有罪×無罪
中央値: 75 Amazon点数: 4.3
スコアーボード
標準偏差 8.98 難易度 1.64 mk2レビュー数 33ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 1pt |
75pt
GOOD!
・裁判員裁判の流れについて分かりやすい説明がなされており、実用性もある。そのためプレイした後に時間を無駄にしたと思うことがまずない。
・ストーリーにリアリティがあり、感情移入ができ感動することもできる。
・実際の裁判をほぼ忠実に再現しているがゲーム性は失われておらず、また従来の推理アドベンチャーゲームのように総当たりプレイ必須ではなく、きちんと推理すればいきなり真相を明らかにすることもできるため、論理に破綻のない本格的な推理ゲームをプレイしたい人にはうってつけである。
・証拠品については分かりやすい絵で表現されており、状況を把握しやすい。
・ゲームシステムは比較的親切なつくりになっている。例えば、バックログやスキップなどのアドベンチャーゲームとしての機能はもちろん、バッドエンド時に任意の場所から再度プレイできたり、ヒントを見ることができたりする救済措置がある。
・このゲームでは様々な人物が登場するが、それぞれ個性があり存在感がある。
・私は時間を忘れてプレイできるほど熱中できた。
BAD/REQUEST
・スキップが遅いこと、バッドエンド時に次の話をプレイしてしまうと前述の救済措置が利用できないことは不満に感じる人も多いだろう。
・2話で公判時の選択肢の選び方によってはその後の評議でループするバグが報告されている。2話では公判開始前にセーブしたら新たな証拠品や証言が十分集まったと思えるまではセーブを控えた方がよいだろう。
・グラフィックは個人的には好きだが、大人向けのせいかやや地味でありキャラも近年流行の絵風ではない。それどころか人によっては下手とさえ感じられ、やる気を削がれる原因になるかもしれない。
・DSでの仕様かもしれないが、アドベンチャーゲームでセーブデータが1つしか作れないのは前述のループの件もあり少し不便である。
・用語辞典、各話人物関係図、キャラクタ辞典、エンディングリストなどがあればさらに良かった。クリア後はエンドロールをセーブデータに関係なく見られるようにしても良かった。
・主人公は20代くらいという設定になっているようだが、10代や中高年がプレイすることも考慮し年齢設定ができるとなおいい。
・これは他のアドベンチャーゲームでもよくあることだが、一度クリアしてしまうと再度プレイしたいとあまり思えない。しかも難易度がやや低いため、遅くとも数日でクリアできてしまい長期間プレイを続けるのには適さない。本作はそもそもクリアするまでは再プレイ必須でありマルチエンドでもあり性別も変更できるのでやりこみ要素が全くないわけでもないが、スキップが遅い、セーブが1つなどの面がやりこみプレイに向いていない。
COMMENT
総評「隠れた傑作。逆転裁判のパクリや模造品と毛嫌いするのはもったいない」
裁判を舞台にした推理アドベンチャーゲームであり、証拠品をつきつけるなど確かに逆転裁判との共通点は多い。
しかし、このゲームは明らかに逆転裁判とは異なるゲームである。
実際の裁判員裁判をもとにしており、設定やストーリーやキャラクタなど全体的にリアリティがある。
論理展開にも無理がなく、推理小説や推理ゲームが好きな人はもちろんのこと、裁判員制度について知りたい人にもおすすめできる一品である。是非続編を出していただきたい。
なお、レーティングは12歳以上ではあるが、「懲」「致」などのやや難しい漢字、罪名などやや難しい言葉や表現、やや残酷な内容があるため、15歳以上がプレイした方がより楽しめるだろう。
Amazonレビュー
レビュー者: yuji レビュー日: 2016-07-31とにかくシナリオのリアルさが秀逸。
事件にのめり込むこと請け合いです。
キャラクターの個性的ながらも自然な言動は、実在の人物に思えてくるほど。
好みが分かれるキャラデザも、慣れるとこれじゃないと駄目!になります。
骨格も姿勢も思考回路もきちんと一人一人違います。
それぞれの人生を生きている生身の人間です。ゲームのキャラを超えてる。
続編が作られないのは大人の事情なのでしょうか?
これ本気でシリーズ化すれば、凄いことになると思います。
逆転裁判に太刀打ち出来るのはこのゲームくらいですよ。
ああもったいない。大人の事情をクリアにして、ぜひ続編を製作してほしい。
アドベンチャーゲーム業界をこのソフトで改革してください。
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GOOD!
●きちんと「裁判員」を体験できる
・最初から最後までの流れをほとんど省かずにみせてくれている
(その為、同じ説明のセリフを何度も聞くことになりますが)
・評議(話し合い)の雰囲気が良い
みんな一斉に話し合って、意見を出し合っている感じが上手に表現できている
○緊張感漂う中にも庶民的なギャグが少しあり和む
・会話中にちょこっとだけ出てくるジョークが、プロっぽくなくて親しみやすい感じ
(大笑いはできないけれど、少し口元が緩む程度)
・1話の裁判が間違った方向へ進んだとき、その勘違いぶりと結論が個人的には笑えた
●結構珍しい?地味な絵
・半リアル系の絵。落ち着いていて良い
○丁寧な心理描写
・実際にありそうな…もしかしたら実際の事件を参考にしたような…リアル感がある
それだけに心に響く
BAD/REQUEST
●クリア後おまけ無し
・ご褒美が少しだけでもほしかった
○ボリューム少なめ
・内容の質が良かったので満足感はあるが、価格を考えると少ないかなとも思える
●簡単
・ストレスなくできるともいえるが、簡単すぎてパーフェクトクリアにすぐできる
逆にめちゃくちゃな間違った方向へ進める方がむずかしい?
COMMENT
1話は「ふーんこういう感じなのかぁ、大変そうだなぁ」と勉強している感じでした。
ですが、2話から引き込まれ、最後の話では、完璧にはまってしまいました
良い作品だと思います。続編がでれば買いたいです。