幻想水滸伝ティアクライス
中央値: 69 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 11.87 難易度 1.46 mk2レビュー数 84ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 2pt | 1pt |
67pt
GOOD!
総合的には、やってよかったと言えるゲームです。
シリーズは全作プレイしております。
システムや紋章の存在、おなじみのキャラクターなど、これまでのシリーズのお約束をかなり取っ払ってあり、他のシリーズをやったことのない人も楽しめる内容だと思います。
しかしやってみると、ストーリーや沢山の仲間、本拠地システム、音楽など、ちゃんと「幻想水滸伝」らしさがあり、まさに新章でした。
特に良かった点は、ストーリー、音楽、キャラクターです。
ストーリー
飽きさせない、引き込まれるかんじがよかったです。世界観が新鮮で、本当に設定を上手く作ったな、という印象です。
特に良かったのは、話の展開も無理矢理なところがなかったこと。
自分がちゃんとストーリーの中にいて、置いてきぼりにならなかったのでとても楽しめました。
音楽
素晴らしいの一言につきます。
キャラクター
戦闘に参加できるキャラクターが多く、パーティ編成が楽しかったです。そして108人もいるのに、それぞれ個性がしっかりあること。空気キャラがいませんでした。
主人公がきちんと性格付けされているので気になる人もいるかもしれませんが、自分は平気でした。
熱血漢ヒーロー的な主人公は苦手だったのですが、意外に賢く冷静な部分もあって、うざくはなかったです。むしろ男前で、好印象でした。主人公に先入観が結構あったので、思っていたほど「イイ子ちゃん」ではなかったというギャップが逆にプラスに働いたのかもしれませんが。
BAD/REQUEST
音楽やストーリーやキャラクターが良かったのに対して、システム面での不便さが勿体無いです。
装備の変更がとにかく不便。
キャラクター間の装備の付け替えや、誰が何を装備しているのか確かめるのに、いちいちパーティに入れないといけないので、面倒なことこの上かったです。
せめて本拠地では、全員の装備を簡単に変更できるようにして欲しかった。
あとは、装備を変更した後、パラメータがどう変化するのか表示されないのも、不便でした。
ダンジョン
ダンジョンに行くのはいいのですが、ダンジョン脱出のアイテムがないことが不便でした。
星の印
RPGのいわゆる「魔法」「技」ポジションの星の印ですが、使える星の印がキャラクターによって固定されていて、使いにくくなってしまうキャラクターが多かったのが残念でした。キャラの個性を担っているのかもしれませんが、もう少し自由度があってもよかったのかなと思います。もしくはもっと種類があった方がよかったかもです。
COMMENT
悪い点もありますが、総合すると良い作品で、これまでやったソフトの中でも上位です。
少なくとも買って損はしないと言えます。
最初はあまり期待していなかったのですが、良い意味で裏切ってくれました。
続編がでるなら必ず買います。
Amazonレビュー
レビュー者: カニ レビュー日: 2008-12-19イベントも豊富で次から次へとサクサク進みますし、戦闘もサクサクです。キャラは一応3Dですが、フィールドは2DRPGのように見下ろし型なので、SFC以前のRPGような視覚的にわかりやすい(3D酔いしない)作りになっています。(大マップはロマンシングサガや幻想水滸伝3のように地図上から目的地を選ぶタイプになります。)
一度見たイベントを飛ばせるスキップ機能などもありますし、開発もかなりユーザーにストレスを与えない!という明確な狙いの元作ってきたかというのが伝わってきます。
イベントシーンは大きなキャライラストが表情豊かに用意されていて盛り上げてくれますので、プレイしやすさのために演出面を犠牲にしているという事もありません。
特にBGMや背景の一枚絵はかなり美しいとさえ思います。
あとここから先は好みの別れる所ですが、割と名の知れた豪華な声優さんを何人も使っています。
(例:朴ロミさん、榊原良子さん、坂本真綾さん、小西克幸さん、置鮎龍太郎さん、藤原啓治さん、折笠愛さん、能登麻美子さん、鈴村健一さん、佐藤利奈さん等々)
全部の台詞ではないですが、DSの割には体感的にも結構台詞数が多いです。
アニメシーンもイベントイベントで適度に挟んできます。
