大神伝 〜小さき太陽〜
中央値: 64 Amazon点数: 3.0
スコアーボード
標準偏差 14.68 難易度 1.54 mk2レビュー数 24ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 1pt | 1pt |
46pt
GOOD!
・DS画面としてグラフィックが綺麗。大神おろしは今作も壮観。
・操作の謎解き部分などにおいては前作よりも難易度が高くなっていて、(というより、前作は謎が謎でなくなってしまっていたところが多々あったと言うべきか)アクションの一工夫などを要求されるところにやり応えがある。
・戦闘では、前作では奥義を使った時以外、折角取得した属性効果のある筆しらべの威力を肝心の戦闘で発揮できないことが多かったが、一部妖怪が属性マテリアルを戦闘中に落としてくれる、相棒からのアシスト等で活躍できるようになっていたので、使い勝手が改良されたと思う。
・ストーリーの重要なところには矢印が出るようになっているのは、大事なところで迷わないという点でいいと思う。
BAD/REQUEST
・戦闘
必須ではないとはいえ、武器の強化がネック。素材の種類を増やすのであれば、せいぜいどの敵がどの素材を落とすのかということを明記するべきではないかと思う。その情報の少なさが、特定の段階を踏まないと入手できないという素材集めの難易度に拍車を掛けている。
このゲームは戦って主人公が強くなる形式ではないので、戦闘を積極的に行うプレイヤーはあまりいないので、もっと戦闘をする上でプレイヤーの欲求をかき立てるような工夫が欲しいところ。
・操作性
筆しらべがタッチペン操作なのは良いが、カメラワークが不自由で使いたいところに上手く持って行けない不便さを感じた。
マップの行き来に自由度がない。ストーリーを進めるとそのまま前舞台のマップへの行き来がしばらくできなくなる機会が多いほか、薬師村を除き、やっと全マップ巡りが解禁されるのは終盤に入る頃。そして最終ダンジョンに入ると、強制でストーリールートに誘導されてしまうので、自由に探索できる期間が短い。探索物の多いゲームなのでその不自由さがより目立つ。
・イベント
一部強制スクロールのシューティングゲーム化していて、「これは何のゲームよ?」と疑いたくなった。そのような方式にするならミニゲームという形にして欲しかったと思う。突如切り替わった強制スクロールで、画面と障害物に挟まれ突然ゲームオーバー……今まで自由に動きまわってプレイしていたこちらとしては面食らう。「大神」というゲームのテーマ性にもそぐわないと感じた。
薬師村の人集めは、この大神伝というストーリー攻略との関係、お楽しみ要素両面から見て、ちょっと中途半端な気も。
・ストーリー
とにかく個々の相棒と一緒にいる時間が少なく、前作との関連づけ、最終局面への流れなどに強引さを感じる。相棒をあれだけの人数にする必要があったのだろうか?
相棒の人数の調整だけでもできていたら、もう少し個々のキャラの課題、それを克服していく過程などを深く掘り下げられたのではないのだろうか。
前作のキャラクターの名前は歴史上の人物などからは、一部引用して扱っていたが、今回全くそのまま歴史上の人物名で、それも悪役としてキャラを作ってしまっていたりするところから、人によっては不快感を感じるのではないかと思う。
折角前作で綺麗にまとまっていたところを、余計に手を加えて収拾がつかなくなってしまったような印象も否めない。
COMMENT
自分は前作「大神」を最後にプレイしてから随分間が空いていて、細部までの比較は少々自信がない私なので、ストーリーの矛盾などの細かい指摘は他の方に頼ることにして……
他の方々が書かれているように、前作の続編として見なければ普通に面白いと思うが、かといって前作で語られた内容やキャラ同士の関係性が一言で片付けられていたりして、初見にはいまいち良く分からなさそうである。
前作のストーリーは断片的で、しかもわざわざ収拾してメニュー画面で開いて読まなければならならない。
強制でないので作品に直接関係のない設定を見なくても済む一方で、前作の流れを知りたい人にとっては非常に面倒くさい。そのような意味ではこのソフトからのプレイヤーにも不案内な内容に思える。
新しい要素を盛り込むことに重点を置きすぎた結果のように思うが、筆神の設定の改変とキャラの置き換えは、やはりもったいない。
個人的には、前作では大好きだったカムイの舞台も出てほしかった。
前作でできた「吠える」「穴を掘る」等のアクションがないことに関しては、少し淋しさを感じた。
