スローンとマクヘールの謎の物語
中央値: 59 Amazon点数: 3.1
スコアーボード
標準偏差 11.08 難易度 1.63 mk2レビュー数 30ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 2pt | 1pt |
60pt
GOOD!
一画面に収まる程度のテキスト量で物語の結果のみが知らされ、そこから「なぜそうなったのか」を解き明かしていく過程を簡単なシステムで実現している。
問題数も80問と十分なボリュームが用意されており、この点は文句のつけようがありません。
問題数が多いにもかかわらず、物語の朗読は落ち着きのある声で全て読み上げられます。
プレイ中のBGMもなかなか良いものが多く、サウンドを消して遊ぶのはもったいないかと。(通勤中などで音を消して遊ぶ方は多いかと思います)
BAD/REQUEST
全ての物語はテキスト一画面に収まるサイズなものの、一問の内容をちゃんと解き明かすには実はかなりの時間を要します。
この「ちゃんと解き明かさないとならない」というのが曲者で、ステージクリアの為の質問を受けるまでそんな事実があったとは考えもしなかったような展開が隠されていたりします。
物語の大筋は既に理解できているのに、とても細かいアウトラインについてまで「解明しなければならない」のは苦痛に感じる問題もありました。
例えば「健康な人が通う医者」と聞いて、簡単に想像がついてしまうとその問題はプレーヤ的にはそこで終わりなわけですが、質問者は細かいところを色々聞いてくるのです。
この作業感はいかんともしがたいものがありました。
物語の中には悪趣味というか猟奇的な話も混じっています。
スキップすることも可能ですが、想像したくない話だと気づいたときには既に遅いわけで。
DSでやるなよ・・・
出題に傾向がある。
出題者の癖というか、まぁ平たく言うとワンパターン。
サポートキャラクタがとにかく鬱陶しい。
ヒントいらないからOFFにできればよかった。
COMMENT
アイデアは面白いしどんなゲームかを聞かせれば興味を持つ人も多いかと思うが、正直人には薦められない。
基本的に一回遊べば終わりのソフトであるし、さくっと一話遊んで終わらせたくても思いのほか時間もかかる。
これなら問題数を大幅に削り、例えば10問程度になったとしてもテキスト量を増やしてちゃんと一話ごとに物語として成立するものにしたほうが記憶に残るものになったのではないか。
ゲームとして成立させる為にステージ毎に内容を確認してくるような設定も、「物語」を楽しむのであればむしろ必要なかったのではないかと思えます。
Amazonレビュー
レビュー者: ネットショッピング初心者 レビュー日: 2014-05-25さて、前置きはこれまでにして、ゲーム開始直後「ある男がウミドリのスープを口にしてがけから飛び降りて自殺した。どうして?」というショッキングな始まり方をします。男はなぜ自殺したのか? ウミドリのスープとは? 疑問に思ったことを出題者にきいていき答えを導き出していく水平思考パズルと呼ばれるジャンルです。
レントンは頭の固い私には難しくて投げ出しましたが(ストーリーは大好き)、こちらは私でも時間をかければ解ける仕組みになっていて好きです。話もブラックで不吉なものが多いですし個人的に好みです。
水平思考パズルとは、情景描写に欠けた小説を読んでいるような気分です。事実を語られていつつも、巧みに誤解するように誘導するような文章です。ただ、違う視点を見ることによって全く違う真実が見えてくるというのが魅力です。
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GOOD!
