Nintendo 3DS mk2 - Title Site

狼と香辛料海を渡る風

発売元: アスキー・メディアワークス（オフィシャルサイト）発売日: 2009-09-17 価格: 5550（税込）レーティング: 【Ｂ】12歳以上 (CERO について))

タイトル概要

中央値: 57 Amazon点数: 3.2

スコアーボード

標準偏差 9.28 難易度 2.29 mk2レビュー数 7

0-9

10-19

20-29

14.3%

30-39

14.3%

40-49

28.6%

50-59

42.9%

60-69

70-79

80-89

90-100

ユーザーレビュー

(デフォルトは中央値近順)

388人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
4pt	4pt	3pt	4pt	3pt	2pt	2pt

総合点
67pt

GOOD!

※原作ファン、アニメ未視聴、前作未プレイのプレイヤーのレビューです。

【原作の世界観を生かしたシナリオ】
教会による信仰の強制、打ち捨てられる地方の神々、異端者として追われる錬金術師
交易路を支配する海運ギルト、彼らと手を組み出世を狙う司教。
ゲームオリジナルのストーリーですが原作の雰囲気を感じさせる素晴らしい物語でした。
合間合間に頻繁に発生するキャラクターとのイベントも「らしい」内容でグッド。

【なかなかいい出来の交易システム】
扱える商品はかなり多く、季節限定、高騰と暴落、各地域の人気商品
荷物のサイズなどの要素もあってどうルート取りをするかで悩み、楽しめました。

BAD/REQUEST

【原作との整合性を保つ為に損なわれたゲームデザイン】
前述のように交易システムの出来は大航海時代などに劣らぬいい出来なのですが
二つの要素によって交易ゲームとしての良さが損なわれています。
「交易期間が１年」「交易ゲームなのに金稼ぎが目的ではない」
どちらも原作、キャラクターゲームとしての矛盾を生じさせない為には
仕方のない部分ですが非常にバッドでした。
資金を効率よく稼ぐことに腐心するゲームでありながら
(ごく普通にプレイしていれば超えられる)最小限の資金を用意できればOKで
高額商品やレア商品を扱う必要が全くないのはあまりに勿体ないデザイン。
ゲーム期間を３年にする、移動日数を短縮する、各ヒロインとのグッドエンド条件を
親密度＋多額の資金という形にするなどの工夫が欲しかった。

【メインストーリーは１本道】
各ヒロインのイベントは充実してるので周回による単調さは感じにくい
しかし目的と手段が変わらない為に、交易パートがルーチン化しやすい。
三者の立場を生かしたルート分岐が欲しかったところ。

【スキップはベリーバット】
とても残念な出来です。遅すぎる。

COMMENT

狼と香辛料が好きな方ならばオススメ出来るゲームです。
数少ない交易ゲームなので改良を重ねて続編が出て欲しいところ。

プレイ時間：10時間以上20時間未満（済）
砂蜥蜴さん[2009-09-28 掲載]

[ 問題報告 ]

489人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。

オリジナリティ	グラフィックス	音楽	熱中度	満足感	快適さ	難易度
3pt	4pt	3pt	2pt	2pt	1pt	3pt

総合点
46pt

GOOD!

・アニメ、原作とともに見ていません
・前作「ボクとホロの一年間」はプレイしました

ホロ以外のパートナーができた。
ほかのレビューワーさんの話を見る限りパラレルワールド的な登場らしいですが　原作を読みたくさせる要素の1つだと思います。実際、狼と香辛料の原作・アニメが見たくなりました。

フルボイスで楽しい
中原麻衣や、パクロミさんといった豪華声優さんの声で満足です

借金システムの採用
前作では、終盤　イベントを進めるのに専念していたら最後の最後でお金が少なくなった事があり、このシステムはうれしかったです。しかし意外な穴も････（ＢＡＤ参照）

