スローンとマクヘールの謎の物語
中央値: 59 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 11.08 難易度 1.63 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 4pt | 2pt |
53pt
GOOD!
■きめ細やかな謎解き
偶然ではなく、ちゃんと理由があって解いた爽快感。
「レイトン…」シリーズのように、答えが何択かあって、解らなくても「偶然解いてしまった」という事が無く、筋道たてて解く快感。
■ボリューム
問題が80問。
真剣に解いていれば、そこそこの時間が楽しめます。
■ナレーション
いい声です。
謎を語るに、最適だとおもわれます。どきどきします。
BAD/REQUEST
■こじつけが多い
回答するときに「そんなことは本題と関係ないだろう」という設問に答えなくてはならない理不尽さ。
あまり「回答しても気持ちの良くない」問題に対して、しつこく、どうでもいい事柄に対して聞いてくるのはいただけない。
■補助キャラうるさい
まったく糸口がつかめない人のために、補助キャラが出てくるのですが、こいつが迷惑。
開発側は「ワカラナイ人のための救援策」程度に思っているのでしょうが、こっちはリアルタイムに考えていて、解った頃に色々アドバイスされるのはイヤですね。
彼女のヒントが必要かと言う設定等があって、選べるのが好ましい。
■一回解いたらおしまい
残念ながら「レイトン…」同様、一回解いたらつまらないという傾向があります。
色々な方法が試されていますが(友達に解かせる等…)やっぱり、一度解いてしまうと売るしかありません。これは「開発者の努力」うんぬん…というより、これ系のゲームの宿命だと思われます。仕方ありません。
COMMENT
<購入希望の方へ>
基本、「頭の体操系のゲームが好きですか?」と問いたい。
答えに対して、寛大になれるかどうかは『レイトン系の問題が好きですか?』という問いにつきます。
「何故その答えを選んだか?」というきめ細やかな回答に『たまたまではない正確性』を求めたクイズゲームだと思われます。
80問中
『おぉ!』と思う問題が10問。
『即答』が10問。
『ああ、そっか』というのが20問。
『無難な答えだな』と言うのが30問。
『何これ?』って、がっかりが10問。
という、評価に対して、どうしていいのかワカラナイ、絶妙な割合です。
『何これ?』系の数が減れば、間違いなく「名作」にふさわしいゲームだと思いますが、とにかく惜しい感じが否めません。
次回作が出たら、きっと購入してしまうと思います。
Amazonレビュー
レビュー者: ネットショッピング初心者 レビュー日: 2014-05-25さて、前置きはこれまでにして、ゲーム開始直後「ある男がウミドリのスープを口にしてがけから飛び降りて自殺した。どうして?」というショッキングな始まり方をします。男はなぜ自殺したのか? ウミドリのスープとは? 疑問に思ったことを出題者にきいていき答えを導き出していく水平思考パズルと呼ばれるジャンルです。
レントンは頭の固い私には難しくて投げ出しましたが(ストーリーは大好き)、こちらは私でも時間をかければ解ける仕組みになっていて好きです。話もブラックで不吉なものが多いですし個人的に好みです。
水平思考パズルとは、情景描写に欠けた小説を読んでいるような気分です。事実を語られていつつも、巧みに誤解するように誘導するような文章です。ただ、違う視点を見ることによって全く違う真実が見えてくるというのが魅力です。
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GOOD!
・水平思考パズルという十分な認知度ではないものを題材にしながら、
それでいてルールや操作が非常に単純でとっつきやすい。
・80問というボリュームは良好。
それに加えて全問をボイス付きで読み上げてくれるため、
短い問題でも雰囲気を出すことには十分成功していると思う。
値段も一回り小さいので手を出しやすい。
BAD/REQUEST
・重厚な問題の中に単なるトンチ問題が多く混ざっていて興がそがれる。
また、明らかな易問も存在する。見ただけで即答できるのはあんまりかと。
・質問を繰り返したり重要質問をしたりしていると、
勝手に質問するべき場所のヒントが出てきたり解答の選択肢が減ったりする。
全ての質問をして解答に辿りつけないことはまずないだろうから、
正直なところ無駄に難易度を下げてるだけで余計なお世話。
・解答では枝葉末節まで答えなければいけないため、
そこはどうでもいいだろうと思うような部分を質問することを強制させられることがままある。
そのくせ明らかになったストーリーが説明不足で、
なぜそれだけのことでこの人はこんなことをしたんだろう、と思ってしまう問題もあった。
COMMENT
とにかくオチが納得いかなかったり作業感を感じることが定期的にあるため、
ストーリーの全容が判明してもすっきりした気分になることが少なく、
はっきり言ってしまえば「先が楽しみになる問題」がそう多くない。
操作感は悪くないものの所詮80問全部システム自体は変化がなく単調だし、
本媒体ではできないこのゲームオリジナルのシステムがとんと面白さに繋がっていない。
小さなことではあるがセーブデータの消去が恐らくできないのもマイナス。
全く面白くなかったといえば嘘になるけど、
一応原作の本という土台があってできたソフトなのだから、
少なくともそこから発展させるという点では成功しているとはほど遠いように感じる。