アゲイン FBI超心理捜査官
中央値: 63 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 8.32 難易度 2.25 mk2レビュー数 4ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt |
55pt
GOOD!
・シナリオ
19年前の連続殺人事件をオマージュされた事件が現代でも起き、それが複雑に絡みます。
どんどん先を知りたくなる展開で、少しずづ事実が見えてくるのも上手いですね。
最終的にすべての謎や伏線もしっかり回収されます。
主人公は下記の特殊能力を持ちますが、殺人事件自体にその特殊能力は関係ないのも良かったですね。
・ゲーム性
主人公の持つ過去が見えるという特殊能力を上手くゲームに取り入れてます。
左画面に過去、右画面に現在を映し、その違いを見つけるという「まちがい探し」風にしたのはセンスを感じます。
更にそのまちがいを見つけたあとにCINGらしい謎解きやパズルなどタッチペンアクションがあるのも楽しい。
ADVパートは薄めでほぼ場所移動と聞き込みのみですが、そのまちがい探しシーンはそれなりの難易度で詰まることもしばしばだったのでバランス良かったのかも。
BAD/REQUEST
・テンポの悪さ
すべてのシーンでテンポが悪く、全体的にノロい印象です。
会話シーンだけでも「キャラクターが切り替わる→リアクションを取る→文章表示」の順なので、それぞれは一瞬でもそれが続くととても遅く感じます。
いちいち「そうだ」や「それで?」など相づちも多く、その度にキャラクターが切り替わるのもなんとも煩い。
会話終了した後の移動選択後にいちいち両者が挨拶をするのも不要ですね。
また、探索シーンでは歩くスピードがとても遅く、部屋自体は小さくてもストレスでした。
・クリア後
おまけ要素など一切なにもなしです。
ただただ何も変化も特典もない2周目をやるぐらいしかありません。
この手のゲームはおまけが付けづらいのはわかりますが、何にもないのはいかがなものか。
全体的にとても丁寧に作られていてセンスの塊のような作品なだけに「おまけ要素なんていらない!!」と思って発売したことが理解に苦しむところです。
・外国人
これは個人的な意見ですが、舞台がアメリカなだけに当然、皆外国人です。
登場人物も多いが故に名前がいつになっても入ってこず、「それ誰だっけ??」となることが多数でした…。
それもあって誰にも感情移入が出来ないまま終わってしまったので、同じような内容で日本人で見たかった気もします。
しかしながらFBIなどを考えるとこの舞台だからこそだとも思いますので、完全に個人的な意見だと思って下さい。
COMMENT
まさに上記の通り、シナリオとゲーム性の良さ、テンポとおまけ要素の悪さが際立つゲームでした。
しかしADVで最も重要なシナリオがしっかりしているので最後まで楽しさの方が勝りました。
過去のCING作品と違い王道ADVの殺人事件が、CINGのセンスで楽しめるという意味でも良かったです。
実写メインのグラフィックや、細かい演出なども良いので全体的に良作でしょう。
おまけがないので長時間楽しめるとは言えませんが、クリアまで10時間前後はあるので殺人事件ADVが好きな人は問題なく楽しめると思います。
ラストは次回作のフリがあるぐらいスタッフも自信作だったと思いますが、結局10年たっても出ず終いだったのは売上が芳しくなかったからでしょう。
しかしその自信には間違いないと思える作品でした。
Amazonレビュー
レビュー者: いちしの レビュー日: 2017-07-01主人公の過去や特殊能力など面白くなりそうな要素は
揃っているはずなのですが、プレイしているとどうも面白くないです。
とにかく雰囲気重視で、テキストADVとしてはテンポが悪いため
微妙にストレスが溜まります。演出にDSのウィッシュルームっぽさがあり
あれをもっとテンポ悪くした感じです。
実写取り込みのゲームなのですが、演出がそれほどではなく
428などと比べるとあまり豪華じゃないです。
出てくるのもいかついのが多く、あまり親近感がわきません。
リアリティを重視したためか、キャラクターの個性もかなり弱いです。
特殊能力を使った操作パートがめんどくさいです。間違い探しのような
謎解きなのですが、調べる順番なども正しくないと行けないため
けっこうダルいです。ウィッシュルームも探索パートがめんどくさかったのと
同じような感じです。
テキストADV恒例の聞き込みパートは、殺人事件が起きてるのにも
関わらず臨場感がなく、淡々と選択肢を潰していく感じです。
キャラがあまり良くないのも合わせて退屈です。
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GOOD!
特定の条件と制限つきで過去に起こった事件を見ることが出来る能力を
持った主人公を操作して、過去と現在の事件を解決していく。
タイムホロウもそうですが、こういうSF系の小ネタ?を実際に
ゲームとして遊べるのが楽しかったです。
製作がシングでこういうアドベンチャーゲームを作りなれているので、
ストーリーや内容に大きな不満はありません。
過去の事件を1つ1つ見ていくことで新たなる手がかりと容疑者が見つかる。
ミステリー系では当たり前のような展開ですが、わかっていても引き込まれます。
熱中して土日の2日間で終わってしまいました。
BAD/REQUEST
ちょっと操作系が悪いような気がします。
画面の怪しいと思う目的物をタッチして情報を集めていくのですが、
ある程度近寄らなくては判別してくれず、近づくと目的物が画面から消える。
移動は十字キーで画面変更はタッチペンなので、常に両方動かしているような感じ。
おまけに縦画面なので見続けていると目がチカチカしてきます。
時々一休みしなければいけないくらいでしたので、熱中度は1点マイナス。
ウィッシュルームよりも難易度は低くなりゲームオーバーも少なくなりました。
ただ、少し意地悪な謎もあるので場面によっては詰まります。
(画面が見にくいから判別しにくかったり、画面スクロールしないと見えなかったり)
COMMENT
全体的には面白く良ゲームでした。
ただ、シングのアドベンチャーは操作性の面でDSやWiiの機能を
使わせようとかするので、その分操作系に苛立ちを覚えることも多いのです。
無理にそういう機能を使わせようとしなくてもよいのでは?
あと縦方向画面もやめてもらいたいです。
次回作はシングが倒産により未定ですが、なんとか実現してもらいたいです。