必要移動日数の表示
これで、旅の計画がたてやすくなりました。　
町を１つ以上挟んだ合計もみられるので一安心

イベント回想機能
ランダムに発生するイベントをもう一回見ることができるので　好きなイベントを繰り返し見れることができて満足です。

ホロの立ち絵
尻尾がﾊﾞｯﾀﾝﾊﾞｯﾀﾝ動いて可愛いです（笑）

BAD/REQUEST

ロレンス登場
原作未読のためか、あまり好感が持てませんでした。彼の言動は斜め上に行き　「俺がしたかったのはそういう意味じゃなくて･･･」と思うシーンがいくつかありました。後は、プロローグから主人公とホロの関係が「仲が結構よい」かと思いきや　あっさりと捨てられたりとキャラ性格がつかみにくかったです。

ここは前作から引き続き「ホロとそれなりに仲良くなったボク」が旅を続けていたという設定でも面白かったかもしれません。旅を続けてたボクならホロの扱いに慣れていてもおかしくないためです。

売買システム
前作ではそれなりに、金を稼ぐことができましたが･･･今回はかなり稼ぎにくくなりました。王儲けができる村が決まって10日間くらいかかる場所に設置されているからです。これで稼ぎにくくなりました。

おつかいゲーム
今回はクリアするのに6つのアイテムが必要で、それもマップや
噂を売っている場所の情報→　その町まで移動（多いと2週間くらいかかることも）
酒場での情報量（定価1000枚）→目的地まで移動（これもまた、2週間くらいかかることも）→目的地到達、アイテムを購入　→マップ上にあるとある場所へと届ける（さらに日数がかかる）

と移動が多い必要なゲームでした。本来ならば楽しむはずの商業の旅ですが、今回はなんかタンンに尺稼ぎのように感じました。労多くて実りが少ない旅が多い感じがします。

前作も世界地図を行ったりきたりでしたが、少なくともあまり苦痛ではありませんでした。（「ボク」が言っている通りお金が少しずつ、確実にたまっていくので）

イベントアイテムも無論高騰や,暴落と言った市場の影響を受けるので必死にためたお金ではたりずに借金→稼ぎが悪いので返せずの悪循環になる場合も。

商館からの依頼
これも、ある意味現実味を帯びているのでしょうが　そろえる商品は自腹おまけに届けるにも時間がかかるとあまり受ける必要性を感じることができませんでした。　前作のようにと“ある儲け話に「投資」”レベルで大丈夫なのでは？と思いました。

せっかくと謎の承認、貧しい漁業の村娘、もと羊飼い・麦に宿る狼とヒロインは大勢いるのですから、パートナーに選んだ仲間からの助言なども活かしてほしかったです。

恋愛イベント
-食事で友好度を上げることが可能になったためか、前作と比べて起きる確率が低くなった気がします。しかも、ホロ以外のヒロインと仲良くなろうとすると嫉妬してさらに出費がかさみます（苦笑）。　もっとまったりと馬車のたびを楽しみたかったです

馬車拡張
-アイテムが2マス以上とったりするので、本当に必要なアイテムしか乗せることができず　大もうけができる町に向かう途中でこの町によって小さな儲けを･･･などと優雅な計画がやりにくくなりました。（できるけど、本当にスズメの涙くらいしか稼ぎがこないのであんまり意味がない）

スキップができない
-Ｘボタンを押しながらでも　もっさり感がでています。

回想機能なし
-テキストアドベンチャーなので、ちょっと前の文章くらいは読み返す機能がほしかったです。

COMMENT

前作同様、何週もすることを前提に作ったのでしょうが･･･原作・アニメファンでないと　あんまり周回プレイをする意欲がわく内容ではないかと思います。前作はスムーズに楽しく商業できる作品でしたが･･･今回は原作キャラや設定の介入のためか、プレイヤーも焦りながらプレイをするといった内容に･･･。

選択肢を悩ますイベントや、ホロの嫉妬などいい点もあるだけ残念です。