悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印
中央値: 72 Amazon点数: 4.0
スコアーボード
標準偏差 14.79 難易度 3.22 mk2レビュー数 63ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 4pt | 3pt | 2pt | 2pt | 3pt | 4pt |
52pt
GOOD!
・今までのシリーズは城内の探索がメインだったが、
今作では「ドラキュラII」のように城外の森や海など多彩なマップを行き来できる。
世界観をより広げたことは悪くないと思う。
・探索型のドラキュラの中では最高であろう難度
前作までの難度に物足りなさを感じた人でもかなり手応えを感じると思われる。
・グラフィックの書き込みが素晴らしい
2Dアクションとしては最高峰の域に達していると思う。
ホラーのイメージに外れないおどろおどろしい敵キャラ、
きわめて綺麗な魔法エフェクトなど、実に良い雰囲気を醸し出している。
BAD/REQUEST
・新システム「グリフ」が微妙
前作では通常武器・サブウェポン・魔法・合体攻撃、
前々作では武器に加えて敵の技を使える多彩なソウルがあり、
攻撃のバリエーションが極めて豊かだったのだが、
今作は攻撃が全てグリフに統一され、種類もあまり多くない。
入手方法も限られているため、どうしてもプレイスタイルが絞られてくる。
また各武器ごとに属性値(炎、氷、斬撃、打撃…etc)なるものが設定され、
使い込むほどに同属性の武器の攻撃力が上がっていくのだが、
「今までに使い込んでいる属性の武器ほど強い」ことになるため、
たまには使っていない武器を使ってみようかな、という切り替えもしにくい。
特定の属性への耐性・弱点が設定されている敵がほとんどで、
ダメージへの影響もとても大きいため、自由な装備選択をより狭めている印象。
最も顕著な「葬送の骸窟」では、全ての敵が「闇・氷に耐性、打撃・炎・光に弱い」という特性を持ち、
その時点ではそれほど多くのグリフも持っていないため、
「プルサーレ(ハンマー)」か「ルミナーレ(光)」か「イグニス(炎)」にほぼ固定と言える。
強制的に武器を選ばされているようであまりいい気分ではなかった。
・ゲームバランス
難度は前述の通り高いのだが、敵の攻撃力の高さに起因する部分が多く、
アクションとしてバランスのいい高難度という感じではない。
ボス戦ではわけも分からない内に大ダメージを叩き出されて1?2発で死亡、
逆にパターンを覚えるとあっさり、という極端なことさえあり、バランス調整には微妙なものを感じる。
・装備切り替えシステムの劣化
前作、前々作では1ボタンで2種類の装備やプレイヤーキャラを切り替えられたのだが、
今作では「Aを押したままLかRで3種類の装備を切り替えられる」という操作に変更されている。
これが直感的に行うには非常に分かりにくく、
「戦闘中に状況に合わせてショートカットで武器を変更」という操作がやりずらい。
わずかの差ではあるのだが、アクションゲームではその一瞬が思った以上に大きかった。
・探索要素が薄れた
MAPが多いのはいいのだが、悪魔城以外のダンジョンはほとんどが単調な一本道、
悪魔城もわずかの分岐があるだけで、マッピング的な面白さはほとんどない。
従来の探索型からの脱却を目指すのはいい試みだと思うが、
これなら従来通りか、いっそ面クリア型でも良かったのではないか。
COMMENT
上記の不満点もあって、前作、前々作には及ばない印象。
ただ、あくまでも比較した場合であって、単品で見た場合の完成度が低いわけではなく、
むしろ十分遊べる域には達している。
従来通りのドラキュラを望んでいる人にはオススメしないが、
今までと違った切り口のドラキュラを求めている人ならプレイして損はないと思われる。
Amazonレビュー
レビュー者: たいらっぷ レビュー日: 2015-05-03アクセスランキング
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GOOD!
グラフィック:
相変わらず文句の言えない素晴らしさ。
自キャラや敵の動きでも攻撃のエフェックトでも、すべて細かいところまで魂を込んでると見える。
2Dゲームの部類には、ずいぶん綺麗で上位なグラフィックレベルと思う。
音楽:
PVのようなかっこよいBGMが最初から最後まで安定的なレベルで維持してる。
軽快な曲調が多いが、ずいぶん合ってると思う。
ちなみに音質はギャラリー・オブ・ラビリンスと比べればかなり向上してる。
ストーリー:
とてもシンプルな一本道ストーリーだが、空気ではない。
分かりやすく、存在感のあるシリアスストーリー。
主人公のシャノアがかなりかっこいい、シャノア好きっていう理由だけで買うのが十分だと思うw
村人たちも(ネコさえもw)みんな個性の強いキャラ。
シャノアとの会話もなかなか見る甲斐がある。
システム:
武器ではないグリフなのですべての攻撃がMP消費必要。
その代りに攻撃しない時にはMP高速回復。
昔特殊武器として使ってた斧とナイフや魔法など今作では通常攻撃の部類に入れたため、
かなり多彩でバランス良く自由に色々な攻撃手段を楽しめる。
YXボタン交互連打だけで連続攻撃可能のもなかなか気持ちいい。
ハート消費の大技も敵のグリフ吸収などで回復できるので、ちょくちょく使える。
総体的にアクション要素がもっと強くなった。
パロディ要素がさらに多くなったこと。
引き続きプレイがレベルさえも完全に引き続くこと。
BAD/REQUEST
前二作と比べれば明らかにボリュームが少ないこと。
システム的には仕方ないと思うが、グリフと魔法種類が少ないこと。
一部分のBGMが使いまわし。
一部分のマップがほぼ横一直線で通すがり用。
一応バッドエンディングがあるが、あっさりゲームオーバーになるのでエンディングの一つとは言えにくい。
(ギャラリか蒼月はバッドエンディングにも一応ストーリーあるし)
プロローグがボイスありなのに、ほかの会話シーンがボイスなし。
正直会話シーンもあまり多くないのに、なぜフルボイスにしなかったのかという疑問。
プロローグのあれが文字のままだけでも良かったので、逆に音声を会話シーンなどに使ってほしい...
COMMENT
DSに出た悪魔城ドラキュラ新作、これだけ聞いて買いたくなる。
ギャラリー・オブ・ラビリンスでも蒼月の十字架でもかなりよかったので、奪われた刻印も速攻で購入。
少々ボリューム的に欠点はあるが、ゲーム自身の面白さでは前二作と比べても負けることまずはない。
実際にかなり廃人プレイしてたw
とにかく知らぬ間に廃人プレイになっちゃうほど素晴らしい出来あがりと思うw
悪魔城シリーズ好きなら超お勧めできる一作。