主人公は外伝という事もあってか自分から結構喋ります。熱血少年なので仲間より前へ前へ出たがるタイプですので、結構よく喋りますが、そこの感情移入の抵抗感がなければ、たぶん全体を通して不満はほとんどない出来なんではないかと思います。
システム的にはスタンダードでありながら、幻水らしさも失わず、作りもしっかりしている本格RPGに仕上がっていました。
幻水ファン、2DRPG回帰的なファン、新規ユーザーの人も敷居なく楽しめる作品と思います。
2009-1-02 追記
ベストエンドではないですがクリアしました。その細かい部分での追記です。
まずたぶんシリーズファンに気になってる前作以前のキャラですが、こちらは全く存在しません。
幻想水滸伝シリーズのある百万世界の、別の一つの(もしくはいくつかの)世界の話なので
直接歴代のキャラが干渉する事はありません。なので新規のプレイヤーの人でも入りやすいと思います。
ただシリーズの世界の設定の一端には触れる作品でしたので、プレイした後に過去作品の謎(例えばビッキーや、紋章の存在など)について、かなり考察材料に繋がる設定だったと思いますので、シリーズ経験者にしてもプレイしておいて損はないシナリオだったと思います。
プレイ感ですが、たぶん敵との遭遇率自体は普通かやや多目くらいだと思うのですが、出る時はマップに入って3歩で出る時がありますので、その辺が多く感じたりする部分かもしれません。
移動速度についてはゆっくり目です。マップ自体が広いわけではないので、比率を考えるとこのくらいだと思うのですが、中盤以降に専用アイテムを某所で手に入れるか、ある仲間が加入するとスピードアップします。
基本的に戦闘はそれほど時間がかかりませんが、ドラクエで言う所のリレミトや、トヘロスの類がないので、そこは不満だったかもしれません。
最初知らなかったんですが、交易で儲けると本拠地の店頭に新しい装備がでてくるようです。
交易品は他の町で買ったり、敵を倒して手に入れます。敵は金品は一切落としません。
季節によって現れる敵もいるようで、レア交易品などもあるようです。
プレイ時間はいろいろクエストや交易や育成など適度に寄り道をして60時間程度でした。
たぶんまっすぐやっても30時間くらいかかりそうなのでボリュームは結構あると思います。
サウンドは特に秀逸な作品だったと思うので、プレイの際にはヘッドホンで聴かれる事をお勧めします。
細かい不満も見つけましたが、RPGとしてはかなりやり応えのある作品である事は間違いないと思います。
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GOOD!
ストーリーに引き込まれました。王道だし予測はつくけど感動できます。
世の中には同じような世界がたくさんある、という設定なので
Wi-Fiで同じキャラが来ても違和感ないように持っていったところが◎
主人公は熱過ぎるけどいいやつです。確かに主人公。
・背景きれい。自然がとくにきれい。
・交易が面白い。やればやるほど本拠地に物が増える。
・クエストがハマる。小ネタが利いていて楽しい。
BAD/REQUEST
すりぬけの札が無い。
基本的にダンジョンは1度クリアーすれば入る事はありませんが
たまにクエストで自動的に連れていかれ、その場に置き去りにされる事があります。
そんな時に限って主人公1人だったり。危ない。
装備品の一括変更ができない。
全員まとめて装備の変更ができる場所があれば良かった。
本拠地の柱が邪魔。
表門から中に入る途中にある1本の柱。これさえなければ右BT押しっぱなしで
入れるのに……といつも思います。表門から距離があるのは構いませんが
この1本のせいで意外とストレスが溜まります。
シスカの声が嫌。
歌手のゲスト参戦である事を知っていても辛い。使いたくなくなります。
せめて宿星じゃなければ、戦闘に参加しなければ温かい目で見られるのに……。
COMMENT
他の点としては
・移動速度はFF7くらい。個人的には気になりませんでした。
・エンカウント率はそこまで酷くないです。
ダンジョンに入ってある程度レベルが上がればほとんど逃げられます。
・ポリゴンは……ポリポリしてます。まぁ、協力技を見る時に笑うくらいです。
・風呂、ミニゲームは元よりほとんどしなかったので気になりません。
4で挫折し、5もやらなかった自分としてはまた幻水に戻るきっかけになりました。
名前は幻想水滸伝ですが、完全に単品で遊べますので御新規さん大歓迎な作品です。