そして前作のキーパーソンである某キャラが、どう考えても最低の人物にしか見えないのが残念。
等、色々前作と比較すると思うところはあるが、前作は前作という素晴らしいものが確固としてあるから、それまで自分の中で評価を落とすこともないだろうと考えている次第。どうしてもシステムなど前作からの引き継ぎが多いので、比較的な観点になってしまうが、この作品としてレビューすると、ざっとこんなところかと思う。
総合的に見て、作り込みのブレ幅が大きく、着地点が見あたらず迷走している作品であるように感じた。もう少し洗練された形になったものをプレイがしたかったかなと思うところ。
Amazonレビュー
レビュー者: ひまり レビュー日: 2010-10-12クリアしてからレビューを…と思っていたので書きたいことがかぶりますが…。
みなさんおっしゃっている事ほぼ同様です。
楽しみにしていた分と大神タイトル新規プレイユーザーの方への★は3つ。
大神ファンとしては…★2つというところで勘弁してください…。
・画質
前作に比べればやはり荒いです。
DSという点で劣化は覚悟してましたが、仕方ないと思います。
・カメラワーク
視点切替が自由に出来ません。
これは辛い…慣れればどうってことはないかもしれませんが。
ですが時として戦闘に影響してしまうのはいただけません。
・収集イベント
前作がやり込み要素満載で取りこぼしがないように配慮していた点、大神伝は取りこぼしがあると取りに戻れないようです。
・戦闘
難易度は低いですが、極稀にどう戦っていいのか不明な敵がいます。
あっという間に太陽器奪われて落陽という事も。
視点切替が出来ないのもたまに影響を及ぼしてます。
・アクション
アマ公のように高台からジャンプ!や速度段階の変更、二段階ジャンプ等アクションの増加はないのでアクション性の制限感は否めません。
・セーブ
ひとつしかセーブ出来ません。
前作プレイの方ならもしかするといらっしゃったかもしれませんが、
気に入ったイベントの前にセーブしてそれを取っておく(私の場合は神州平原含む大神降ろし前)などが出来ません。
スーパーマリオ(DS)ですらセーブ欄三つあるんだからさ…
・ロード
街中でもマップ移動の為ロードは多いです。
前作はロード中も遊べるように配慮してありましたが今作にはありません。
ただしイライラするような時間待ちではありません。
すべてにおいてDSだから仕方がない!と言い切れない部分もあるかもしれませんが…。
…こうして見るとマイナス点が目立ちますが、いい点ももちろんあります。
・音楽
前作の曲をリメイクしていますが違和感あまり感じずによく馴染んでます。
新しく耳にする曲もなかなかいいです。
・キャラクター
前作のキャラクターももとより新しいキャラクターもそこまで激しい違和感はありませんでした。
筆神もチビアマもみんな愛らしくていい感じ…!
かわいい!!!!と身もだえたシーンもありました。
愛らしくていいキャラばかりですが、筆神を変更した理由が不明です。
ただ、キャラクターをあの短い中で詰め込みすぎた気もします。
その為かサブキャラにいたっては印象が薄くなりがちでした。
・筆しらべ
DSの特性を生かしてるためなかなか爽快です。
ただし時間制限があるので戦闘中は焦ります。
その焦りが意外に緊迫感を生んで、いい感じです。
・謎解き
前作大神は広い年齢層を視野にいれていた為か?今作も難易度の低さは引き継がれてます。
一瞬「詰んだ…!!!」とあせったりもしましたが(本当に焦ったよ…)、冷静になれば解けるので、その点は親切です。
前作が名作中の名作であるため、制作スタッフの方は大変なプレッシャーの中で頑張ったのだろうと思います。
ここからは個人的な感想なので申し訳ないのですが・・・。
正直に申し上げますと最初はプレイしながら心の中で
「クローバースタジオならどうしたろう」
「クローバースタジオならここは」
「クローバースタジオなら…」
と当初は比較しがちでした。
が、新しい形を目にするにつれ、
「これもまた新しい大神なのだ」と思うようになってました。
自分の中で徐々に受け入れ体勢だったのですが・・・
中盤から後半にかけて雲行きが怪しくなってきて
…EDでは肩を落としました。
大神というタイトルがどうして愛されるのか、何度もプレイする人が多いのか。
どうしてあんなにも前作が感動できたのかを大神伝をプレイすることで明確になるのも皮肉な話ですが。
アマ公が愛され、イッスンとの強い絆が見えたからこそのものです。
今作で相棒をぽんぽんと変えられて、さらにあの展開で「泣けるだろう?」とでも?
