ワールド・デストラクション 導かれし意思
中央値: 46 Amazon点数: 2.7
スコアーボード
標準偏差 17.65 難易度 2.02 mk2レビュー数 42ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 4pt | 4pt | 4pt | 4pt | 3pt | 4pt |
74pt
GOOD!
小さなキャラが良く動き、よくしゃべる。ドット絵のパターンは豊富でかなり頑張っている。格闘ゲームを意識したバトルはテンポ良く爽快。特に序盤の戦闘は緊張感があり、なかなかシビアで楽しめる。
音楽は印象に残る程ではないが、その場面場面でよく雰囲気にあっている。オープニングの曲は作品のストーリーともよくマッチしていて秀逸。
ダンジョンは「古い・歯ごたえがある」タイプ。仕掛けを解きながら先に進まなければならない。詰まるときは激しく詰まるが、その分、解けたときは爽快。一部ダンジョンの仕掛けは練りこまれていて秀逸。
主体性皆無な主人公と、なんでもかんでも「撲滅!」するテロリストなヒロインで、一体どんな話になるのかと思ったが、意外にマトモというか王道。主人公が世界を旅するうちに、次第に自分の意思で世界を変えよう、と決意するプロセスはなかいい展開だった。システムによって用意された因子としての「破壊者」が自由意志でシステムに反逆する、というテーマはどことなく映画「マトリクス」に似ている。
キャラクターがそれぞれ個性的。特にチビクマのトッピーが格好いい/リ・アが可愛い(アニメから入った人には不評らしいが)
イベントスキップがあるのは繰り返しプレイに親切。
ストーリーを進めても宿屋が理不尽に高額にならないのは、むしろ新鮮だった。
BAD/REQUEST
中盤以降、ラッシュ技の連結が出来るようになると戦闘のバランスが崩れる。連結ラッシュが強力すぎて、他の技(必殺技ですら)が不要になる。
合成システムは面白いのだが、使う必要性が無い。次々と新しい武器が登場するので、合成するだけお金の無駄。また各キャラの最強武器は合成で強化できないのも詰まらない。加えて、装備している武器は合成対象にならないのも不便。あと防具も合成したかった。
また、折角「属性」という概念があるのに、敵情報を収集する手段(FFでいうライブラ)が無いので活かせない。
必殺技グラフィクがおしなべて格好悪い。スキップも出来ないので辛い。
世界観はいいのに、ストーリーは説明不足が否めない。世界が「撲滅」されなければならないほど酷いように感じられない。確かに人間が虐待されている描写はあるが、反対に人間を差別しない獣貴もいる。そのため、ヒロインの「撲滅」主義に共感できない。黒幕の企みがもっと大々的に進んで、人間が世界再生の「素材」として虐殺されている─くらいの描写があればかなり違ったのだが。またこれと関連して、ヒロインが何故世界を「撲滅」しようと決意するに至ったのかが全く語られないのも不可解。
キャラクターが魅力的だけに、それぞれのサイドストーリーがもう少し欲しかった。DSの容量の限界か?
最終ダンジョンとエンディングはちょっと手抜き感が否めない。
COMMENT
言われているほど酷いゲームには思えなかったのでレビューしてみた。なお、アニメは見ていない。
総合的に、名作になり損ねた怪作、という感じか。ストーリーもシステムも素材は面白いのに、あと一歩足りない。
でもそれなりに面白いので、DSでRPGがプレイしたい人にはお勧めできます。
Amazonレビュー
レビュー者: 徳保隆夫 レビュー日: 2008-12-31明るい演出と裏腹に、物語は陰惨です。主人公が異様な判断を重ねる理由は最終決戦で明かされます。プレーヤーが主人公に感情移入できないのは仕様なので、そこは割り切って遊んでください。
ほぼ固定視点の3Dマップ+2DキャラのオーソドックスRPG、パーティーメンバーは6人、戦闘メンバーは3人で戦闘中の入替不可、個人ターン制(素早さが高いとターンが多く回る)のコマンド入力式バトル、BP・ラッシュ・ブロウ・連撃・連結・追撃など独特の戦闘システムあり、アウトフィールドなし。
見た目は今風ですが、高いエンカウント率・レベル重視の戦闘バランス・高いダンジョン難易度・などなど、ファミコン時代を思い出す調整となっており、若い人は面食らうかもしれません。
敵味方双方が連鎖攻撃で1ターンキルを狙う戦闘に違和感を持つ人は多いでしょうが、これは現実の真剣勝負に寄せたシステム。テーブルトークRPGでは防御or回避失敗=直撃=敗北というルールは珍しくありません。ただ、コンピュータRPGでは初期に淘汰されました。本作の再挑戦も成功とは言い難いように思います。
昔風の調整とは逆に今風の箇所も要改善。術技の育成に自由度がありますが、ラッシュで命中を育てず、特性強化を選ばず連結しないのは制限プレイに等しい。個性的なカスタマイズのメリットが薄いため、戦闘経由のSPは自動配分、奥義書経由のみ自由配分の方が親切。その他、音声付のシーンで会話を読み飛ばせないのもつらい。
本作の難点を多々書きましたが、市場による淘汰で大作RPGの金太郎飴化が進んだ昨今、1年に10作品以上遊ぶ方なら、この個性派RPGは意外と面白いと思います。
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GOOD!
今までにない視点からのストーリー、キャラクターは斬新さを感じました。
これまでの王道的勧善懲悪ストーリーとは違ったRPGがやりたいという方にはいいのではないでしょうか
音楽も、光田氏が手掛けているだけあって個人的に心に残るものが多かった。
BAD/REQUEST
戦闘のテンポが悪め。
キャラクターは小さいがよく動き、エフェクトも派手。
ダメージ表示の仕方にもこだわりが見えるなど、なかなか凝った作り。
だが、技を出すと、一連のアクションが終わるまでボタン入力を
受け付けないため、テンポが悪く爽快感がない。
ダンジョンマップがかなり見づらく、何度も方向を見誤った。
COMMENT
新規作で、いろいろ試行錯誤した後はうかがえるのですが、
その分不親切な点も結構あったので、惜しいゲームだとは思いました。
ただそれでもDSのRPGの中では比較的面白い方に入るのではないかと思います。