ときめきメモリアル Girl's Side 3rd Story
中央値: 78 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
標準偏差 15.09 難易度 1.79 mk2レビュー数 19ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 2pt |
67pt
GOOD!
GSは1?3全てプレイしました。
・システム面
2に比べてかなり改善されていると思います。
3はメッセージのスキップがとても早く、情報表示コマンドなどあらゆるレスポンスが早いので、かなり快適にプレイできました。
また音質画質も格段に向上していますし、作画も目立つ粗はなく、過去作に比べてがっつり進化している印象です。
・ミニゲーム
ライトユーザーに優しい作りになったと思います。
タッチペンで際どい判定になるようなゲームは撤廃され、やりやすいミニゲームを揃えていたのに好印象を抱きました。
慣れるまで何度もやり直さねば成功しないということもなく、何度もロードしたり、理不尽な思いをさせられる事もなかったです。
・ファッション関連
主人公の購入する衣服は勿論、攻略対象キャラのファッションもかなり自然になったと思います。
服を見て苦笑いする場面は殆どなくなりました(笑
衣服の組み合わせ次第で多数の系統のファッションに挑戦できるのも素晴らしいです。
そして特筆すべきは、単なる系統の追加で終わっていない所だと思います。
前作まではスルーだった「流行ファッション」を組み合わせたり、プレイヤー次第で攻略対象が好みの系統以外の服装を好きになってくれたりと、かなりバージョンアップしています。
だからといって難易度が上がった訳ではなく、初心者でも楽しめる作りはそのままだと思います。
周回プレイ毎に貰えるおまけが充実しているのもとても良いです。
単なるコレクションアイテムではなく、実際に攻略の手助けになるアイテムが追加されたため、やりこみのモチベーションを上げる要素の一つになっていると思います。
BAD/REQUEST
・同級生は3名
三角関係システムの為に先輩キャラを2名出したせいか、同級生が3名という少なさです。
女友達を合わせても5名というのは、前作までに比べて非常に少なく感じます。
一緒に修学旅行を楽しめるのは3名か女子。その3名が攻略対象でない場合の修学旅行は物足りないものになってしまっています。
先輩キャラ2名は3年目には卒業してしまうため、下校イベントも2年目まで。
その寂しさもリアルな部分と言えばそうなのかもしれませんが・・・。
爆弾がつかない点を活かして、全てのキャラを出現させたとしても若干友人の少ない学生生活になっています。
・ADVパート
新しいおまけ要素であるADVですが、男の子視点での話が見れるのは新鮮です。
しかし本編で明かされていない核心の部分がADVに凝縮されすぎかとも思います。
初回プレイ時は謎を残したままEDを迎える事となり、攻略対象の心情の変化が理解できない場面も。
EDを迎えた後のおまけ要素で「実はこうだった」と明らかになるのは、おまけの範疇を超えているような気がします。
ADVが充実すればするほど、本編のストーリーが薄味になってしまうのは本末転倒です。
キャラの過去など核心部分についてはしっかり本編内で伏線を回収し、ADVはおまけならではの小ネタ程度に留めて欲しかったです。
・差分スチル
冬服、夏服だけの違いで同じイベントのスチルは極力減らして欲しいところです。
今回は三角関係が売りですが、同じイベントで4枚スチルがあった時はさすがに愕然としました。
どちらが好感度が高いかで2枚、更に制服の違いで2枚。1つのイベントで4枚です。
4枚取るために調整してプレイし、同じイベントを見る気にはなれません。
かといってスチルの全体数が増えているかというとそうではないのが残念です。
スチルの質は過去作に比べて上がっているので、そういう意味でも全く異なったスチルを豊富に見たかったと感じました。
COMMENT
ポイントは、新要素「三角関係」をいかに楽しめるかどうか。
ボリュームは上がっているのですが、どう受け止めるかは人それぞれという印象です。
三角関係は好みがわかれる部分でもあると思うので、そこを受け付けない人には著しくボリュームダウンではないでしょうか。
ただ、好みの攻略対象が出来れば、そのキャラの色々の面を見れるという点では良いシステムかもしれません。
三角関係の場合や、親友の場合など、様々な反応の違いを見れるのは楽しいです。
不満もありますが、全体的には満足でした。
さすがはときメモブランドと言ったところで、快適にプレイでき、やりこみも楽しい作品です。
過去作の良い部分をしっかり受け継いで完成度も高いです。
更に磨きがかかるであろう次回作を期待してしまう1本だと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: ベラ レビュー日: 2017-05-21アクセスランキング
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GOOD!