ずっと眉間に皺が寄ってました。
前作キャラの設定もいじられた気がして…
後半に差し掛かる頃、前作の再プレイを開始し始めました。
大神伝という新しいタイトルをせずに前作が懐かしくなりそっちのけでプレイしてしまう。
そんな魅力が大神にあるのですがその魅力がどれだけ今作に引き継がれているのか
正直わかりません。
確かに待望の新作ということで、久しぶりに目にしたキャラクターや背景など見て
懐かしく、嬉しくも思いました。
好感ももてる部分もありますが、これが続編とは私には思えません。
外伝という見方をしています。
大神は大神、大神伝は大神伝と切り離して考えたほうがいいと私も思っています。
このレビューを書いている時点で前作大神のPS2ソフトはオリジナルともに廉価版すらも廃盤になってます。
大神伝で新しい大神をスタートするつもりでしょうか。
前作あっての今作という事を忘れてはならないと思います。
ラストからして続編が出そうな気配もしなくはないですが、
もし出るのなら…前作大神スタッフを再結集して頂きたい。
その気が大元の会社にないのならそれこそ前作を上回れると自信を持って言える作品を作っていただきたい。
きっと大神ファンは今後も続編が出るのを楽しみにしていますが、
ほとんどの方はきっと楽しみ以上にハラハラしているはずです。
個人的な意見ばかりで申し訳ありません。
一意見として述べさせていただきました…。
大神という作品を好きだからこその意見でレビューせざるをえませんでした。
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GOOD!
前作PS2大神プレイ済です
○独特なグラフィックの再現
DSなのに墨絵調のグラフィックの再現をかなり頑張っています。
見比べてしまえば劣りますが(当たり前)、そうでなければそのまま再現されてる!と感動モノです。
○筆調べとタッチペンの相性
DSですので画面に何か書き入れるという行為の目新しさはあまりありませんが、快適にプレイ出来、ストレスがたまりません。
○ダンジョン・ボス戦が楽しい
ちょっとだけ考えればわかる程度の緩めな難易度でアクション苦手な人も楽しめます。
○音楽
前作を踏襲した和風な音楽です。
聞いていて耳に心地よく、またDSなのに音質もそんなに悪くないかと思います。
BAD/REQUEST
×ストーリー
前作をプレイ済かどうかで評価の分かれる所だとは思いますが、プレイ済でない場合はあまりに前作のストーリーと絡め過ぎていてわかりづらくて嫌に思うのでは?
プレイ済意見としては、前作の見せ場のシーンを台無しされたり、設定が破たんしていたり、キャラクターの性格があまりに変わっていたりと途中から全く楽しめなくなってしまいました。
1つの作品としても、続編ありきで複線の多くを投げているなど好意的に見られません。
×イベントシーン
全てスキップかオートでだらだら見るかの二択しかなくて疲れます。
1つのイベントが長いので「ムービー見てるだけゲー」になりがち。
×読み込みの多さ
同じ村の中でもちょっと移動すると読み込みが入ります。地味にストレス。
COMMENT
細かい不満はありますが、前半中盤までは非常に楽しめました。
後半からはストーリーに難ありで、無理矢理まとめた印象。
しかも、クリアしても解明されない根本的な話が残っており消化不良でした。
前作をプレイ済だと前作の重要な設定やシーンが破綻している場合もあり、そこもちょっと気になってしまうかも。
グラフィック、音楽、ボス戦やミニゲーム的な物は面白かったので惜しいの一言です。
スキップ関係の不便さが熱中度を下げてしまったのも勿体ないと思います。
あと、ミニゲーム系は面白かったのだからクリア特典に入っていれば良かったのにな、と思いました。
クリアまでのプレイ時間は22時間くらいでした。