ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
1pt | 3pt | 1pt | 2pt | 2pt | 1pt | 1pt |
34pt
GOOD!
・9年ぶりの「金田一少年の事件簿」のコンシューマゲーム化であるところ
他社の作品だが「コナン&金田一」の高評価の影響か、マガジンの創刊50周年が間に合ううちに出そうとしているのか、それともまた連載が再開されたからなのかは定かではないが、久々の「金田一」単独でのゲーム化という点では評価できる。
「金田一」関連のゲームが(携帯アプリを除いては)PS・SS・GBCでしか出ていないためファンにとっては「ファンアイテム」として見れるだろうし(最後に発売されたのが2000年のGBC版「10年目の招待状」)。
最近では金田一も「三国志大戦(Ver3.5x)」のR司馬炎として友情出演していたりするが…。
BAD/REQUEST
・謎解きとかストーリー全般
やはり殺人事件を扱う推理物にしては謎解きが異様に簡単だったことは致命的な欠点に映る。推理にしても小学生でも簡単に解けるレベルのトリックだし(しかもダイイングメッセージに犯人の名前をでかでかと書いている時点で、プレイヤーを馬鹿にしていると見える)、聞き込んだり推理するにしてもとりあえず全ての人から話を聞いていれば、真相解明でも手こずる事はないのだし。
それにストーリーにしてもこの物語の舞台となる船の針路の如く、無軌道に進んでる感は否めなかった。最初の殺人事件からしてオチを知ると「何だかなぁ」と思えるし、真犯人の犯行動機や今回の事件の発端となった一族の血縁関係など、より練りこめば話のスパイスにできた部分はそのままスルーされ語られることもなかったのもつくづく惜しい。また最後のオチも思わず呆れる決着ではあったのだが…
そして金田一と美雪以外のいつものメンバーはほとんど出番がなく、剣持警部に至っては「ただいるだけ」と言われても仕方ない位出番がないに等しいなどキャラの扱いにも不満が残った。
・ミニゲームとか
章の間に特定の部屋を探すと推理パズルという物が手に入るのだが、これの内容は小学生向きのなぞなぞパズルレベルの難易度の癖に100問もあり、しかもこれを手に入れた章のうちに解いておかないと「推理レベル」の評価が高くならないという仕様がこちらをイライラさせた。
ただでさえ話の展開も呆れるほど早く、プレイの半数近い時間は推理パズル探しと推理パズル解きに使われていた気さえするし、タッチペンの識字率が妙に悪い(特に「も」の文字を何度も「ま」「き」などと間違えるのは「ふざけるな」と言いたくなる)のが微妙なストレスの元だったし。
また最後の方で爆弾解除のミニゲームもあるのだが、「コナン&金田一」なら「犯人グループに爆弾魔がいる」という設定上無理なく絡めることはできても、こちらの犯人には「爆弾に詳しい」という設定がないため、無理して入れる必要もなく非常に不自然だったし、細かいタッチペン操作を必要とされるため妙にこのミニゲームだけは難易度が高かったのも問題であった。
・音楽
航路を外れた船という「逃げ場のない密室」に追い詰められているのに、殺人事件発生後の探索シーンなどで明るい曲がやたらよくかかるのは興を醒めさせるし、最終局面の地下迷路の探索においても気の抜けた曲が流れるのは「音楽を軽視している」と言われても仕方はない、そんな曲が多かった。
・快適さ
タッチペンの識字率・レスポンスが前述の推理パズルだけでなく、殺人現場の調査などのときも微妙に悪かったのはマイナスだったし、物語の半分近くは推理パズル探しに費やされても、推理パズルのある部屋にアイコンがなかったり、毎回ロードする度に入るこれまでのあらすじがスキップできなかったりと、快適さの低さがさほど長くない話を変に引き伸ばしていた感はあった。
COMMENT
他の方のレビューである程度覚悟はしていたが、「コナン&金田一」がなかなかの良作だった分、常に比較せざるを得なくなってしまい、しかもこちらの方が圧倒的に劣る出来だったのには失望した。
「金田一」のファンなら1000円台に価格が下がったときに買うのが利巧かも知れないが、これをプレイするのならPS・SS・GBC時代の「金田一」のゲームを探してプレイした方がよほど経済的にもファン心理的にも有意義だと思う。
Amazonレビュー
レビュー者: まるとりょう レビュー日: 2012-08-24なにより、最後の章に出てくる地下迷宮が最悪です。どうやったら進めるのか分かりづらい。
難しいとかおもしろいとか以前に、操作方法が分かりづらい。
せっかく楽しみにしていたのにかなりがっかりです。
出演されている声優さん(テレビアニメ版の方)がかわいそうになるくらい、つまらないゲームでした。
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GOOD!