・ファッション
前回までは服は基本ダサめ、着たい服があまりなく上と下を合わせるとチグハグ…ということがあったけど、今回は自分の努力次第でめちゃくちゃ可愛くなります。花柄スカートやGジャンといった流行りものも抑えてあって○。系統の違う服を組み合わせて違う属性にできることも◎。彼が苦手な系統を好きに変えられるのも◎。
・キャラクター
苦手なキャラクターが1人もいないと言うと嘘になりますが、基本皆いい子。見た目的に受け付けがたくデートするのも億劫で後回しにしていたキャラ(我ながら酷い言いようですが)も付き合ってみれば何のことはない実は一途な…と、新たな発見があったりそのギャップにドキドキしたり、結構そのへんはささやかな快挙なんじゃないでしょうか。今までどの乙女ゲーにも嫌いなキャラクターは1人はいたので。キャラクターの性格にツッコミどころはあれ、前までみたく嫌いだけどコンプの為に嫌々攻略なんてことは私はないです。
・イベント
体育祭や文化祭といった学校行事はもちろん、デート関連のイベントが凄い!
春は花見・公園の噴水
夏は遊園地(お化け屋敷とナイトパレード)・海(海水浴と青の洞窟)・花火大会
秋は紅葉
冬はスケート・スキー・海辺の散歩
と、季節限定でもこれだけのデートスポットがあります。
これに加えわんにゃんハウスや牧場・ダーツや遊覧船・波止場といった途中から増えるデートスポット、好感度があがると彼の自宅にも行けたり、好感度+その場所へのデート回数で特別な会話が聞けたり、今回から特定の場所で背景タッチができたりと、3年間で全て回りきれるはずもなく…ここにも行きたかった!この会話ききたかった!えぇ、大人しく2週目にまわしましょう。
・早送り(スキップ)
周回プレイをしていると何回も同じイベントを見ることになるので有難いです。
またパラ上げ時はLボタンではなくオプションで速さを変えられるのが何気に良かった。
BAD/REQUEST
・一途プレイが難しい
2よりもパラや好感度が上がりやすいと思ったのは私だけでしょうか。初心者やフルコンプを目指している方には上がりやすいほうが便利でいいと思うのですが、私みたいにまずは一途プレイでやっていると2年目春にはもうギブスなしなのにパラも足りてるし告白条件揃ってるんだけど…という状況になりかねません。事実なりました。結局、告白ED1(本命に告白される)と親友告白ED(本命とは別の友達に告白される)を狙い同時進行しましたが、やってる途中「あー、これ作業してるわ」と若干興ざめしてしまいました。なのでパラはともかく好感度はもうちょっと上がり方ゆっくりでも良かったのではと。
・その他細かいこと
彼の好感度があがるとデートの帰りに大接近というものが発生します。彼をつついたり撫でたりしてちょっかいを出すというものなんですが、これが何度も繰り返されると面倒くさくなってくる。大体10回くらいやると飽きるのでそれ以降の対策が欲しかったです。(2択会話がありますがそこに辿りつくまでが大変。夕方ステージでも発生するなどもっと簡素化してほしかった)
女友達とのお泊まり会がウザイ。なのにスチルが3つもあるという無駄。断ることもできるが誘われることすらウザイ。好感度関係あるみたいだけど上記のとおり好感度上がりやすいので全く意味をなしていない。
COMMENT
ときメモGSシリーズは全てプレイ済み。
三角関係やADVイベントといった新しい要素、爆弾や女友達の仕様変更など、前作から格段にパワーアップしているのにはただただ脱帽です。またデートでの服装や会話等のどうしようもないと思っていたマンネリ化を払拭できていたのは凄い。その努力あっての今回の大ボリュームでしょう。今作はシリーズ最高の出来でした。故に熱中度・満足度5点にしてあります。
要望があるとすれば、プレイ時間の表記・ロリータファッションの追加・夏合宿の復活・彼からのちょっかい(赤面ボイスだけでなく実際に何らかのアクションを起こしてくれる)があると尚嬉しいです。
次作も期待してまっています。