世界樹の迷宮III 星海の来訪者
中央値: 76 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 11.17 難易度 3.23 mk2レビュー数 57ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt |
75pt
GOOD!
●熱中度
マップを書きながら迷宮を進み、モンスターを倒して手に入れた素材からアイテムを作り
自分なりの育成方針を持ちながらキャラクターを育成し、強敵に挑む…
基本的な内容はこれまでと同じですが、熱中度の高さも相変わらずなので安心して楽しめます。
●難易度
従来のシリーズよりは多少マイルドになっているので、シリーズ未経験者でも比較的安心してプレイできると思います。
しかしながら、決して優しいというわけではなく、少し油断するとすぐに全滅してしまうというところは変わらず、
シリーズ経験者もしっかりと手ごたえを感じられる絶妙の難易度です。
●大航海クエスト
悪い点に挙げている人が多いですが、私は良かったです。
「NPCと協力して戦う」という、これまでに無い戦い方が新鮮でした。
NPCごとに行動の傾向のようなものもあり、それを上手く把握しつつ
NPCがしっかりと活きるように戦い方を工夫するのが楽しかったです。
また、クエストごとに登場するNPCや戦闘までのいきさつも異なっているので
それを色々と想像するのも楽しみの1つだと思います。
●サブクラス
こちらも悪い点にあげている人が多いですが、私は良い点に挙げたいです。
確かに「メインクラスの存在意義が薄れる」「強力すぎる組み合わせがある」という欠点があることは認めますが、
サブクラスシステムのおかげで「自分の好きなようにキャラを育成&カスタマイズする」という、
世界樹シリーズにおける非常に重要な楽しみが大きく深まったと思います。
サブクラスの組み合わせによってメインクラスの戦い方も大きく変わってくるため
プレイヤーの戦略が更に広がり、戦闘の楽しさも大幅に増します。
●音楽
BGMの評価が高いシリーズですが、今作はその中でもトップの出来だと思います。
特に戦闘BGMの出来は白眉で、プレイしながらテンションが上がること請け合いです。
いかにも「ゲーム音楽」という風なメロディ重視のBGMばかりなので好みが分かれるかもしれませんが
その辺の凡百のゲームなど歯牙にもかけないほどのクオリティであることだけは間違いありません。
BAD/REQUEST
最後の不満点だけネタバレです。プレイしていない方はご注意ください。
●周回プレイ関係
周回してもギルド名と船名は変更できず、クリアしたクエストも復活しません。
大航海クエストの報酬などの一品物も、一度なくしてしまうと二度と入手できません。
周回するたびに、これらの要素に対して何らかの救済措置が欲しかったです。
また、クリアした時の強さそのままで周回するとなると、当然ながら道中の敵は楽に倒せます。
このゲームは歯ごたえのある戦闘がウリの1つだと思うので、そういった意味でも
このゲームと周回プレイの相性は良くないと思いました。
●消費アイテムの在庫関係
前作までは、効果が強力な消費アイテムに限り在庫切れが発生していましたが
今作では効果の低い消費アイテムでも在庫切れが起こるようになりました。
回復役がいないパーティだと回復がアイテム頼みになるケースが多いので
消費する機会の多いアイテムに関しては在庫切れが起こらないようにしてほしかったです。
相変わらず在庫数が確認できないのもマイナス点です。
●理不尽なドロップ条件
呪いの反射ダメージで倒す、毒or腐敗毒のダメージで倒す、全縛り状態で倒す…など
かなり難しい、率直に言えば理不尽なドロップ条件がいくらか見受けられました。
相手のドロップアイテムを全て入手できるようになるアイテムやスキルがあるので
これらの難しい条件は「(上記のアイテムやスキルに頼らずに)できるものならやってみろ!」という
スタッフの挑戦状みたいなものなのかもしれませんが…ちょっとスッキリしません。
●6層専用の戦闘BGMがない
ものすごく個人的な意見であることは承知していますが、これが今作で一番の不満点です。
3層から6層まで、全て同じ戦闘BGM…
6層は禍々しい雰囲気のマップなのに、戦闘BGMは明るい曲調なので違和感も大きいです。
大航海専用BGM、6層ボス専用BGMなどが用意されてあり、6層雑魚BGMまで手がまわらなかったのかもしれませんが、がっかりしました。
COMMENT
新規開拓の為に難易度を適度に落としつつ、従来のプレイヤーも楽しめるだけのボリュームも
しっかりと維持してあり、操作周りのシステムも更に便利で快適になっています。
シリーズの1つの完成形、と言っても過言ではないはずです。
シリーズのプレイ経験を問わず、安心して勧められる良作です。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazonのお客様 レビュー日: 2010-04-04そんな高いハードルも高い期待も裏切らない、見事な正統進化+αを見せてくれたようです
基本となるシステムは1,2と変わってはいませんが、職業が一新されたことや1,2からのデータの引継ぎが無い等
続編と言うよりも新作の色合いが濃く、シリーズ未経験者の方も入りやすくなっていると思います
マッピングのしやすさなどシステム周りは軒並み使い易くなっておりすこぶる快適
新しい職業も前作までの役割の似たものがあるとは言え、名前が変わっただけでやること同じと言うものはなく
お気に入りのパーティに頭を悩ませる楽しさは健在です
またその職業も皆魅力的なスキルを持っているので、どれも使いたい!と言う贅沢な悩みの元になってます
今作のもっとも大きな追加要素はやはり「航海」モードでしょう
これは通常のダンジョンとはゲームシステムがまったく違うものになっており
お金を払い移動回数の決まった船でマップを埋めて行く事が目的になるのですが
戦闘もゲームオーバーも無く、カツカツの緊張感のあるダンジョンの息抜きにピッタリのモードだと個人的には思います
そして新たな街や建造物を見つけると「大航海クエスト」と言うものが受けられるようになり
そちらでは手強いボスとの戦闘が待ち受けています
この「大航海クエスト」は通信プレイ対応で2〜5人で遊べますが、NPCを入れて一人で遊ぶことももちろん可能です
4月5日現在、1,2で悩まされた致命的なバグは発見されておりません
シリーズ経験者には定番の面白さと新しい魅力をオススメ
未経験者には洗練された今作から「世界樹の迷宮」を遊んで欲しいと思います
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GOOD!
