に良いが、フィールドが区分けされているため、たとえば高台の上と下で違うフィールドの場合、高台の上からジャンプで飛び降りるなどのアクションが出来ず、前作のように自由に走り回れるという感覚が無いのが残念。
同様に、前作で再現されていた疾走感が、チビテラスでは足が遅いのか無い点や、世界に触れる感触(土を掘る感触や、柔らかいモノを一閃で斬る感触)が、再現されていないのもちょっと悲しかった。
前作で、野生動物にえさをあげて愛でるというシステムがあったが、それもなくなっており残念。
COMMENT
前作大神は、「文句なしに面白い」だったが、本作大神伝は、「文句があるが面白い」。
前作をやっていると、BADな部分が気になると思うが、本作から入れば、おそらく問題なく良作と感じると思う。そういう方は、ぜひ、前作「大神」も試してほしい。
神話をテーマに可愛いキャラに癒されるという大神特有のオリジナリティ、筆しらべ、絵巻のような画面描画、音楽とアニメーションによる美しい大神降ろしなど、グラフィックス、オリジナリティは満点としたい。
音楽も、前作同様世界観にぴったりの名曲揃い。DSで音質が心配だったが、イヤホンで聞く限り全く気にならないので満点とした。
満足感・熱中度は、大神シリーズできちんと作り込んであるというだけで満点としたいが、前作と比べるとやや劣ってしまうので、4点とした。
快適さは、カメラワークの点や、操作性の点で普通?多少良いレベルと感じた。悪くは無い。
Amazonレビュー
レビュー者: ひまり レビュー日: 2010-10-12クリアしてからレビューを…と思っていたので書きたいことがかぶりますが…。
みなさんおっしゃっている事ほぼ同様です。
楽しみにしていた分と大神タイトル新規プレイユーザーの方への★は3つ。
大神ファンとしては…★2つというところで勘弁してください…。
・画質
前作に比べればやはり荒いです。
DSという点で劣化は覚悟してましたが、仕方ないと思います。
・カメラワーク
視点切替が自由に出来ません。
これは辛い…慣れればどうってことはないかもしれませんが。
ですが時として戦闘に影響してしまうのはいただけません。
・収集イベント
前作がやり込み要素満載で取りこぼしがないように配慮していた点、大神伝は取りこぼしがあると取りに戻れないようです。
・戦闘
難易度は低いですが、極稀にどう戦っていいのか不明な敵がいます。
あっという間に太陽器奪われて落陽という事も。
視点切替が出来ないのもたまに影響を及ぼしてます。
・アクション
アマ公のように高台からジャンプ!や速度段階の変更、二段階ジャンプ等アクションの増加はないのでアクション性の制限感は否めません。
・セーブ
ひとつしかセーブ出来ません。
前作プレイの方ならもしかするといらっしゃったかもしれませんが、
気に入ったイベントの前にセーブしてそれを取っておく(私の場合は神州平原含む大神降ろし前)などが出来ません。
スーパーマリオ(DS)ですらセーブ欄三つあるんだからさ…
・ロード
街中でもマップ移動の為ロードは多いです。
前作はロード中も遊べるように配慮してありましたが今作にはありません。
ただしイライラするような時間待ちではありません。
すべてにおいてDSだから仕方がない!と言い切れない部分もあるかもしれませんが…。
…こうして見るとマイナス点が目立ちますが、いい点ももちろんあります。
・音楽
前作の曲をリメイクしていますが違和感あまり感じずによく馴染んでます。
新しく耳にする曲もなかなかいいです。
・キャラクター
前作のキャラクターももとより新しいキャラクターもそこまで激しい違和感はありませんでした。
筆神もチビアマもみんな愛らしくていい感じ…!
かわいい!!!!と身もだえたシーンもありました。
愛らしくていいキャラばかりですが、筆神を変更した理由が不明です。
ただ、キャラクターをあの短い中で詰め込みすぎた気もします。
その為かサブキャラにいたっては印象が薄くなりがちでした。
・筆しらべ
DSの特性を生かしてるためなかなか爽快です。
ただし時間制限があるので戦闘中は焦ります。
その焦りが意外に緊迫感を生んで、いい感じです。
・謎解き
前作大神は広い年齢層を視野にいれていた為か?今作も難易度の低さは引き継がれてます。
一瞬「詰んだ…!!!」とあせったりもしましたが(本当に焦ったよ…)、冷静になれば解けるので、その点は親切です。
前作が名作中の名作であるため、制作スタッフの方は大変なプレッシャーの中で頑張ったのだろうと思います。
ここからは個人的な感想なので申し訳ないのですが・・・。
正直に申し上げますと最初はプレイしながら心の中で
「クローバースタジオならどうしたろう」
「クローバースタジオならここは」
「クローバースタジオなら…」
と当初は比較しがちでした。
が、新しい形を目にするにつれ、
「これもまた新しい大神なのだ」と思うようになってました。
自分の中で徐々に受け入れ体勢だったのですが・・・
中盤から後半にかけて雲行きが怪しくなってきて
…EDでは肩を落としました。
大神というタイトルがどうして愛されるのか、何度もプレイする人が多いのか。
どうしてあんなにも前作が感動できたのかを大神伝をプレイすることで明確になるのも皮肉な話ですが。
アマ公が愛され、イッスンとの強い絆が見えたからこそのものです。
今作で相棒をぽんぽんと変えられて、さらにあの展開で「泣けるだろう?」とでも?
