メタルマックス3
中央値: 71 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 11.66 難易度 2.59 mk2レビュー数 37ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 2pt | 5pt | 5pt | 2pt | 2pt |
77pt
GOOD!
・メタルマックスの続編が遊べた事
硬派かつ個性的なメタルマックスの続編がやっと遊べた事。
旧作の良い部分を残しつつ、新要素も取り入れ今時には珍しい「普通」のRPGに仕上がっているので、おっさんゲーマーでも最後まで飽きる事なく楽しめました。
旧作ファンはもちろん、完全なご新規さんにとっても「古臭い感じだけど何か新しいぞ?」と言う感覚で受け入れて貰える作品に仕上がっていると思いました。
・シリーズ初?のストーリー性
MM2でも復讐と言うストーリーラインが存在していましたが、本作では主人公のキャラクターが確立しているので、賞金首の中には主人公との因縁を感じさせるキャラクターがいたりと旧作よりもストーリーに特化している印象を持ちました。
自由度の高さは維持しつつもストーリーをきっちり感じさせるこのバランスは秀逸だと思います。
・バイクの登場
クレーン車や救急車、バスなど旧作にも戦車ではない乗り物が登場しておりましたが、今作ではバイクと言う新しいジャンルが出てきております。
どのバイクも荒廃した未来にマッチするデザインなので、よりマッドマックス的な旅を楽しむ事が出来ました。
・戦闘、ボスの強さのバランスが優秀
BADに武装選択の幅の狭さ、凶悪さを書いているのですが、それでも倒せないボスが存在する事や上手く弾数のやりくりをしないとぼろ負けをすると言うバランスは優秀だと感じました。
・各勢力との友好度や特別依頼の存在
単純に賞金首を倒すだけ、ではなく各勢力と友好的になったり特別依頼をこなしたり、と一ハンターとしての世界観を楽しむ事が出来ました。
ただ、友好度を上げる事でもう少し目に見えた「何か」を次作では盛り込んで欲しいとも思いました。
BAD/REQUEST
・面倒な要素が多い
具体的に言えばプエルト・モリの地下水路、ダイコンデロガ討伐時、ラストダンジョン手前のダンジョンのハンガーなど。
同じ所を行ったり来たりさせられる上、エンカウント率も高く最悪どのように繋がるのかを知っていなければまた戻って一からやり直しするハメになります。
ラストダンジョン手前のダンジョンにてうっかり戦車をハンガーに乗せたまま上に上げてしまい、そのまま進んでしまった時は全滅→回収をしました。
この辺りはどうにか出来なかったのでしょうか。
・戦車、モンスターなど各種デザインが何とも微妙
山本さんがデザインを担当してくれた、と言う事で硬派かつ個性的を期待していたんですが、現代ナイズドされたものばかりでがっかりしました。
MM2の四天王はどれもインパクトがあったのですが、今作はドミンゲス以外は殆ど覚えてない上、ボスによっては「FFかよ!」とツッコミたくなるデザインのものも。。。
ラスボス手前のボスとか結局ゴスロリ女の子だったりこういう所で媚びて欲しくなかったな、とワガママを言わせて貰えると嬉しいです。
また、戦車もMBT以外に気に入るデザインのものがなく旧作のほうが良かったなと言う印象。
特にバイオタンクと言うイロモノがあるのに、その上ソイヤとかは本当にいらなかったと思います。
・カスタマイズの自由度が低い
ペイントに関しては6色程度、しかも穴の改造は固定となっており、一度改造してしまうと元に戻せないと言う仕様は一体どこのどいつが決めたんだ、と憤慨しております。
しかも今作の主砲が何とも微妙で、攻撃力が今ひとつ。
攻撃力は少し劣っていたとしても5発撃ちのS-Eを数門取り付けてラッシュすれば、多段ヒットして主砲の一発二発を優に超えるダメージを与えます。
そして最も困るのは固定砲の存在。
穴カスタムも多数枝分かれしているようで、実質最終型は1?3種類程度に留まり、つけたくないのにドリルを装備してたりイマイチ攻撃力が微妙なS-Eだったりと非常に困りました。
COMMENT
1はFCで、2はSFC、サーガはPS2のみ遊んでおります。
サーガの悪い部分もやや継承してしまっている感はありましたが、それ以上に旧作らしさが多く見え隠れしていたので非常に楽しめここまで熱中出来たゲームはDSでは初めてでした。
戦車のカスタマイズだけは本当に残念としか言えませんでしたが、その他の部分は旧作そのまま。
面倒な要素もドラム缶押しだと思えばそこまで苦にもならない、ような気がする。
今作は17年の時を経て発売された事もあり、ご新規さんも意識したコミカルさが前面に押し出されていた気がします。
しかし、旧作ファンとしてはもっと硬派な空気を漂わせて欲しかったと思います。
クランもグラップラーと比べると統制のとれていないただのならず者達と言う感じなのに、ボスは殆どがインテリだし何かちぐはぐな印象を受けました。
しかし、動くスナザメには感動しました。
このノリで旧作のリメイクとか作ってくれたら、と夢を見てしまいます。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazonのお客様 レビュー日: 2010-08-02やや癖のある世界観になっているが、プレイした感覚としては
