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406人の方が下記のレビューはオススメと投票しています。
Amazonレビュー
レビュー者: よし レビュー日: 2016-10-01
ただし、序盤のあまりの突き放しっぷりに投げなければ、の話だが。序盤は死ぬ。とにかく死ぬ。が、心折られずに頑張ってもらいたい。序盤の理不尽ともいえる数多の死を乗り越えた先には、さらに理不尽で凶悪な敵と、素晴らしい装備が君を待っている。終盤からクリア後はパーティーを際限なく強化する快感に酔いしれるだろう。
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GOOD!
・育成がとにかく楽しい
自分で作ったキャラクターで6人のパーティを組みダンジョンを攻略していくという昔ながらのオーソドックスなゲームですが、バランスの取れたパーティ編成に頭を悩ませ、最終形を想像しながら転職の予定を立て、6人分の装備をやりくりし、レアアイテムを目指して延々と狩りを続ける作業はやはり色褪せない面白さです。セリフの1つもないキャラクター達ですが、遊んでいる時間に比例して自然と感情移入できるのも実に楽しい。
・全体にテンポが良い
設定で戦闘のアニメーションや移動をカットできるので操作不能な場面がほとんどなく、ダレることなくゲームに没頭することができます。
・各々のプレイスタイルに合った遊び方を選択できる
これはちょいと強すぎるんじゃないの?といった壊れ気味な要素が大量に盛り込まれていたり、全滅すると他のパーティを編成して死体を回収しにいかなければならないのにどこでもセーブできるので大抵はリセットで事なきを得る事ができてしまったり、ある種つじつまの合わない要素が見受けられますが、それはきっとゲームとしての自由度を考えてあえて残したのでは、と思います。
歯ごたえのある難易度が好きな人は色々と自制して遊べばいいし、逆にゆるめのゲームが好きな人は何でも使ってサクサク進めればいいよ、といったような理想的な設計を難易度設定などを使わずに実現できているのは素晴らしい限り。
・よくわからない世界観
モンスターが本家Wizのような雰囲気の濃厚なタッチで描かれているし、キャラクターの顔アイコンも割と渋めなものが用意されているかと思えば、あえてギャップを狙ったのか同じタッチでギャグみたいな容姿の敵が出てきたり、NPCの語り口が皆妙に軽かったりとなんだかよくわからない世界観が魅力的です。
地味なところで詳細なイラストが全ての武具に用意されているのには脱帽。
BAD/REQUEST
・ダンジョン探索がいまひとつ
戦闘は抜群に面白いのですが、もう一つの軸である探索がいまひとつ面白くない印象です。従来のWizタイプのゲームと違いダンジョンや塔をひたすら降りる、あるいは登っていくのではなく、各地に散らばっている指輪を集めていくのが本筋なのですが、指輪の場所がランダムで設定されるのが理由なのかダンジョンの仕掛けが非常に淡白な上、宝箱等アイテムの配置がないというのは潜る楽しみがだいぶ減じてしまっていると言わざるを得ないです。
世界を駆け巡っている感じは悪くないのですが、ジリジリしながらトラップ満載の迷宮を一歩一歩進んでゆく楽しみには届いていないかと。
・敵の配置に疑問符
色違いが少なめで200種類超のモンスターが用意されているはずなのに、同じくらいの難易度に設定されているダンジョンは何故かどこも同じ敵ばかりがでてくるので、上記の淡白さと相まっていまひとつ面白みに欠ける感じです。戦闘後に得られる戦利品が敵の種類とは一切関係なくフロアで固定されている不思議な仕様も、ひたすら狩りを続ける段階に入れば便利なのですが、攻略課程で珍しい敵と遭遇しても今ひとつ喜べないのがなんとも。実質カンペ必須なのも不親切。
・アイテム管理が面倒臭すぎる
今となっては懐かしいアイテムと装備を全て個人が所持するタイプなので管理がとにかく面倒くさいです。持てる総量が少ないので探索が長くなると戦闘が終わる度にインベントリとにらめっこする羽目になりますし、レアを求めてひたすら戦闘を繰り返したい時も、定期的なゴミ捨てをキャラをまたいで行うのはかなり苦痛です。錬金倉庫の操作性も拷問に近いものが。
・若干データ不足
Wizをある程度理解しているプレイヤーを基本的なターゲットに置いているせいか、Wiz独特のルールを既成事実化、暗黙の了解としている部分があり、ほとんど触った事のない人間にはネットであれこれ調べなければ分からない事がいくつかありました。キャラクターの能力でも攻撃回数等ステータスで確認できないことがあったり、使用アイテムの効果がインベントリから確認できなかったり不親切に感じる部分がいくつか。
COMMENT
色々と硬派な作りなので万人にオススメできる作品ではないですが、今の時代珍しくなった、ゲームゲームしたRPGに飢えているプレイヤーにはまさにうってつけといったタイトルではないでしょうか。
あれこれ不満を述べましたが「ここがもうちょっとこうだったら」がたくさん出てくるゲームは、それだけ楽しく遊べたという事だと思います。
世界樹にハマったけどWizの流れを汲むタイトルにはいまひとつ馴染めなかった、という方に是非遊んで欲しいです。(私がそうでした)
お約束を脱却して色々と現代風にアレンジされているので、同じような感覚で遊べると思います。
まだまだ遊んでいますが、次回作にも期待せずにはいられません。