ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 2pt | 3pt | 2pt | 1pt |
55pt
GOOD!
原作ファンでアニメも見ています。前作はプレイしていません。
原作の世界の雰囲気を再現しつつ、アニメと同じ声優のフルボイスで、ホロが北へと向かう途中のこぼれ話としてストーリーがまとまっています。ノーラ、エイブと共に行商することが出来るので、原作以上に旅を楽しむことが出来ます。
原作で出てきた村や町で行商をして稼ぐ面白さがあります。基本2つ離れた場所同士の行商で儲かるのですが、稼ぎたい場合にはかなり遠くの場所同士の行商となり、自分なりの行商ルートを見つける楽しさがあります。また、商品もかなりの種類があり、補充日数と荷台占有量のバランスが良く、ただ高いものを大量に売ればいいという形になっていないところは良いです。
オリジナルのストーリーも原作の世界同様、教会と異端の神、それに関わる人々の利権争いになっており、パラレルワールドですが違和感なく楽しめます。
BAD/REQUEST
クリアまでの期間が1年という制限が非常に短い。しかも最高のハッピーエンドを迎えるためには3ヶ月も早くクリア条件を満たさないといけないため、かなりの効率重視になり、行商を楽しむどころではありません。値引き交渉したり、複数売買することで値段が変わったり、キャラの助言が入ったりなど、もう少し行商そのものを楽しめるようにして欲しかった。
各キャラの好感度を上げるイベントがランダムというのが良くない。これだけ商品や街があるのだから、それを利用した発生条件があった方が良かった。まぁそれをやるには期間1年は短すぎますけどね。イベントが出ない時は全く出ないで終わるため、結局セーブしてイベント出なければリトライという方法を取らざるを得ない。
何週もしなければコンプリート出来ないシステムなのに、メッセージスキップやイベントスキップ機能がない。一応Xボタンで早送りがあるが、音声も引きずってしまうために遅い。2週目以降はストレスになります。荷馬車の移動スピードも早送り出来ないなど、快適さに欠けます。
街の物価の上下情報を地図に示して欲しかった。物価情報そのものが多すぎて、どこがどうなっているか、もうどうでもよくなってしまいました。情報が大事な商人のはずなのに、?情報多すぎです。
行商する際、街をスルー出来ないというのが良くなかった。一つ一つの街に立ち止まらなければならないため、テンポが非常に悪い。スルー出来ることで、情報を得たりイベントがなかったりする代わりに、移動日数が減るという形にすれば、情報と移動日数の重要度が高まるのにと思ってしまいました。原作では街に入るための通行料を払ってますので、そういう部分も活かして欲しかった。
COMMENT
当初、大航海時代の狼と香辛料バージョンみたいなものかな?と期待して買いました。残念ながら、そこまで広くも深くもなく熱中出来ませんでした。原作ファンだから楽しめる内容であって、知らない人が買っても面白くないと思います。
システムそのものは良い部分がありますが、いかんせん期間が短いことがネックとなって活かしきれてない部分が多く、全体として中途半端でもったいないゲームだと思いました。
あと3週で10週クリアになるので、それまで頑張ってみようと思っています。
原作は非常に面白いので、引き続き読み続けようと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: ヨル レビュー日: 2017-05-05キャラの個別ストーリーを楽しむ感じです
商売はそれなりに楽しいですが
物足りなさがありました
期間は一年間と短めです
ですが好感度を気にせず、とりあえずヒロイン達 全員とクリアすれば期間をきにしないエンドレスモードが開けます
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GOOD!
