ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
4pt | 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 2pt |
76pt
GOOD!
<PS2版未PLAYです>
まず最初に、WIZARDRYの名前はついてませんが、真っ当なWIZです。
WIZが好きな人は買って損はないのではと思います。
・オリジナリティ
WIZの基本に沿いつつエルミナージュのオリジナリティがあります。独特の新職業や高LV(基本職でLV26以上)で身につく強スキルとか。従来のWIZは、戦士・僧侶・魔術師といった基本職は中盤以降いらない子になりますが、スキルのおかげで、最後まで使えます。そのためPT構成にいい意味で悩めます。
・グラフィックス
はやりの萌えはありませんが、ゲーム性にあった絵です。(よく見ると大人のエロさがあったりもしますw)
・音楽
オープニング他なかなかです。DSのスピーカーだと普通ですが、ヘッドフォンで聞くと、おぉと思います。
・熱中度
まったり楽しめます。ヤメ時がないとまでいかないので、勤め人でも大丈夫です(どこでもセーブ可)。自由度が非常に高く、PT構成も定石がないので、本当に好きに楽しめます。
・満足感
WIZ系の最近のゲームをいくつかやりましたが、早々に積んでしまった私です。しかし、このゲームはプレイ時間50時間を超えました(それでもまだ1週目の中盤かな)。勿論、価格以上のパフォーマンスです。
・快適性
WIZの古いシステムの割には非常に快適です。ただ、いまどきの仕様からみると、?の部分もあるかもしれませんが、やってられないレベルではありません。個人的にはリセット周りが手早くて◎です。下手にタッチペンとか使わないので、スピーディーです。
・難易度
WIZ系のゲームは序盤の難易度が理不尽に高いのですが、このゲームはうまく難易度を下げてます。勿論そこはWIZなので、そのうち当たり前のようにメンバーの半分以上が死んだりします。中盤以降ゆるやかに難易度が上がってくる感じです。
BAD/REQUEST
50時間やってますがクリアしたわけではないので、現時点での意見です。
・セーブファイルがひとつしかない
とにかくやり込めるゲームなので、万一に備えてバックアップを取っておきたいと切に希望します。
・店で売っていないw
PS2版の移植ということもあってか、売ってない店が多数でした。店頭での入手は結構大変でした。ネット通販だと大丈夫のようですが・・
いまのところ、こんなもんかな。キーコンフィグがあればとも思うけど、今のままで特段不便があるわけではないし・・
COMMENT
私は、非常にはまってます。が、万人にオススメできるものではないです。世●樹好きの人が楽しめるかといわれると、なんともいえません。ゲーム性が似て非なるもので、どっちがいいとかそういう議論自体がナンセンスに私は思えます。ここのレビュー他情報を集めて、自分に合うか良く考えてから買いましょうw
あと、攻略本は絶対に出ないと思われるので、攻略本無しでは無理という人もやめといたほうがいいでしょう(攻略wikiの充実度がすさまじいので、wiki見れば問題なしなんですけどね・・)。
1990年前後の頃WIZにはまった人が、いい大人になって久しぶりに手にするとピッタリかな。
Amazonレビュー
レビュー者: よし レビュー日: 2016-10-01アクセスランキング
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GOOD!
