鉄道むすめDS ターミナルメモリー
中央値: 64 Amazon点数: 3.4
スコアーボード
標準偏差 1.5 難易度 3.50 mk2レビュー数 2ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt | 3pt |
62pt
GOOD!
・人気フィギュアシリーズ「鉄道むすめ」をゲーム化したところ
日本各地の鉄道会社で働く女の子たちをフィギュア化した「鉄道むすめ」シリーズだが、フィギュアという媒体ゆえに働く姿や日常の風景を想像しにくい部分があった。
こうしてゲームという形で彼女たちの勤務風景や日常風景をまとまった形にする事ができたのは、ファンにとっては朗報というべきだろうか。
主人公の立場が旅行雑誌のカメラマン、という立場も勤務風景を主に扱うシナリオなら好都合である(逆に高校生や大学生といった時間的に余裕のありすぎる立場だと日常風景が主軸になったかもしれないが、それはそれで魅力が半減しただろう)。
・操作性
タッチペンを使わずともメニュー画面を呼び出すことが出来るのは、繰り返しプレイを前提としたアドベンチャーにとってはとても大きな利点となっている。
Yボタンでセーブ・ロードなどのメニュー、Xボタンでメッセージログ、Bボタンでウインドウクローズ、スタートボタンでスキップと割り振られているのでこれを覚えておくとアドベンチャーパートでいちいちタッチペンを取り出す必要はなく、快適にプレイできる事は確か。
BAD/REQUEST
・鉄道関係素人や「聖地巡礼」希望者への配慮がなされていない事
「鉄道むすめ」のファン層には鉄道マニアの方も多いが、こうしてゲームをプレイされる方でも鉄道関係の知識についてはずぶの素人は多いであろう(ゲーム内でも鉄道雑誌の取材に抜擢された主人公とまなが自分たちの鉄道関係の知識の量について悩むシーンはあったが、これもある意味ではプレイヤーの心理を物語っているのかもしれない)。
そうしたプレイヤーへの配慮として、ゲーム内で語られるような入門知識的なものだけでも良いから、用語集などで気楽に参照できるような要素があってもよかった気がする。いくら今がネットで情報を簡単に得られる時代でも、手短かつ手軽に情報を入手できる事に勝るものはないだろうし(それにより興味を持ち深く知っていくのはあなた次第。趣味とはそういうものである)。
また、ゲーム内では実在の地名や公共機関、博物館などが出てくるが、それに対してのアクセス方法や住所などを簡易なガイドでも良いから(ここいら辺はおまけから参照した方が良いだろうが)紹介するのも、「聖地巡礼」を実行しようとするファンにとっては充分手助けになったのではないだろうか?
実際「鉄道むすめ」の商業展開も各地の電鉄会社とのタイアップを積極的に行っているのだし、車で「聖地巡礼」するのとは違い運転免許を持っていない未成年でも長距離を移動でき、比較的安全なため「聖地巡礼」がやりやすいのも「鉄道むすめ」シリーズ全体が持つ魅力である事も確かだ。そうした部分への配慮をしっかりと行う事も、今後シリーズの発展や各地の電鉄会社及び関連各社のタイアップや地域振興の成否につながるだろうし。
・後細かい所とか
オープニングでの名前入力でタッチペンを使うと認識が悪く、入力した通りの文字にならない事がしばしばあったり(方向キーの上下で文字を変えられるのは救い)、やはりDSという媒体上音声データが妙に少なかったりと不満の残る部分もいくつか見られた。
COMMENT
「DSといえばとりあえずタッチペンを使え」的なシステムに陥らなかったことや、単に「鉄道むすめ」シリーズのゲーム化というだけでなく勤務風景や日常風景をある程度まとまった形で知っていけた事など、評価できる部分は数あれど、「ファン向けのアイテム」という形に留まるような小じんまりさが気になって、その点は厳しめに付けさせてもらった。
もし今後、今作で登場していない「鉄道むすめ」が登場するゲームを製作するとしたら、鉄道関係素人や「聖地巡礼」希望者への配慮をちゃんとしておく事もただの「ファン向けのアイテム」というだけに留まらず、「素人や一見さんを「鉄道むすめ」世界に引き込むためのアイテム」として評価しうる物になるのではないかと思う。
プレイするときの助言としては、攻略wikiを検索して情報収集したほうがよい事は確か(結構記事関係の選択の答えは間違えると辛いので)。
最後に、声優さんが目当てなら素直に初回限定版を買う事をオススメする(特典のスペシャルトークCDでCVがゲーム本編より堪能できるので)。
Amazonレビュー
レビュー者: オーク レビュー日: 2009-01-03休日には仲良くなった女性キャラとのお出かけや、ブログにコメントをかいたり、返事をもらったりしながら1年が立ったらエンディングになります。
出てくる女性キャラ全員が各地の鉄道や名産品を詳しく解説してくれます
それはもう、しつこいほどに・・・
おかげで、鉄道について少しだけ詳しくなれました。ボタン連打で解説を飛ばしてもよいのですが、クイズ形式で後で質問がくるため、きっちり読んでおかないといけないのが辛いとこです。
鉄道に興味がある方なら面白いと感じるかもしれませんが、興味が無い人にはいまいちと感じるかもしれません。
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GOOD!
有名フィギュアシリーズが元だそうで、各キャラクターの設定がしっかりしており、作画も申し分ない。
ゲームの中で取材することになるそれぞれの鉄道は有名観光地が中心であり、実写を使った背景も美しく気分良い。
ギャルゲらしく攻略キャラごとにエンディングがあるが、至極あっさりしたものである。仲良くなっていく過程もドロドロしたものがまったくないので盛り上がりには欠けるが、もともとのキャラのイメージが損なわれることもないので、それが心配な固定ファンには安心だと思う。
BAD/REQUEST
撮影シーンの会話がシナリオの会話から完全に独立していて、つながっていない時がある。別れの挨拶をしたあとに撮影に入るのはやはり不自然である。
撮影能力に比例して最大ズーム率がアップしていくが、あまり近寄ってもうまく撮影できないので意味があるのか疑問。
薀蓄が多すぎる。鉄道に関する話はやむを得ないが、その地方の地理・歴史・経済等の話が非常に多い。各キャラとの会話の半分位を占めており、折角細かく設定されている各鉄道むすめの個性があまり伝わってこない。
周回プレイが前提になっているのに、クリア特典が全くない。好感度リセットは仕方ないとして、撮影能力は引き継がせてほしかった。
ボイスが少ない。というか笑い声しかない。「うふふ」「あはは」といったボイスしかでないので、端で聞いている人にはかなり不気味らしい(笑
COMMENT
フィギュアには無関心で、重いストーリーのギャルゲーを期待している人は肩透かしをくらいます。
短い会話の中でもキャラはよくたっているので、それだけでまったりできる人はよいかもしれません。
あと登場路線に関する情報は鉄道むすめに関すること以外は全て本当のことのようなので、そこへ旅行に行ったり引っ越したりする人はよいかもしれません。もちろんゲームに出てくる鉄道むすめは実際にはいないでしょうが。