・「狼と香辛料」の世界観に忠実に作られているところ
ストーリー的には原作2巻、リュビンハイゲンに到着した所から始まり、原作のこの時点ではまだ会っていないエーブと出会ったり、ノーラが羊飼いを辞め服飾職人になるため旅をしていたりとパラレルワールド的な部分はあれど、ストーリーの大筋には利権を得るため暗躍する教会勢力と、その目論見に巻き込まれた人たちを救うという目的があり、前作「ボクとホロの一年」よりは原作の世界観を活かしていると言えよう。原作自体まだまだホロの故郷に至るまで話は長くかかりそうだし、こうした「長い旅の中のエピソードの一つ」流れの方がしっくりくるのだから。
主人公も原作同様ロレンスが務めることになっており、それ故に最終局面での活躍や、ホロを始めとした女性陣との掛け合いが光るわけである(ロレンスが主人公を務めるのは前作の反省か、それとも「電撃学園RPG」で大量の回復アイテムの在庫を抱えその大損を取り返すためなのかは定かではないが)。
・前作の反省点がちゃんと活かされている所
前作で「拡張しても費用対効果があまりない」と言われていた荷台の拡張が重要になったり(今作では荷台のスペースを多く取る品物が半数近くを占めるので、金が貯まったら早めに拡張しておくことが利益への道となる)、ホロだけでなく途中で同行するヒロインを決め、最後まで一緒に旅することもでき(彼女達の好感度もエンディングに関わる)、プレイの履歴が「実績」という形で表され、何周でも楽しむことができたり(簡単にこなせる物から難しいものまで様々)、金が足りなくなっても商館に借金を申し込むことができたり(どちらかというと商品知識のみが引き継がれるために高額商品を最初から扱い、手っ取り早く利益を獲得し借金以上の額を取り戻すこともできる2周目以降にお世話になるだろう。無論利子はつくのでご利用は計画的に)、特定条件を満たすと、とある村を発展させるため期間無制限で行商の旅を続けることができる「エンドレスモード」が追加されたりと、前作の足りない部分や不満だった部分が改善されているのは大きい。
BAD/REQUEST
・快適さ
一応スキップボタンがXボタンに振り割られているのだが、スキップのスピードが遅く、結局普通にボタン送りしているのと何も変わらない位遅いというのは周回プレイ前提のこのゲームにおいてはマイナス点になってしまった。
特に共通部分(序盤の渡航許可がらみのゴタゴタ?ヒロインと相乗りして旅を始めるまで、中盤の錬金工房の拡張器具&秘薬の材料集め、そして最終局面)は結構長いため、周回を続けるとこの部分は読み飛ばさねばならないのだし。
2周目からは冒頭のリュビンハイゲン?レノスで最初の商館の依頼達成に至るまでの道のりをスキップできる(実際この時期に手に入る儲けも手動でやっても大差ないので、スキップした方が幾分か楽)のは救いだが。
・難易度
前作と違い、品物を買った町の隣町では利益が出ず、2つ先の町以降でないと利益が出ない仕様になったことは上手く理解できないといつまで経っても金が貯まらないことにも繋がるのはリアリティ重視とは言え前作と同じに考えていると痛い目を見る。特に荷台は早めに拡張して最大まで大きくしておかないと、荷物を効率的に積めないのだし。
「町Aで荷台の半分程度の品物を購入→町Bで荷台の残りを埋める品物を購入→町Cで町Aで買った品物を売却&空いた分に相当する品物を購入→町Dで町Bで買った品物を売却&空いた分に相当する品物を購入…」という流れを常に頭において行商をすることが、結果的に儲けを生むことになるので忘れないように。
また流れ的にはほぼ一本道で5時間程度で終わる長さながらも、ヒロインの親密度をAにしておかないと彼女達とのエンディングに至れず、目的達成のため行商を優先するだけだと親密度が足りなくなる危険性があったのは厳しいといえた。
前作は「ホロとの親密度・故郷を見つけられたか・仲間に出会えたか・借金を返済したか」がエンディングの分岐条件となったのに比べると簡単になったように見えても、ランダムで発生するイベントで選択を間違えなかったり町に着いたときに御馳走を奢ったりしないと(ちなみにホロ以外のヒロインに3回連続で奢るとホロが嫉妬し、強制的にホロに奢らされる羽目になるので懐は常に暖かめに)親密度が足りずバッドエンドになりやすい。
そのためエンディングを見るためにはゲームの終了期限である8月31日ギリギリまで粘る作戦も有りだが。
COMMENT
前作に比べると改善された部分も多いが、周回プレイをするには気の利かないシステム周りや、妙に高くなった難易度などは気になってしまった。
それでも「2周目以降が本番」(商品知識だけは周回で引き継がれるので、最初からランクの高い品物を取引して儲ける事ができ、結果的に1周目よりスピーディーに行動することができる)と言えるゲームなので、できるだけ中古で購入して前の人の使っていた周回データを活用した方が結果的にクリアしやすいのは確かである。
というか1人のプレイだけで10周プレイするのは厳しいので、中古屋に売ろうとしているプレイヤーの方は、2周目以降から始められるデータを残しておくのも人情だろう。手にしたプレイヤー全員で引き継ぎ合った方が10周プレイも早く達成できるだろうし。