無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
中央値: 75 Amazon点数: 4.1
スコアーボード
標準偏差 15.62 難易度 2.27 mk2レビュー数 26ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 4pt | 5pt | 5pt | 3pt | 2pt |
87pt
GOOD!
【総評】
質の面でも量の面でも前作を遥かに掘り下げている点が本作最大のGOODポイントと言えましょう。また、様々な新要素の追加により、戦闘に関しては前作より新規の方にもとっつきやすくなっていると思います。
【シナリオ・キャラクター】
シナリオは前作同様に概ね一本道で、かつ一応注釈は入るものの前作から引き継いだ数々の設定が下敷きとなっているため、関連知識のない方には分かりにくい側面は否定できないでしょう。
が、ぶっちゃけて言えば本作の軸はシナリオそのものに非ず。本作は前作のキャラクターが全員登場する上に新規のキャラクターも大量に登場し、最終的にはメイン・支援を併せて20人を超す大所帯になりますが、様々なベクトルに「ぶっ飛んだ」キャラクターが織りなすワイワイガヤガヤ感、零児の言葉を借りれば「祭り」というのが本作の本質であり、魅力でありましょう。
プレイ中はさほど意識することもなかったのですが、エンディングで皆が少しずつそれぞれの場所に戻っていく瞬間、ちょうど祭りを駆け抜けた後の充実感と寂しさというか、そんな感覚に捉われました。一人や二人気に入らないキャラクターが居ても、シナリオの細かい点はよく分からなくても、駆け抜けさせてしまう勢いはあると思います。
【各種演出・音楽】
前作でも感心させられた戦闘グラフィックですが、本作では方向性そのままにかなりの進化を遂げています(逆に懐かしさもあって前作を再プレイしたら、「前作ってこの水準だったっけ?」と感じてしまい、ちょっとショックでしたが。それだけ質は向上しています)。
またカットインや掛け合いについても、キャラクターの増量に比例して大幅に増強されており、戦闘を盛り上げてくれます。各種媒体ではセクシャルな一面が強調されがちですが、非常に綺麗に描かれている上によく動くので、そういったネタに止まることのない出来栄えといって良いかと。この辺りは前作から純粋に進化を遂げている面です。
音楽についても概ね良質。前作に引き続き、サラマンダーファクトリーは良い仕事をしたと思います。
【システム・戦闘のバランス】
本作のキモであるバトル部分ですが、単純に基本技のみ比較しても、前作の7人×5種類=35→10人×8種類=80。増量ぶりが半端ではありません。なかなか全種類を使いこなすのは大変ですが、それ故に技を次々入れ替えて試す楽しみは尽きません。また、前作では一種類だった必殺技も二種類に増えており、用途に応じて使い分けることが可能です。
前作をプレイ済の方には今更説明するまでもないのですが、本作戦闘のコンセプトは「RPGでありつつコンボを繋ぐ楽しみ」というものです。この点格ゲー音痴の私などにはドストレートに心を奪われるシステムで、本作のウリの一つです。更に本作では「支援攻撃」「交代」「援護防御」といった新要素や、戦闘終了時に最大HIT数に応じてSPが回復する仕様の追加等により、戦闘は前作より進めやすくなっています。
戦闘難度については、表ボスまでは基本的に平易、裏ダンジョンは一転して鬼畜というバランス感です。賛否あるでしょうが、ストーリー部分の攻略に手詰まる難度は問題だと思うので、私は本作のバランスがちょうど良いのではないかと思います。
BAD/REQUEST
【総評】
本作のボリュームは前作を遥かに上回りますが、基本的にベクトルは全く変わっていません。なので、前作のノリが性に合わないと思った人は本作にも辛い評価を下すことになるでしょう。またストーリーについて、GOODポイントの裏返しですが、シナリオへの没入を求めている方には不向きです。操作性についても改善が望まれる点は残りました。
【シナリオ・キャラクター】
GOODでも前述しましたが、本作のシナリオはノリ重視なので、大作RPG系のようにどっぷり浸かれる世界観を求める方、特に高い自由度を求める方や世界設定の細かい矛盾点も気になる方にはオススメできません。かつ本作のキャラクターはとにかくぶっ飛んでおり、一人ひとりのアクが強いため、気に入らないキャラクターがいた場合、気にするなと言われても鼻について気になってしまう・・・という事は有り得ます。そこは本作のコンセプト上致し方ないところで、私自身は不満に感じるキャラクターはいませんでしたが、一応(特に新規の方には)留意していただきたい点です。
またノリ重視という点についてですが、本作はとにかく他作のパロディネタが山と積みこまれています。この点は前述のお祭り感漂う作風をより一層強調するものですが、楽しめる人には溜まらない部分である半面、受け入れ難い人を作る部分でもあり、賛否の分かれる部分です。まぁ、あまりにコアなネタ過ぎて言われるまで気が付かなかった・・・なんてこともザラではありますが。
【各種演出・音楽】
一応GOODとの対応関係でこの項目も入れましたが、この部分にかかる不満点は特段見当たりません。どこに出しても恥ずかしくない出来と思います。
強いて言えば前出の通りセクシャル気味な部分があるところでしょうか。目くじらを立てて非難するには当たらないと思いますが、通勤・通学途中にプレイするには多少勇気が要るかな…