・「ウィザードリィ」の伝統的な部分を受け継ぎながらもそれにアレンジが加えられている所
「ウィザードリィ」シリーズの魅力としては「キャラクターの成長を楽しむ事」「レアアイテムを入手する事」などが挙げられるが、その魅力は色あせないまま良質なアレンジが加えられた事は確かだ。
過去スターフィッシュから出た「エンパイア」シリーズに比べ「ウィザードリィ」の伝統的な要素に近くなっているが(例えば種族相性が無くなったのでデビリッシュはどんなパーティーと組んでも大丈夫、といった具合に)、職業では使用人、巫(かんなぎ)、遊楽者といった特徴的な職業が追加されたり、アイテムでも「年齢が高ければ高いほど真価を増す武器」や「一度も転職してない事が装備条件の武具」といった「ウィザードリィ」ではマイナス要素にとられがちな要素を活かしたものが出てきたり、職業ごとのハイマスター/サマー能力のおかげで、基本職が必ずしも「上級職への腰掛け」にならず主戦力たり得たりと特徴的なアレンジが加えられている。
また盗賊のハイマスター能力「盗む」および「装備解除」はうまく使うと敵のアイテムを奪い取り、アイテムのツモの不運を補うだけでなく敵から奪った装備でさらに強化できる(その場合には錬金術師の「鍛冶」は欠かせない)ことなど、また新しい楽しみ方も提供してくれる。
・熱中度
最初、クレイディアの洞窟でジュエルリングを取るまではチュートリアル的な側面は強いが、そこからはラストダンジョンを除いてはどこのダンジョンや街にも進む事ができ、「5つの指輪を探し出す」という目的そっちのけでキャラクターの育成やアイテム探しに没頭できるほど自由度が高く、サンドバッグ的モンスターを狩りまくってレベルを上げた後に敵の強いダンジョンでリセット前提でアイテムを狩ることに没頭する事もしばしば。
また指輪探しのコンパスに欠かせないフェイム獲得のためにはイベントクリアは大切だが、これも自由度は高く、クリアしなくても構わないイベントも多数あるので自分がこなせると判断できるイベントからこなしていくことがクリアへの道となる。
クリア後にはあるイベントをこなすと隠しダンジョンに進む事もでき、更に条件を満たすとレアアイテム出現率が上がる2周目以降に進む事も可能という事も熱中度を高めてくれる。
BAD/REQUEST
・自由度の高さが人を選ぶ所
良かった所でも語ったが、最初のイベントを終わらせた後は世界に放り出されたも同然となり、どう進めばよいのか、またはイベントをどう解決すればよいのか分からなくなることもしばしば。
ギガ・バザールにいるエスオンから有料でイベントのヒントは教えて貰えるが、それでも判りにくい事も多いので、素直に攻略wikiで情報収集をした方が賢明な事も多い(攻略本自体期待できないので)。
また、指輪の探索自体もタイムアタックダンジョンであるニベーヌ湖底神殿などの探索しにくいダンジョンにあるとかなり辛いものがある。幸いイルドラハ寺院で有料で「流転の儀式」というものを行ってもらい、発見していない指輪の再配置を行うという救済措置はあるのが救いではあるが。
・上級職を作る意味があまりない所
侍、君主、忍者といった上級職は作成する(転職する)条件が相当厳しいが、その苦労に見合って戦力にできるかと言うと、レベルの上がりの遅さやハイマスター/サマー能力を手に入れられるレベルの高さ、侍などは序盤?中盤に武器や防具に恵まれない事も相成り、早く作ると髀肉之嘆を託つこともしばしば。
「修行期間が半端でなく長い」と割り切って気長に育てるなら良いかもしれないが、上級職よりレベルアップ及びハイマスター能力習得の早い召喚士に君主、忍者などの能力を持つモンスターと契約させ、召喚した方が戦力としてカウントできるため立つ瀬もないのが辛い所である。
COMMENT
これまで何度かスターフィッシュ社製の「エンパイア」シリーズはプレイしてきたが、それらでの諸反省が活かされているのか、「ウィザードリィ」の名を冠しても恥ずかしくない出来になっていたことに驚いた。
「ウィザードリィ」シリーズの生みの親であるサーテック社が倒産し、「ウィザードリィ」の名を冠することは最早難しくなってしまった時勢を鑑みると名を冠するのは難しいかもしれないが、それでもプレイするべき魅力を有しているのは確かだ。
ただし人を選ぶ作品でもあるので、このレビューを読まれている方は「自分でこなすべき事を見つけるタイプのRPGに適正があるか」を判断してから購入を検討された方が良いだろう。