サクラノート ?いまにつながるみらい?
中央値: 49 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 15.37 難易度 1.60 mk2レビュー数 5ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt |
49pt
GOOD!
・グラフィックス
職人芸の域ともいえるドット絵の細かさは、町のグラフィック以外にもキャラクターの仕草、動物の動きに至るまで(猫が腹を出したり毛を逆立てるところも細かくドットで表現されている)活きているため、ポリゴンの「人形劇」に慣れたプレイヤーには逆に懐かしく感じるだろう。
・世界観
子供の目線から「枯れそうになっている桜を救う」という小さな冒険を行う流れは、重厚長大な話に慣れた人間にとってはどこか懐かしく心安らぐし、また主人公やヒロイン・七海の飼っている猫や犬の視点からサイドストーリーを追っていく流れも、逆に動物の視点なので言葉や気持ちが上手く伝わらないもどかしさや、主人公の視点外で起きた出来事などが見えた(後半になると主人公たちと動物達の行動が別々になるため、サイドストーリーの方も面倒臭がらずに読んでおかないと話が理解しにくいかと)ため素直に感心できた。
BAD/REQUEST
・ストーリーについて
冷静に読み解いてみるとわかるが、主人公たちが小さな冒険をしたのはたった3日間であり(それ故大体長くても5時間程度で終わるのはメリットにはなる)、それ故行動範囲が狭い事(主人公の住む住宅地・桜の木のある神社周辺・七海の住むマンションのある高台・駅前周辺・電車で向かう桐谷町の全5ヶ所)は物足りなく感じたし、また3日間で話を完結させなくてはならないので性急さや人物の掘り下げの浅さも気になってしまった。
出会って1日も経っていない七海に「妖怪の手から桜を救って欲しい」と言われても、大抵の子供なら素直に信じることは難しいだろうし、また一緒に過ごす時間の圧倒的な不足から、キャラクター同士が仲良くなる描写も足りずラストの別れも寂しさが不足した感じは否めない。
せめて夏休みの間(大体10?20日位あれば良いか)の冒険にし、主人公・七海が一緒に過ごす中で仲良くなっていく描写や周りの子供たちの中に七海が解け込んでいく描写などあったほうが、ラストの別れのシーンもより寂しさを感じさせたのではないだろうか。
子供が友達との別れを寂しく感じるのは、1日でも長い時間を一緒に過ごした友達であるほどその寂しさは大きくなるのだし(子供の頃親の都合で転校していった親しい友達との別れを経験した方ならその感情が理解できるだろう)。
・妖怪とのアクションバトルについて
物語の中で妖怪たちとの対決でアクションバトルがあるが、難易度は比較的低めで、基本的に敵の弾は遅いのでよけやすい反面、主人公の攻撃の当たり判定が小さいことや、ダメージを一発でも喰らったりBボタンで逃避行動を取ったりすると勝っても「新しい経験」が入手できないことなどは完璧を求めるプレイヤーには少々厳しい物があった。
子供が妖怪と戦うにしても単純なアクションバトルよりは、友達からのサポートを受けたり友達との連係プレーで勝利する展開や、時に知恵比べなどの平和的な対決などもあった方が(妖怪達も完全な悪というわけでなく、どこか憎めない相手ということもあるため)無理にゲーム性を挟まなくても良く、また子供の目線から見ても理に適う(子供が大人に教わることの一つに「友達と協力すること」がある。ヒーローだって1人のスタンドプレーだけで勝てるものではないのだから)だろうし。
・快適さ
主人公や動物達の移動速度が遅かった(ただでさえ街中を動き回るシーンが多いため尚更)ことや、イベントなどでメッセージスキップが出来ない(さらに言うとコンフィグでメッセージスピードを変更する項目すらない)ことなどは短い話とはいえ快適さを考慮していなかったように見えて仕方がなかった。
COMMENT
子供の目線からの小さな冒険や、ドット絵で巧みに表現されたグラフィックなど光る物は持っていたが、ストーリーのボリュームと練りこみ不足やアクションバトルの存在意義、快適性の低さなどが仇となり「惜しい作品」と評さざるを得ない内容になってしまった。
逆にその欠点を改善できれば掛け値なしに「名作」と評されてもおかしくはなかったのだが。
現在買うとしたら価格がもう少し下がるのを待った方が賢明かもしれないが、攻略サイトは現時点(2009年11月現在)では一件もないので、誰かのために攻略サイトを作る(特に「新しい経験」の達成条件は詳細に書いたほうが後に続く人にも手助けになるだろう)ためのプレイというのもありだろう。
Amazonレビュー
レビュー者: 徳保隆夫 レビュー日: 2009-11-07CD1枚、全28曲収録、71分。曲目リストは以下の通り。
01.いまにつながるみらい 2:02
02.七海のこと 2:22
03.口笛ふいてどっかいこ 3:40
04.猫、本気! 1:34
05.犬、頑張ってます! 2:14
06.七海はヒロイン? 2:09
07.へんなおじさん 2:27
08.あえいう 3:20
09.大物妖怪、現る 2:27
10. 妖怪祭りじゃ 1:40
11. 戦え!ショウネン 3:33
12.バトル勝利ファンファーレ 0:09
13.みんな、いえのひと 4:54
14.不潔な下水道ダンジョン 2:06
15.工場はまるでダンジョン 3:32
16.月夜の建設ビル 2:07
17.わたしはいつもヒルズ 3:43
18.機械だらけの町 3:28
19.鳥幕府である 2:19
20.イヤナ予感・胸サワギ 1:28
21.妖怪ですが、ナニか? 0:55
22.冥界大学付属妖怪学園 3:26
23.だいじなものゲット! 0:09
24.七海と電車に飛び乗って 2:09
25.伝説のラストバトルへ 3:48
26.戦え!ナスカイザー 4:20
27.やさしい気持ちでいようよ 2:06
28.涙のオルゴール 3:39
*主題歌「きみと走るとぼくは泣く」は収録されていません。11月18日から iTunes store で配信されるそうです。
本格的なサントラアルバムで、聞き応え十分。単体での発売は考えにくく、植松伸夫さんのファンなら買い。ゲームの内容通り、実写ジュブナイルドラマの劇伴のような曲が揃っています。
星は特典の満足度です。ゲーム自体のレビューは特典なし版の方に書きました。
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GOOD!
素敵なサウンドトラック
サラウンドサウンドサポート
クールなピクセルグラフィックス
クールストーリー
このバトルシステムは機能的です
BAD/REQUEST
難しいです
短すぎる
いくつかのアニメーションは疑わしい
このプレイ可能なキャラクターなしの人工知能は悪いです
COMMENT
あなただけが物語を気にするなら、あなたはこのゲームを試してみるべきです
ゲームはその貧しい販売のために高価です