【システム・戦闘のバランス】
多くの方の既掲載レビューかつファミ通レビューでも指摘の出た点ですが、技の組み合わせの試行錯誤が本作の主要な楽しみの一つであるにも関わらず、どんな技か確認し辛いのは難点です。前作に引き続き「模擬戦」を用意しています、ということなのだろうとは思いますが、技にカーソルを併せると下段画面でエフェクトが再生されるとか、そういった配慮があった方がよりよかったかな、と。
また、やはりザコ戦が少々重いというのも前作から引き続きの課題です。エンカウント率は低く抑えられているのですが、やはり全てをこなそうとすると、良質の戦闘グラフィックや無数のカットイン・掛け合いボイスという武器を以てしても、どこかで飽きが来ます。前述の通り戦闘システムの基本コンセプトはとても面白いのですが、コンボを繋ぐ楽しみがボス格等の強敵相手だけでもOKかな、とは感じました。
同様の点で、本作では必殺技が2種類に増えましたが、まだ少ないように思います。基本技よりは必殺技の種類を4種類、5種類と増やし、使い分け出来るようにした方が戦闘のバリエーションにも幅が出るかと感じました。
後細かい点ですが、極寒の地にいる敵にも冷気系の技が問題なく効いたりするのもちょっと引っかかるかな、と。本作では攻防等の基本パラメータと状態異常耐性が2大能力であるわけですが、炎・冷気・電気等の所謂「属性」設定やそれにかかる耐性があると、技の選択等にも更に奥深さが出せたかもしれません。この辺りは戦闘の複雑化・煩雑化と表裏一体なので難しいところですが。
纏めると、1)基本技周りのインターフェースの改善 2)ザコ戦用のイージーな戦闘システム&ボス戦用に現在の戦闘システムを併存させる 3)必殺技の更なる充実 4)「属性」等の新パラメータ増設 といった部分が望まれる改善点で、本作で残った不満となります。
COMMENT
まず、BADの方がコメント量が多くなってしまった気がしますが、改善要望点が大半ですので誤解なさらないで下さい。総合的にはとても良くできたゲームだと思います。
ただ、本作を評価するとなると「万人が好評価を付けるゲームとは言えない」のは確かです。特に、何らの予備知識も持っていない方がRPGとしての本作にストーリー面などを期待して買ってしまった場合などは、かなり残念に感じるでしょう。私自身は大満足してしまったのですが、他の方のレビューを客観的に眺めてみると頷かされる視点も多く、万人受けするものを作るのは難しいものだと改めて感じさせられた次第です。
とはいうものの、この本作の肝と呼べる部分は、前作を支持したファンとしては人を選ぶ要素ではあっても変えてほしくない肝心な部分であり、製作者サイドがその点に配慮した結果と言うべきでしょう。それゆえ、ファミ通レビューでも同様の指摘があったかと思いますが、「前作をプレイして面白いと思った人」にとっては絶対に損のない出来です。該当の方でまだ未購入の方には是非とも早急な購入をオススメします。
新規の方にとっては前述の通り向き不向きは出ますが、本作には祭りの熱気が満ち溢れており、一気呵成にプレイ出来てしまうポテンシャルは備えていると思いますので、例えスパロボ等に関する予備知識がなくとも、雰囲気に興味を感じた方は一度手に取っていただいて損はないかと思います。
戦闘周り等で気になった点は多々ありますが、これは更なる進化の余地ということで、次回作に是非とも期待したいところです。
Amazonレビュー
レビュー者: waku レビュー日: 2010-03-02敵が容赦なく精神コマンドを使ってくる以外は主に変化はないといえますが、
MAX12人によるたこ殴り&フィニッシュ後も着地させなければ延々と攻撃可能な
非情なシステムが非常に気に入りました。コンボ数更新が楽しい。
スパロボじゃないと批判の多い作品ですがコレは無限のフロンティアであって
ロボット大戦じゃないのは当然です。由来する故に名前に入っているだけですよ〜
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GOOD!
・戦闘のテンポが良い
ボタンのレスポンスが前作より良くなっているのでストレス減
・バランス
レベル2くらいあげて進んでも勝てるし、サクサクいけるのはありがたい
コンボやダメージを極めてみたいというやりこみも○
・音声の増加
イベントでしゃべる量が増えたので感情移入しやすい
BAD/REQUEST
・シナリオ
どうもお使い感覚なような。敵を倒す→肝心なこと教えてくれず退却→追いかける又は
別のところへ進むの繰り返しが目立った。
・キャラクター
新キャラは個性が際立っているとはいえ、前作キャラが中心になっている感じで新鮮味は
薄く感じた。ギャグありな展開もありやや浮いているように感じることも。
・音楽
使い回しが多く新鮮味が感じられず。
・戦闘
相変わらずいきなり攻撃が中断され反撃を受けることが多いし、ボスによっては2,3回連続で
攻撃を受け壊滅状態になったりとイライラする部分も。こっちにはないのはなぜ。
COMMENT
前作は未クリアでやっているが、テンポが格段に良くなっていて戦闘が
苦にならなくなっているのはいい感じでレベルを少し上げれば進めるテンポの良さは光った。
ただシナリオは上手く終わったように見えて肝心な部分が謎のままになっていたのが気になった。
今後の展開次第では続編出しても良いかなと思う。