流行り神2DS 都市伝説怪異事件
中央値: 67 Amazon点数: 3.8
スコアーボード
標準偏差 7.13 難易度 3.00 mk2レビュー数 3ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt | 3pt |
72pt
GOOD!
○魅力的なキャラ
かごめが登場したことにより、科学 オカルト その両面での思考がより明確になった。
○深いストーリー
幽霊がでました怖いですね では終わらない。
都市伝説を通して語る、人間の物語。
○200あるデーターベース。
前作にくらべて、都市伝説についての解説が増加し、読み応えがあった。
○隙間録
あいかわらずおもしろい。物語の裏側が垣間見える。
BAD/REQUEST
○システムが不親切
最後の推理パートの読み込みが長い。
何度も繰り返しやれるシステムなのに、読み込みの長さ・解説のスキップができない。
これは不便です。
物語の最初のムービーシーンはとばせない。何度も繰り返しやるシステムなのに、
毎回毎回ムービーシーンを見るのはつらい。
ロードすると、分岐ツリーの設定が最大化した状態に戻るのはやめてほしかった。
○既読率100パーセントのシビアさ
一度選択した選択しでも、組み合わせ次第では新たな文章が出現するため、
選択済みのマークがでていても信用できない。
○ランクSのシビアさ
推理パートで、あるキャラには○○という用語を当てはめなければSにならない、とか、
特定の選択肢を選ばなければSにならないとか、
そういう特定条件はキビしすぎる気がしました。
○前作をやっていないと、わからないストーリーがある。
COMMENT
おもしろかったです。
でも、システム面の不便さ。ストーリーやりこみの難易度の高さにはちょっと辟易しました。
攻略サイト様がなかったら、たぶん途中で投げ出しました。
3がでているとのことでしたので、続編が楽しみです。
Amazonレビュー
レビュー者: 紅茶 レビュー日: 2017-05-27都市伝説というよりも
サスペンスの要素が強くなっていますが
これはこれでおもしろかったです
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GOOD!
移植元を未プレイで、DS版から1、2と遊んだ上での感想。
トンデモネエくらいのボリュームアップ。1つの話が前作と比べて2倍近くの長さになった。話の整合性にも気を遣っている部分が見られ、また放り投げ気味だった前作の伏線をそこそこに回収していたのも良い。
と言うより元々今作のシナリオまで設計した上での1ではあるんだろうけど。
新キャラ、賀茂泉かごめのキャラクターが非常に良い。
気の強い眼鏡美人で主人公とよく衝突する……オカルトを全否定しているが過去に不思議な体験をしており……なんて書くといかにもステレオタイプなキャラなんだけれども、元より他のキャラクターもとりわけ新鮮味の無いコテコテなタイプだし、「ここまでやられると“王道”ってヤツだな」と思わざるを得ない所まで達している。
DS前作に比べ、隙間録の質が多少上がった。
単純に前作の場合、あんまり裏方を明らかにできる点が少なくて幅を広げられなかったんだろうけど。
今作に於いては意外なキャラ同士の絡みがあったり、それなりに重要人物である“薫”のキャラ付けがちょっと補完されていたり、少しは読めるものになった。
欲を言えばもっともっと、「シナリオの隙間を埋めるもの」ではなく「シナリオの隙間を利用して、キャラの思惑やキャラ同士の関係を補完するもの」であって欲しかったけれどもね。
例えばゴシップ記者“落合”は折角前作にも出ているんだから、その際の事件や出会った人物について思いを巡らせても良かっただろう。
かごめ編の隙間録だって、あの場に“犬童警部”や“ゆうか”を絡めればもうひと騒動ふた騒動書けたはずだ。
GOOD欄に何を書いているんだって話だが、前作よりは読める。その分では良い。でももう少しのセンスが欲しかった。
BAD/REQUEST
テンポの悪さと演出の酷さ。
前作と比べボリュームアップしたのはこれ以上無いくらい嬉しいし、そのぶん推理ロジック(シナリオ最終盤で行う状況整理モード)の難度が上がってしまうのもしょうがないのだが、ゲームオーバーになってじゃあやり直そうか、と言う時にテンポの悪さが非常に気になってしまう。
本編ではスキップやら選択肢までジャンプやら、かなり快適さに気を遣ってくれている割には推理ロジック中だけはメッセージ早送りが不可であり、しかもフェイドイン/アウトがクソのように遅い。
人物相関図を埋めて推理を確定すると4秒間のフェイドアウト。
4秒間のフェイドインの後、「確定しますか? はい/いいえ」と表示され、はいを選んだら4秒間のフェイドアウト。
そして4秒間のフェイドインの後、重要な単語について一枚絵つきで検証。また4秒間のフェイドアウト。
開発スタッフは普段どれだけ雄大な時間を過ごしているんだ?
「数秒間プレイヤーを強制的に待たせる」そのものが悪いわけではない。もしかしたら主人公自身の思慮を表しているのかもしれない。
本編中にもそう言うシーンはあるし、あんまりスパスパ進んでは味気ないものもあるだろう。
しかしそれは初回プレイの時限定の話である。
2回目以降は、主人公はともかくプレイヤーは気持ちの整理付きっぱなしなのだから、「知っていること」は「わざわざ念を入れて表現しない」のが快適と言うものだ。
それから演出。
一枚絵は相変わらず怖い。怖いが、時々アップで表示するのは何なんだ。
ドットが荒くなるし、もともと輪郭線の強くない絵柄だから何を描いているのかすら解らない場合がある。
第二話で多用される悲鳴のSEはどうしようも無い。元より声ネタのすべてが大根演技なんだが、そこに音質を下げていることも加わり、「きゃああああ」でも「いやああああ」でも無く、『ホワーーッ』としか聞こえない。
腹の鳴る音もやたらバリエーションが豊富な割にはリアルに聞こえない。まだ文字で「きゅう。おなかが鳴った」と書かれた方が興を削がれないくらいだ。
テキストアドベンチャーで音を豊富にしたい気持ちは解る。が、下手な音なら頼らないでいただきたい。
ついでに誤字、文法間違いも目立つ。
『--してませんねません』のような文字の消し忘れレベルから、『彼女はひとりでそれをやっていた。それも、ただひとりでだ』等と言う、スタッフロールに山田悠介の名を探してしまいそうなレベルまで幾つか目に付いた。
キャラについて。
GOOD欄に書いた通り、キャラ設定はありきたりとは言え王道レベルだから、それだけなら悪くはない。
しかし新キャラかごめの影響で、主人公とその相棒小暮さんに些か良くない変化があったような気がする。
キャリアの癖にちょっとした学術用語すら知らない主人公、怖がり属性が特化しすぎて最早不愉快な程に空気が読めてない小暮さん。ついでにちょっとホモっ気も増した小暮さん。
ドラマ『古畑任三郎』第三期で、今泉のキャラが崩壊した時と似ている。
あとは……前回同様、既読率を埋める気が元から起こらない点。アドベンチャーゲームでやりこみをすると言う点は意欲的だが、文法間違いの多い、展開も大して代わり映えしない差分文章を集めろと言うのは酷じゃないのだろうか。
COMMENT
前作でファンになったもので思わぬ長文になってしまった。
もうすぐ最終作が出るが、優れたシリーズだと思うので是非ビシッと締めて欲しい。
とりあえず今作については、ちゃんと『1』をやらないと何が何だか解らないゲームとは思う。
あと……今更書くべきことじゃないけれど、いい加減女性キャラが「--だわ」口調はないだろう……
何時代を生きてるんだよシナリオライター。