【システム・操作性】
もともとも、水平思考論理パズル自体は知っていましたが、ゲーム化は無理だと思っていました。
しかし、そこはレベル5というべきか、問題文のキーワードからビジュアル的に枝葉のキーワードを出現させて質問を自動作成させていく方式は見事です。
おかげで、質問をすることによって、次第に答えへと近づかせていくスタイルを、ほとんど損なっていません。
また、そのキーワードも波紋で示してくれる配慮も、レベル5ならではのユニークさを感じさせてくれました。
【ゲーム性】
もともとが論理パズルなので、システムが完成すれば、ゲーム性はバッチリです。
おそらく、これまでにない新感覚のパズルゲームとして、十分楽しめると思います。
音楽もレイトン同様、印象的で静かに流れるクラシック調のBGMは心地よいものです。
BGMだけでも聴いていたいという人もいるんじゃないでしょうか。
【物語・キャラクター】
問題の合間に登場する映画館の支配人(?)の存在は、なかなか際立っています。
レイトンっぽさを感じるシブいトーンのしゃべり口は、紳士っぽくて心地よさを感じました。
その反面、ブラックな性格も見え隠れしていたのですが、これは「世にも奇妙な物語」のタモリさんをイメージしたのかな?
BAD/REQUEST
【システム・操作性】
出現するキーワードに粗さを感じます。
質問したいキーワードにタッチできなかったり、出現したキーワードに、自分の希望するキーワードがなかったりと、
答えに近づく糸口は分かっているのに、近づく道を示してくれず、イラつくこともシバシバ。
この辺を、もう少し練りこんでもらえると良かったですね。
あと、なぜタッチペン操作にこだわったのか、その辺も不明。
図形パズルならいざしらず、言葉遊びなのだから、ボタン操作もできるようにしてもらえると良かったなぁ、と思います。
そうそう、ヒントの出し方も、ちょっと押し付けがましい感じがしますね。
ノーヒントでいきたい人もいるでしょうから、ヒント機能をオフにするとか、新しいヒントが追加されても、静かにアイコンが光るだけとか、そういった感じにしてもらえると、印象は良くなったと思います。
【ゲーム性】
結末から物語の全体像を知るパズルなので、当然ながら一度クリアしてしまうとゲーム性は完全に失せます。
他の人に問題を出して遊ぶ機能も付いてはいるものの、ただのクリア済み問題集にとどまっているので、面白みがありません。
せめて、自分が出題者になったとき、過去問題集を見ながら「はい」「いいえ」「関係ありません」とDSにしゃべらせることができたら良かったんじゃないかな、と思いますね。
あと、問題そのものに難を感じるものがいくつかありました。
すぐ解けるようなものもありましたし、結末から全体の物語を知っても、とても納得できない問題もあったりしました。
これらの不備と思われる問題さえなければ、爽快感はずいぶんと違ったと思うのですが。
【物語・キャラクター】
全体的に救いのない問題が多すぎます。
何気ない事実の裏に隠された、壮大な真実に畏怖させたいという気持ちが作り手にはあったのかもしれませんが、ちょっと方向を間違っているような気が……。
こういった問題が多かったせいもあって、壮大な結末の影にかくれたくだらない真実を聞かされたときは、怒りさえ感じることもあります。
この辺、もうちょっと問題のバランスを考えてほしかったですね。
あと、ヒント係のアンナというキャラは、完全に失敗かと。
考えている最中、ずっとチョロチョロしたり、聞いてもいないヒントを言い出したりするので、たびたびイラッとさせられます。
せっかく可愛らしいキャラなのに、使い方がもったいないです。
COMMENT
まさに前例のない実験的な意欲作です。
実験的が故に荒削りなところもありますが、もともとゲーム化は不可能だと思っていたタイプなので、これはこれで成功と言えるかもしれません。
ただ、クリア後の楽しみが少ないことや、問題の傾向、キーワードの選出、ヒントのタイミングなどなど、課題も多いので、これは次回作に期待したいところ。
ちょっと辛口なコメントになってしまいましたが、こんなことを言う割りに、私はきっちり最後までプレイしてしまいました。
つまり、これはこれで遊べたわけですから、今回の問題点が次回作で改良されていれば、絶対高評価となること間違いなしのゲームとも言えます。
これだけ酷評していてなんですが、次回作に大きな期待が持てる作品だと思います。