・金田一少年の事件簿らしいオリジナルシナリオ
タロットカードや船の歴史が散りばめられた事件、閉鎖された空間にいる登場人物の中から犯人を突き止める王道のシナリオ、お馴染みのキャラやセリフなど金田一少年の事件簿らしさや雰囲気は全面に出ていました。
声優がアニメ版と同じなので、アニメ版が好きな人も嬉しいでしょう。
・2周目(2回目?)
このゲームでSランクを取るには推理シーンでノーミスかつ推理クイズ100をすべて取得→クリアという条件なので完全自力だと相当難しいです。
全5章のすべてをSランクでクリアでのおまけ目当てで自力は諦めて攻略サイトを見ながらやりましたが、これが面白かったです。
攻略サイトのまま進めるのが好きな人にはオススメでしょう。
既読スキップがないのだけが惜しまれるところですね。
BAD/REQUEST
・ずさんな展開
とにかく展開が悪いです。
推理や証拠、伏線などもあからさまというか子供だましというか…。
それをあたかも難解な事件に見せ、それでいて演出が悪いのでさらーっと流され、プレイヤー置いてきぼりで独りよがりに進むシナリオに大きな違和感がありました。
・緊迫感なし
何人も殺害される連続殺人事件なのだが、全編緊迫感なさすぎ。
ここも上記の通り演出が悪いので緊迫なシーンでもさらーっと流れていきます。
さらに殺人事件や、時限爆弾で全員生きるか死ぬかの瀬戸際のシーンでの捜索なのに舐めてるとしか思えないお気楽なBGMが大きく盛り下げます。
そして最も酷かったのが後半で真犯人が真実を語るシーンで、それまでに使用されていた立ち絵のままで語っていたこと。
殺人を犯した雰囲気は全くない普通の表情だったのが本当に本当にひどかった…。
・ミニゲーム
DSのゲームらしく定期的にミニゲームが挟まれますが、これがなんともつまらない。
テンポも悪くなり、これのせいでADVの方がおざなりになったのではと思うとますます残念ですね。
さらに第5章になって突然爆弾解除のミニゲームが始まりますが、今までがウソのように難しくなります(笑)
全部で4回ありゲームオーバー率も高いと思いますが、ゲームオーバー時はセーブポイントまで戻されるのも不快であり、このゲームにゲームオーバーがあるという情報がここまでないので地獄を見た人もいるかもしれません。
あと、おまけとして確立しているミニゲーム推理クイズ100もくだらない正解が多く一生懸命やりたくなる内容ではありませんでした。
COMMENT
まさに評判通りのゲームでした(笑)
シナリオ自体は悪くないです。トリックも細かい点の荒さはありますが、悪くはないと思います。
しかしその素材をゲームスタッフが台無しにした印象ですね。
おそらく大手メーカーが製作すればもっといいゲームになったでしょう。
マンガ原作のDSのゲームということで「子供向けでいいやー」みたいなノリだったんですかねぇ。
オススメ出来るのは金田一一が対峙した事件はすべて知りたい人、これに尽きます。
金田一ファンでもADV好きでもない人が楽しいと思えることはないと思うので注意です。
逆にADV好きな人はあえてこーゆーゲームをプレイし、他の良ゲーの良さを改めて知るには良いでしょう。
定価はありえませんが現在の中古価格1,000円分ぐらいは楽しめます。