超名作推理アドベンチャーDS レイモンド・チャンドラー原作 さらば愛しき女よ
中央値: 43 Amazon点数: 2.6
スコアーボード
標準偏差 6.5 難易度 0.50 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
2pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt | 1pt | 0pt |
36pt
GOOD!
・「さらば愛しき女よ」の世界観をちゃんと再現している所
線の太い独特のキャラクターデザインやジャズのBGMで「さらば愛しき女よ」の世界観を再現しているのは評価できるところである。
普通に小説を読むのが苦手な人でも、イラストやBGMがあれば物語の世界に入り込めるだろうし、全体を通しても3時間程度で終わるので忙しい現代人に時間を取らせることはないだろう。
BAD/REQUEST
・CVについて
モノマネタレントの山本高広氏がフィリップ・マーロウの声を当てているが、予想していたほど酷くもない代わりに、ジャズのBGMにかき消されるような抑えすぎな声なので、本職の声優に比べると浮いている感じは否めない。
わざわざ現在の人気タレントを売りにする位なら、素人声優かスタッフが声を当てたほうが余程人件費の節約にもなっただろうし、こうした事くらいしか(しかも正直売りにするほどの内容でもないものしか)売りがないのも正直情けないものがある。
・快適さ
キャラクターが基本、一度に1人ずつしか登場できないためその度に切り替わるのでイライラさせられたり、データをロードするとどれだけその章を進んでいても章の最初からやり直させられたり、一本道の話なのにメッセージスキップや章冒頭のCVのスキップがなかったり(前述のロードの仕様と合わせて余計な手間を取らせられる)と短い内容を無意味に引き延ばされる感じの快適性の低さが妙にイラつきのもとになっていた。
・難易度
原作を読んだことのある人なら選択肢の答えは余裕でわかるだろうし、また選択肢や次に向かう所も外しても何のペナルティもゲームオーバーもなく正解を見つけるまでやり直せるため難易度は無いに等しい(それでも5章中盤のとある選択肢だけは、しくじると5章最初に戻されるので注意が必要)。
わざわざゲーム性を入れる要素があったのかさえ疑問である。
COMMENT
レイモンド・チャンドラーの有名小説をゲーム化しようとした気概だけは見るものはあれど、快適性の低さや存在意義のほとんどないCV、皆無に近いゲーム性やボリュームの少なさが相乗効果を起こし、チャンドラーのファンの方でも正直お勧めできない作品である。
どうしても買いたいというのなら、1000円未満に中古価格が下がるころに話の種として買う、位のスタンスで買わないと確実に損することとなるだろう。
Amazonレビュー
レビュー者: プレコ レビュー日: 2009-06-15声優を使う必要、ていうかゲームである必要がありません。
推理でもなんでもなく、淡々と物語を読んでいって終わり。
選択は間違えてもペナルティも無く、必要性のない選択も多いです。
絵も場面によって同一人物に見えない位コドモっぽくてひどいし、ストレスがたまるだけでした。
プレイ時間は何と3時間(もっと短かったかも)。
良かったのは音楽だけです。(使われ方がダルくて音楽の人がかわいそう)
「推理ゲームをやりつくした人へ」てコピーは…何ですかね!?
これでは他の推理ゲームもチャンドラーの本も売れなくなると思います。
全然ハードボイルドではありませんでした。
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GOOD!
・雰囲気
・寄り道イベント?があるところ。正直笑いました。
・エンディングのアンのイベグラ。そんじょそこらの萌えキャラには太刀打ちできないくらい可愛い。
・BGM。DSとは思えない音質。サントラが出たら多分買う。
BAD/REQUEST
・短い。3?4時間くらいで終わる。
・選択肢の意味がホトンドないくらい簡単。
・基本一本道
・寄り道イベントが少ない。かなりおもしろかったんでもっと入れて欲しかった。
COMMENT
もうちょっと選択肢が難しくて、緊迫感があって、プレイ時間が長ければ、評価の高いゲームになった惜しい作品。
音楽、雰囲気は良いので勿体無い。
寄り道的なイベントは、本編から浮いてしまうほど笑いのセンスが光っているが、数はそんなにない。もっとあればよかったのだが・・・。
真犯人は、意表をつかれはしたが、考えてみれば単純な話・・・。原作がかなり昔の小説なので、今の推理小説みたいにひねりまくったシナリオを期待するのは無理だとは思うけど。
金返せとは思わないが、あ??なんか勿体無い作品、というのが感想。