不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 〜砂漠の魔城〜
中央値: 69 Amazon点数: 3.6
スコアーボード
標準偏差 11.52 難易度 2.56 mk2レビュー数 27ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
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3pt | 3pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 3pt |
68pt
GOOD!
倒れたら全てを失うスリルを背負い、一手一手を慎重に選びながらダンジョンの奥深くを目指して進む…という緊張感が楽しい。プレイヤーが有利になるアイテムが結構豊富なので、よくよく考えればピンチもしっかり打開することができるゲームバランスとなっている。DS版の前作よりタッチペンの操作性が向上しているので、チクチク画面をつつきながら遊ぶのもアリになった。ストーリーは、ペケジの活躍でよりコミカルに、かつテンポよく進み、さらにシレンのカッコ良さを引き立てることにも成功している。
BAD/REQUEST
この作品は、ゲームボーイカラーのソフトのリメイク作で、内容が非常に忠実に再現されている為、すでに過去に遊んでいる人は、シリーズのコレクションを目的とする以外に、改めて買う必要は無いと感じた。さすがにゲームボーイと比べれば、確かにグラフィックが進化していると言えるが、それでもスーパーファミコンのドット絵の水準である。個人的な欲を言えば、64のシレン2の水準までもっていって欲しかった。
また、同じように過去のリメイク作だったDS1のように、難易度を積極的に上げているわけではないので、手応えあるリメイクを期待すると、確実に肩透かしを食らう羽目になる。たとえば新要素のレベル4のモンスターについては、ダンジョン内でモンスターがレベルが上がった場合のみ登場するので、あまり存在感が出せていない。難易度に関しては、リメイクというよりは、元の作品の忠実なコピーと考えたほうが良い。祝福や共鳴効果など、プレイヤーが絶対的に有利になる要素が多いだけに、これらの有り難味があまり感じられなくなり、食傷ぎみになる可能性もある。
COMMENT
正直に言うと、もし本当に1000回遊ぶなら、DS1の方が楽しい。プレイヤーを突き放したかのような理不尽なバランスの方が、なんとかしてクリアしたいというモチベーションを保つことができる。DS2は「これでもか。これでもか。」とこちらに有利なアイテムが豊富に与えられ、対峙する強敵も、何とかすれば何とかなってしまう。個人的に、まるでダンジョンが「どうぞクリアして下さい。ご主人様。」とプレイヤーに媚びているかのように思えてしまい、急激に萎えてしまった。良くも悪くもゲームボーイカラーのそのままの移植であり、当時「携帯機でここまで遊べるのか。」という感動で許された部分も、今でも世間に通用するかどうかはあまり分からない。原作の殻を破ることが出来ず、小さくまとまってしまったリメイク作品という感触だった。
Amazonレビュー
レビュー者: Amazon カスタマー レビュー日: 2017-06-15一番気になるのが傘タヌキ(落ちているアイテムに化けているモンスター)の出現率の多さ。
後半のダンジョンだと3~4F以降はフロアに落ちているアイテムがほぼ全て傘タヌキなんてこともザラにあります。
その為、ローグライク特有の「拾ったアイテムをやりくりして、なんとかその場を凌ぎ切る」といった楽しみが失われています。
どんな戦略を立ててもアイテムが偽物だったら意味がないし、考える楽しさがありません…
また、他の人も言っていますがあまりにも攻撃が外れすぎます。
GB2は何年もプレイし続けて攻撃が3回連続で外れるなんてことは数えるほどしかありませんでしたが、今作はわりとしょっちゅう起こります。
GB2は歴代に比べて割と難易度は低めでしたが、それでも全体的なバランスは非常によく取れていたのに、
今作は難易度調整のためか、プレイヤー側にとって不利になるように無理やり数値だけ弄って難易度を上げているようにしか思えません。
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GOOD!
シレンシリーズはSFCの1,64の2をプレイ。オリジナルのGBの2は未プレイ。
・ゲームバランスがなかなか良い。どのダンジョンでも「持ち帰りの巻物」が比較的入手しやすいため,各ダンジョンで「潜っては出る」という作業を繰り返すことができます。これによりある程度方針の目途がたつ,道具類の地道な育成が可能となっています。ですので数あるダンジョンを無駄なく遊ぶことができます。好みの分かれるところでしょうが,自分はシレンシリーズの新たな楽しみ方と感じました。
・難易度が適度にヌルい。自分にとっては64の2の「最果てへの道(いわゆるもっと不思議なダンジョン)」は若干シビア過ぎた感がありましたので,このくらいの難易度がちょうど良いです。例によってリアル運に頼る部分がほとんどですが,今回はアイテムが出やすいためその割合が多少軽減されており,自分の判断力が重要になる場面が多くなっています。
・携帯ゲームで遊べる。DS版は初めてですが,これはやはり大きいですね。携帯ゲームとの相性はバッチリです。
・冒険の記録。ほんの些細なものですが,ちょっとしたときに見返してみると結構楽しめます。
・WiFi機能。風来救助がなかなか楽しいです。飽きたときにやると,ちょうど良い気分転換になります。
BAD/REQUEST
・操作性,テンポが悪い。押しっぱなし連打ができない,正しくゲームをやめるためにはいちいちスタート画面に戻らなければならない,宿屋からの再開に少し時間がかかるなど,不要にストレスが溜まる場面が多いです。「最悪」ではありませんが,何度も繰り返しプレイするゲームですので,こういった基本的な部分でのマイナス要素は痛いです。
・グラフィック。決して悪くは無いのですが,DSのスペックを考えるともう少しなんとかなったのではないでしょうか。制作者側の手抜き,妥協が感じられます。
・攻撃が外れることが多い。敵も味方も同程度の確率ですし,やばくなったら確実に回復を行うという癖も付くので一概に悪いとは言い切れませんが,それでも他の方法でバランスを取ることはできなかったのかと感じられます。スパークソードの利用価値がかなり上がりました。
・合成の幅が少なくなった。モンスターを使ったおにぎり,薬草,白紙の巻物などとの合成ができなくなってしまった。
COMMENT
個人的には満足のいく作品でした。この手ゲームは,自分の思い入れのある作品を基準として楽しもうとするではなく,その作品を楽しむことが重要なのだということを再認識しました。そう考えられるのも,ゲームとしての質がある程度充実している証拠なのでしょう。
ただし操作性等の悪さは否めません。致命的では無いものの,このマイナスが無かったことを想像すると,残念でなりません。
いずれにしても,シリーズのファンであれば購入することをお勧めいたします。