スーパーファミコンのRPGをやっているのにかなり近い感覚なので
多くのプレイヤーが「悪くない」と思うのでは無いだろうか
ただその先の世界観やキャラクターなんかが気に入るかは好みが分かれる事でしょう
この作品のもっとも良い点は、自由度のバランスではないかと思います
1本道ではなく、かといって海外産RPGのように全て自由と言う訳でもない
何をして良いかを見失う事無く、常に何かしら道が示されています
その道以外にも行った事の無い場所へ行く、戦車の強化をする、賞金首を捜す等
やれることが非常に多い為、プレイ意欲が維持できる
更に細かい点ではキャラクターのレベル差が自然と埋まって行ったり
戦車があるおかげでレベル1からの育成が楽なのも、仲間に出来る職業が
6種類もある為嬉しいですね
また戦闘時のアニメーションの出来が良い事や、後述のエンカウントの高さが
苦痛にならなくなる、戦闘スピード加速の双方同時行動が見ていて小気味良い
シリーズ恒例の「ドッグシステム」も当然有り、ダンジョンからの一発離脱や
街から街へ一瞬で移動できる為、各地でイベントが進行する今作を非常に快適に遊べる
反面システム面などに細かい不満もあり、戦車の乗り降りの微妙なしづらさや、斜め移動が出来ない事
場所にもよるけどエンカウント率の高さなどが細かい点では気になる部分です
もっとも残念なのは携帯機であるDSのRPGなのに、中断セーブが出来ないのは正直いただけない
省電力とは言えいつ電池が切れるか分からないスリープモードは使用したくないし
携帯機のRPGには中断セーブは必須だと思います
総評としては昔ながらのRPGが好きなら買い、シリーズのファンなら怯える事無く買いです
細かい不満点を凌駕する楽しみが多く、ガンガンプレイできる良作です
やはり能動的に遊べるRPGは面白い!
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GOOD!
今作はメタルサーガではなくメタルマックス(以下MM)シリーズの正統なる続編といえる作品で初代MM、MMR、MM2のようなイメージを期待している方には安心してオススメできる内容になっている。
特にメタルサーガで悲しい思いをしたファンの人やメタルシリーズを初めてサーガでやってしまった方には是非やって頂きたい!
【オリジナリティ】
荒廃した世界を戦車を使って冒険できるRPGなんてどこを探してもMMしかないだろう。
すでにMM、MM2である程度システムは確立されていたが荒廃した世界で暮らす人々のMMらしい独特な台詞回しや個性的な敵キャラや賞金首、そして自由あふれる戦車のカスタマイズとMMらしいオリジナリティは今作でも健在!
【グラフィックス】
素晴らしいの一言、全体的に綺麗なのはもちろんだがなにが素晴らしいって戦闘では雑魚キャラや賞金首モンスターが動く動く、特に従来のファンならスナザメの迫力は涙ものといえる、スーファミ時代では考えられないぐらい迫力あるグラに書き換えられているので感動するだろう。
それを見てるだけでも楽しいが味方もちゃんと従来通り装備品を変えたらその変えた装備のグラフィックに変わるのでついいろんな武器を装備してみたくなる。
フィールドに関しても高速道路があったり、線路があったり、時には砂煙が吹いてきたりと興味がそそられる物が多い。
【音楽】
お尋ね物との戦闘はもちろん、歴代の名曲も随所にこまかく入れてくれているのでファンならついニヤリとしてしまう事も多いだろう、もちろんMM3で新しく入ったBGMも決して悪くなく全体的にそつなくまとまっている。初めてやる方はMMは音楽も良曲が多いのでぜひ聞いてみてほしい、きっと好きになると思います。
【熱中度】
これはほんとにやばいです、特に用事がなければ何時間でもやっていられる、それほどMMは自由度が高いのだ!まだ行ってないところに行ってみる、賞金首にチャレンジしてみる、戦車のカスタマイズを考える、ハンターオフィスの依頼を解決するetcと言い出したらキリがない、しかもそれらは強制ではなく何からやってもいいのである、だからつい辞め時を失う、そして気づけば3?4時間は簡単に過ぎていく・・・
しかも今回はやり込み要素もあり周回プレイが可能なので全部のイベントを見るとか賞金首をすべて倒すとか最強の戦車を作り上げるなどなど長く遊べそうです。
【満足感】
個人的には大満点です、メタルシリーズを初代からやり続けているのですがPS2の砂塵の鎖はまだましでしたがDSのメタルサーガでは苦汁を飲まされもうメタルシリーズは終わったと思っていました。
それが今回でまさかの復活を果たし蓋をあけてみればそこには期待していた以上のメタルマックスの世界観が広がっていたのでうれしかったですね。
メタルマックスファンなら間違いなく満足できると思います。
【快適さ】
これについてはややお粗末な部分があるのでBADに書かせていただきます。
【難易度】
はっきりいって初めてこのシリーズをやる方は面食らうかたも多いでしょう、というか敵が強すぎて投げ出す方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこの難易度こそがMMのいいところなのです!
