ノスタルジオの風
中央値: 65 Amazon点数: 4.4
スコアーボード
ユーザーレビュー
| オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 3pt | 3pt | 4pt | 4pt | 3pt | 2pt | 1pt |
64pt
GOOD!
・わかりやすい
昨今のゲームにありがちな小難しいシステムはなく、単純に戦闘してレベル上げって感じです
ステータスにポイント振り分けて強化とかそういうのは一切ありません
スキルのみそれぞれに振り分けて成長させていくことになりますが、別にポイントは戦闘でいくらでも手に入るのでそこまで気になりません
ストーリーもわかりやすく、わけのわからん固有名詞もほとんど出ません
なにより丁寧ですし、次に何をすればいいのかわかりやすく、キャラの会話で笑えたりもします
・舞台が地球
ここが最大のポイントではないかとも思う
行く町、ダンジョンが実在する場所であること、マップが世界地図であることなどはこれまでやってきたゲームではなかったことなのでよく見てるはずなのに新鮮さがありました
”有名な遺跡はここだったんだ””この国はここか”みたいな発見もあったりです
世界を飛び回るのも階層によって区切られていて、いきなり世界全部を飛ぶことはできませんが、できるようになったときは感動です
おお！いま世界を飛んでる！みたいな気分になれます
・音楽
実に素敵な曲が多いです
国に合わせたイメージの曲、イベントに合わせた曲、迫力ある戦闘での曲
どれも一度は聞いてみてほしいです
個人的にストーリー内での空中戦最強ボス専用ＢＧＭはイベントでの流れと相まってかなり燃えました
・クリア後のやりこみ
お約束な部分ですが、もちろんあります
ラスボスとは何だったのか的な敵もいますし、なにこの装備と金額、みたいなアイテムもあります
プラスアルファで味方の過去の話を聞けるイベントも追加されるなどやりこみとしては満足でした
BAD/REQUEST
・テンポが悪い
そこまででもないのですが、戦闘が終わるごとにキャラの動きと評価が入るため微妙にテンポの悪さを感じます
特にレベル上げやポイント稼ぎが目的で戦闘している場合は強く感じるかと
・戦闘バランス
ほかの方も仰ってますが、戦闘バランスはあまりよろしくないです
特に目玉でもある空中戦は時間かかる＋敵が強い＋戦術が少ない、とかなりのきつさ
でも移動方法は空を飛ぶしかないので空中戦は避けれない、となってそれなりのストレスは感じます
また、階層が上がるごとに敵のレベルが格段にあがるのに船そのもののレベル上げができないので当面は”戦わない”という選択肢しか生まれないのもマイナスですね
実際は敵のレベルがどうであれ、やろうと思えば戦う手段はあるのですが、それをやっても得るものが少ないので意味はないかな…
・感情が薄い
すごくいいキャラたちです
笑わせてくれますし、泣かせてくれます
でも動きが３Ｄポリゴンだけで顔グラフィックがないため感情が伝わりにくいです
別に十分にわかりますし、感じられますがここまで丁寧な作りをしてるんだから顔グラフィックを追加してくれたらって思いました
COMMENT
とりあえずやってて楽しいゲームではあると思います
サクサク進みますし、目的もはっきりしてるので迷うこともそうそうないでしょう
イベントや盛り上がりなどが総合的に弱いストーリーではありますが、最後までやって納得いける仕上がりだったと個人的には思います
なによりもエンディングは個人的にツボです
あれを見れただけでもクリアしてよかった！と思えました
完全クリアするとなると相応の時間は必要ですが、セーブもしやすいし、しばらく離れても忘れにくいと思うので興味がある方はぜひともオススメです
Amazonレビュー
レビュー者： no.20 レビュー日： 2017-03-06・キャラクターデザインと音楽
・シナリオ
・飛行船デザイン
・近代イギリス風の街並み
・地上と空中、二つのバトルシステム
〇改善すべきと思った点
・序盤における「第二階層」の急激な敵の強さ
・エディの「スキル」の差別化
〇総括
非常にレベルの高い音楽が魅力的
戦闘時の興奮度を高めてくれると思います
そして「絵」がきれい
設定資料集は眺めるだけで十分満足できます
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GOOD!
この作品の企画陣が「天外魔境」や「サクラ大戦」と同一であるらしく、実在する地名や遺跡等のパロディセンスは絶妙だと思います（結構、ファンタジー系では地名が覚えられないことも多いだけに、世界地図をイメージしてプレイできることは助かりました）。
また、ストーリーも奇を衒わず極めて王道に仕上がっていることも、むしろ最近の作品（移植、リメイク版を除く）では珍しいのではないでしょうか。ＳＦＣ全盛時を知る者にとっては、良い意味で期待を裏切らない作品と思えました。
BAD/REQUEST
コンテ画と作品本編とでは明らかに差があるグラフィック。さすがにこれは萎えてきました。個人的にはコンテ画風のイメージの方が良いと思っているだけに、「無理に３Ｄ化する必要はなかったのではないか？」と思えます。
また、戦闘勝利時のガッツポーズ等、何度も見ていると次第に飽きてきます。良くも悪くも「ＦＦ３のＤＳ版そのままの仕様じゃないか？」と思えてなりません。その結果、個性に乏しい（印象に残りにくい）ものとなっている点、惜しい限りです。
COMMENT
作品タイトルが「ノスタルジオ」となっていますが、これは作品の世界観というより、プレイヤーの世代がＳＦＣ全盛時を知っているような「ノスタルジー」感覚を持ち合わせていないとピンと来ない作品のように思います。或いはＤＳ版のＦＦ３と雰囲気が似ているように思えることから、それが気に入っている方にとっては奨められると感じます（ただし、結構この作品は商品価格が高いため、それらも考慮する必要があるでしょう）。
客観的に考えれば「目立った欠点はないが、何かが足りない惜作」なのだと判断します。