スローンとマクヘールの謎の物語
中央値: 59 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 11.08 難易度 1.63 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 2pt | 2pt | 2pt |
47pt
GOOD!
最初に結末ありきで、なぜそういう結末に至ったかを
様々な質問をすることで解き明かしていく。
刑事コロンボや古畑任三郎を彷彿とさせるこの形式は素直におもしろい。
「すばらしい質問」を探り当てると、一気に真相に近づき、気持ちいい。
また、物静かな語り部が演出する、独特な雰囲気はなかなかに心地よい。
全80問というボリュームでこのお値段はお手ごろかと。
BAD/REQUEST
回答のさせ方にもう一工夫欲しかった。様々な質問をして真相に迫っていくゲームなのに
質問をするまでもなく、回答の選択肢を見てるだけで大体真相がわかってしまう。
最後の方は回答の選択肢を見てから、その内容に基づいて質問をしていくという形が
楽であるという事に気づき、結局そればかりになってしまう。
真相がわかっても、また知ってる問題でも、その真相と直接的関係がない
設問に解答しなければならないので、答え知ってるのに、関係ない設問に
答えるために、質問を繰り返さなければならないという事態に陥るのは非常に煩わしい。
回答が間違っていた時に、うざったい間がある。
回答間違えた→「もう少しですね」→間違った時の音楽。
この音楽が流れている時の間がうざったい。キャンセルも効かない。
回答群の中に、ミスリードを誘う語群も混ざっているのだが
それがミスリードになりきってないというか、その語群を組み合わせていくと
問題の真相とは異なるものの、そういう答えもありなんじゃないの?と
辻褄があってしまったりする。
「それでも辻褄合うけど、こっちで用意した答えにたどり着かないとダメ」
という理不尽な強引さが垣間見えるのは興ざめ。
問題後の説明に「その物語はまた違う機会に」みたいな記述があったので
違う問題でその問題の後日談的なものが出てくる前フリかなと思ったら・・・
結局そのまま何も出てこない。なんやねんそれ。
そして・・・えーまたウミガメのスープ?もう十年以上も前に聞いて
何度テレビやらゲームやらで使いまわされた事か。いい加減飽きた。
COMMENT
CMでやってる、ウミガメのスープやトランクの話レベルの謎はほとんどありません。
大体がたいした謎でもない問題ばかりなので、あまり期待しないほうがいいかと。
所詮は3500円かと、自分の中ではかなりがっかりでした。
もうちょっと煮詰めてくれれば、面白いものが出来そうなものを・・・
Amazonレビュー
レビュー者: ネットショッピング初心者 レビュー日: 2014-05-25さて、前置きはこれまでにして、ゲーム開始直後「ある男がウミドリのスープを口にしてがけから飛び降りて自殺した。どうして?」というショッキングな始まり方をします。男はなぜ自殺したのか? ウミドリのスープとは? 疑問に思ったことを出題者にきいていき答えを導き出していく水平思考パズルと呼ばれるジャンルです。
レントンは頭の固い私には難しくて投げ出しましたが(ストーリーは大好き)、こちらは私でも時間をかければ解ける仕組みになっていて好きです。話もブラックで不吉なものが多いですし個人的に好みです。
水平思考パズルとは、情景描写に欠けた小説を読んでいるような気分です。事実を語られていつつも、巧みに誤解するように誘導するような文章です。ただ、違う視点を見ることによって全く違う真実が見えてくるというのが魅力です。
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GOOD!
提示された「結末」からなぜそうなったかを質問を通じて解き明かすというゲーム性。
元になった水平思考をうまいことゲームに落とし込んでいる。
シルエット中心のグラフィックは作品の雰囲気に浸らせてくれるという意味ではこのゲームにぴったり。
BAD/REQUEST
問題の不備。似たようなパターンの話がいくつも収録されている。
それでいて、「海がめのスープ」のような問題は少なく、ほとんどがとんちで解けるレベルの問題ばかり。質問を一切せずとも解けてしまう問題があったのにはさすがに興醒め。
シークレットワードの存在。
核心に迫った質問が最初からできなくしてあるため、答えが分かっていても質問をしなければいけない時がある。それだけならまだいいのだが、答え合わせの際に答えとあまり関係の無い、かつ質問していないと分からない事を聞かれたりすることがあり、相乗効果でストレスがたまるつくりになっている。
COMMENT
面白いのですが、それだけに粗が目立ってしまう。
足りないところを補えば傑作にもなりえるだけに惜しい作品。
個人的にはウミガメのスープのような問題を中心にして欲しかった。たとえその結果難易度が跳ね上がったとしても、これはもともとそういうゲームなのだから。