○ よく練りこまれたゲームバランス。ダンジョンの構成が非常によく考えられており、再度突入した際にもストレスなく移動できるように配慮されています。敵の強さも弱すぎず強すぎず、ボス戦は歯ごたえがあるように設定されており、やり甲斐があります。戦闘の比重が高いダンジョンRPGにおいてこれはとても良い点ですね。
○ TRPGを思わせる独特の表現と自由度が高いパーティー編成。絵柄はかわいい系ですが難易度とストーリーは硬派です。休養や引退によってスキル構成の練り直しなどが気軽にできるのもいいですね。試しに引退を使って剣ウォリから槌ウォリに作りなおしてみましたが、同じ職業でも完全に別人と言っていいくらい大きく変化します。
○ ボリュームがかなり有ります。アイテムの数が膨大なので、図鑑埋めをしようとすると150時間遊んでも足りないほど。クリア後の限定要素や二周目への引継ぎなどもあるのでかなり長時間楽しめました。
BAD/REQUEST
× 大航海が微妙な出来。詰将棋+パズルのような内容なんですが、理不尽なくらい難易度が高く、なんらかの攻略を見ないとコンプリートはまず不可能です。自由度もほとんどなく、完全に一本道なのであまり面白くありませんでした。ストーリー性のあるバトルの大航海クエストだけは楽しかったんですけどね。正直、大航海クエストだけでも良かったんじゃないかと。自由に船旅が出来ない時点で存在意義を感じられませんでした。
× サブクラスがあまりにも便利すぎて特定の組み合わせが極端に強いです。サブクラスのスキルになんらかの制限をかけた方が良かったのでは。例えば「クラス専用スキルをもっと増やしてサブで習得できるスキルを限定的にする」「スキル習得をコスト制にしてサブクラスで習得しようとすると2倍のコストがかかる」など。他のRPGによくあるスキルレベルの調整もできないので、燃費を度外視して強制的に最大Lvを使わざるを得ないのも気になります。
× 絵柄は可愛らしいんですが、プレイヤーキャラの絵柄が4パターンx2色の8種類しかないので個性が薄いです。顔と色が違うだけというパターンばかりなので、もっと選択の幅を広げて欲しいところ。PSP版エルミナージュのように外部からデータを読み込めるとか、ととモノ。のように選択肢が豊富にあるとかだといいんですが。
× シリーズのウリの一つであるMAP自作は個人的にはあまり楽しいとは思えませんでした。ダンジョン探索の何割かはこれに時間を割く必要があり、どこへ行っても同じ作業が必要になるのでどうしても煩わしさを感じてしまいます。一般的なダンジョンRPGのようにオートマッピングのON/OFFが欲しいですね。これについては賛否両論あると思うので、任意で選べる方が良いかと。
×をつけるほどではないんですが、音楽担当が古代祐三さんのわりにはハードな曲調の物が全くなく、全体的にスローテンポでおとなしい曲ばかりでした。そのせいもあってBGMの印象が薄いです。
同様に、グラフィックも大人しい印象を与える物で終始統一されているので「特別美しい」とか「出来が悪い」といった印象はありませんでした。
COMMENT
3DSにてベスト版(内容は完全に同一です)をプレイ。
世界樹シリーズはこれが初プレイです。
一周目だけでも100時間近くかかるほど熱中しました。
ダンジョンRPGはたくさん出ていますが、その中でも特に出来が良い部類の名作かと。
若干の不満点はありますが、それを差し引いても大いに楽しめました。
そのうち出るであろう、続編にも期待してます。