ずっと眉間に皺が寄ってました。
前作キャラの設定もいじられた気がして…
後半に差し掛かる頃、前作の再プレイを開始し始めました。
大神伝という新しいタイトルをせずに前作が懐かしくなりそっちのけでプレイしてしまう。
そんな魅力が大神にあるのですがその魅力がどれだけ今作に引き継がれているのか
正直わかりません。
確かに待望の新作ということで、久しぶりに目にしたキャラクターや背景など見て
懐かしく、嬉しくも思いました。
好感ももてる部分もありますが、これが続編とは私には思えません。
外伝という見方をしています。
大神は大神、大神伝は大神伝と切り離して考えたほうがいいと私も思っています。
このレビューを書いている時点で前作大神のPS2ソフトはオリジナルともに廉価版すらも廃盤になってます。
大神伝で新しい大神をスタートするつもりでしょうか。
前作あっての今作という事を忘れてはならないと思います。
ラストからして続編が出そうな気配もしなくはないですが、
もし出るのなら…前作大神スタッフを再結集して頂きたい。
その気が大元の会社にないのならそれこそ前作を上回れると自信を持って言える作品を作っていただきたい。
きっと大神ファンは今後も続編が出るのを楽しみにしていますが、
ほとんどの方はきっと楽しみ以上にハラハラしているはずです。
個人的な意見ばかりで申し訳ありません。
一意見として述べさせていただきました…。
大神という作品を好きだからこその意見でレビューせざるをえませんでした。
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GOOD!
前作プレイ済みです。その上でレビューさせていただきます。
<相棒たちの愛らしさ>
クリアまでに何人ものパートナーが登場します。
皆子供なのですが、性格や口調が全く異なるので
その都度、会話やセリフに個性を感じて
楽しむことが出来ます。
<変わらない世界観>
フィールドや登場人物の多くは前作から何も変わっていません。
大神特有の笑いあり、感動ありといった部分もそのままです。
下手に手を加えられるより、前作と全く同じ舞台で新しい冒険を
してみたいと思っていた自分にとってこれは嬉しかったです。
<万人受けするつくり>
後の方で少し反対意見を書かせてもらいますが、
基本的にこのゲームは万人向けといえるのではないでしょうか。
難易度、操作、ジャンル、どれをとっても人を選ばない
作りになっているため、ゲームとしての完成度はかなり
高い気がします。
BAD/REQUEST
<相棒たちとの絡み>
一人当たりの時間が短すぎじゃね?と思います。
パッケージを飾っている少年なんか、前半こそ
メインで物語に絡んできますが、途中でいなくなって
終盤までずっとフェードアウトします。
「あれ?この子主人公的なキャラじゃなかったのか?」
と不思議に思いました。
<ミニゲーム削除>
容量的に仕方ない事なのかも知れませんが、
釣り、穴掘り、ほえる、といったサブ要素が
全削除となっており、個人的にはとても
ショックでした。
<勝手なレベルアップ>
溜まった幸玉を自由に振り分ける所に大神の
楽しさがあった気がするのですが、今作では
一定の幸玉が溜まると自動的にライフや墨が
増えていきます。あと胃袋はなくなってます。
<エンディングが微妙>
いかにも次回作がある感じの終わり方で、個人的に
あまり好きではありませんでした。普通に一話完結
のようにすればよかったのに、放置されたままの
疑問が多々残ってしまっています。
<歴史改変>
今作一番のネックはやはりこれでしょうね。
ファンによってはこれだけでクソゲー認定できる
のではないでしょうか。
前作までの様々な歴史が強引な後付設定により
色々変わっています。私自身プレイしていて思わず
「えぇ?……」と言ってしまったのを覚えています。
もっとも、自分の場合はそこまで気になりはしなかったので、
最後までプレイし続ける事が出来ましたが。
COMMENT
例えるならこのゲームは「純和風のゼルダ」といった内容です。
幅広い年齢層に受け入れられるでしょう。前作ファンを除いて。
中古ショップに行くと、PS2版の初代大神よりも安い値段で
このソフトが売られている、という光景をよく目にします。
内容の割に評価がやたら低いんですよねこのゲーム。
何故なのか?理由は実に簡単です。ファンを裏切ったから。
人により多少の差はあると思いますが、前作ファンなら誰もが
プレイ中、何度も精神的ダメージを受ける事でしょう。
いじってはいけない部分をいじりすぎでもはや創作レベル。
この辺が激しい値崩れを起こした原因になっていることは
疑いようもありません。もう少し「大神」を大切にして欲しかった。
なので自分からは以下の言葉をもってレビューを終了させていただきます。
前作未プレイの方はぜひやってみてください。面白いです。
前作プレイ済の方は覚悟を決めてからやってください。
思い出を破壊される恐れがあります。