MMの賞金首はだいたいどれも強めに設定されていますが頑張ればちゃんと勝てるようなレベルにしてくれています、でも簡単には勝てない、そのバランスは毎回逸脱でMMはよく考えてるな?といつも思います、だからこそ賞金首に勝てた時の達成感は他のゲームではなかなか味わえないものがありますよ。
BAD/REQUEST
■バグが多い
・場所によっては入ってしまうと抜け出せない場所があるようで僕も一度だけ抜け出せなくなりましたがその時はワープできるアイテムを持っていたので事なきを得ました。
所々そのような場所はあるようです。
・フリーズ気味になる事がありクリアまでに序盤で一度だけ完全にフリーズしました。
・預かり所でアイテムが消えるバグもありそれは設定で回避可能
・序盤である事をすると以降のイベントが全ておきなくなる
・ストーリー終盤で訪れる町で資金無限増殖が可能(完全にゲームバランスぶち壊し)
MM2時代にあった金くい虫の流れなのかわざとなのか・・・
どちらにしろこのバグは頂けない、賞金首の旨みが薄れる。
ただ前半には実行できないのが唯一の救いか・・・
他にもいろいろとバグ情報が見つかっているようですのでこれから始められる方は事前にwiki等で確認しておいたほうがいいかもしれません。
■エンカウント率が高い
イベントによってはその場所の敵を倒していくことで徐々にエンカウント率が収まっていき最終的に敵がいなくなるなんてものもあるのでそういう場所はエンカウント率が始めは高めにせっていされているのですが要は場所によって高いところもあれば普通のところもあるということです。
しかしエンカウント率が高めの場所は半端ではなく戦闘が終わって一歩進んだだけで敵がでてくるなんて事もザラにあり心が折れそうになる時もありました。
MM3のダンジョンは全体的に狭くつくってあるのでエンカウント率を高めに設定することで調整しているのだと思います。
フィールドは一部を除いて普通です、エンカウント率をさげるアイテムがあるのでそれを使えば丁度いいと思います。
■スキルやアイテムの説明が不足
基本的にスキルやアイテムの説明はメニュー画面でしか見れず戦闘中は確認することができないのでこのスキルがどういう効果だったかわからないなんてことが多々起こります。
特に重要な戦車には特性というものがあり要はその戦車の特徴みたいなもんですが
例えば
身交わし走行・対空攻撃・神の怒り
こういったものがどういう効果を持つのかの説明がないので不親切です。
いまだに身交わし走行がどういう効果を持つのかがわかりません^^
戦車改造についても戦車によっては改造することで固有の武器が追加されるのですがその武器が名称だけしか確認できず大砲なのか機銃なのかS?Eなのか?はたまた弾数はいくらで何発射撃なのかなど重要な部分が一切確認できず一旦改造してみて自分でメニューで開かないとわからないという不親切ぶりが目立つ。
■犬の種類が・・・
3匹仲間にできるのですがすべて顔グラが一緒のわんちゃんが仲間に・・・
これなんの意味があったのだろうか?
これはサーガの時のように柴犬・土佐犬・パグなど複数の犬種から選べるようにすればよかったと思う。
■レスラーが
正直使いにくい、確かにボス戦などの一対一の場面なら強力かもしれないがスキルを使わないとグループ攻撃できないなどの不便さから汎用性に欠けあまりにも他の職業と比べて待遇が悪すぎるように感じた。
■快適さ
斜め移動ができない、あと戦闘にあらかじめ登録しておいた行動を実行してくれるオート機能などがあればよかったと思う。
一応カーソルは記憶してくれるのだが各種ラッシュ系は記憶してくれないのでそのたびに選ぶ必要があり少々だれる。
COMMENT
いろいろと悪い部分もありますがそれを差し引いても間違いなく良作なRPGであることは間違いなく長年待ち続けた私のようなメタルファンからすると神ゲーです。
矛盾していますが今作は凄く細かく愛情をもって作ってくれたような気がします。
確かにバグはありますが随所に作り手による作品愛を感じることができましたしMM2に感動しやり込んだ者としてこれほど嬉しいことはありません。
メタルマックスファンであるなら躊躇せずにやってみてください。
初めてやられる方にもMMシリーズがどういうものかを知るにはとても良い作品だと思います。
これからもMMシリーズが続くことを願っています。