ユーザーレビュー
(デフォルトは中央値近順)オリジナリティ | グラフィックス | 音楽 | 熱中度 | 満足感 | 快適さ | 難易度 |
---|---|---|---|---|---|---|
3pt | 2pt | 3pt | 4pt | 3pt | 4pt | 4pt |
67pt
GOOD!
ドラゴンクエストモンスターズの根源となっている「モンスターを配合して強化し、戦わせる」という要素は相変わらず。
・新要素「モンスターライド」
主人公はモンスターに乗ることで空を飛んだり水を潜らないと行けない場所に行くことができる。
地形の作りもそれを前提とした立体的な物となっており、今までのモンスターズではあまり感じられなかった臨場感を演出してくれる。
・育成環境
モンスターの性別が削除され、配合の自由度がさらに高くなった。
メタルモンスターと出合うことが比較的容易でこちら側の対抗策も用意しやすいため、ストーリー中のレベル上げに作業感を感じること無く進められる。
・ストーリーの難易度
今作のストーリーのボスはなかなか歯ごたえのある敵ばかりで、特に終盤のボスは順当に進めているだけと詰まってしまうほどに強力な相手となっている。
前作のようにみがわりメタルを用意するだけでは対応できなくなっており、ストーリーの戦闘はよりスリリングなものとなっている。
・対戦バランス
前作の対人戦では「いきなり○○」系特性で1ターン目の霧を取った方が勝つ、といってもいいようなバランスになっていたが、今作はその「いきなり○○」から霧やリバースを発動させるような強力な特性がすべて削除された。
「ときどき○○」は前作と仕様が変わっており、ラウンドの最後に発動するようになった。
総じて前作のような運に任せた決着にはならないと思われる。
また、前作で猛威を振るった「チェイン」も仕様が変更され、モンスター単体に掛けることでそのモンスターを先頭に行動が連結するようになった。
前作のように「表パーティでチェインを張ってしまえば裏に変えるだけ」のような単調な用法では活用できなくなった。
対戦バランスについては前作で非難された点をことごとく改善していると見受けられる。
BAD/REQUEST
・登場モンスターのラインナップ
単純に前作から大きく数を減らしているうえに色違いだらけ、グラフィックのバリエーションでは200にも満たないだろう。
歴代魔王もラスボス最終形態以外はほとんど居なくなり、代わりに10のモンスターが大量に参入している。
特にスライム系はトロピカルスライムやスライムファングなどのユニークなデザインのスライムが軒並み削除され、既存の色違い版メタス系スライムが大量に追加された。
メタル系に至ってはステータスや耐性、特性の面でもほぼ似通っており、ほとんど何の差別点も見受けられない。
色違いも似たような性質のモンスターが殆どで、色以外の違いが今一つ見受けられない。
・モンスターのステータス
今回のモンスターは一定の法則でステータスの合計が統一されており、バランスの良いステータスのモンスターは基本的に弱いとされる。
逆に攻撃やすばやさ、賢さ等を割り切ったモンスターは特に強力なモンスターとされ、対戦でも重宝される。
対人戦における「海のまもりガメ」の採用率がこのゲームのモンスターの格差を思い知らせてくれるだろう。
・超生配合
前作の新生配合に代わるシステムで、固定特性を除くモンスターの特性をコストが許す限り好きに付け替えることができる。
これによって対戦用パーティはより変幻自在な戦法を取れるようになり、一見では敵の戦法を予測することがむずかしくなっている。(ステータス適性をみて判断することはできる)
変幻自在な戦法を取れること自体は対戦を楽しくする要素として良い部分にもなるが、「すべてのモンスターが何でもできるようになった」ことによって、「ステータス適正によるモンスターの格差」がより顕著なものとなった。
具体的には攻撃力やHPを割り切って防御力や耐性、素早さなどに特化したメタル系スライム、賢さやMPを割り切って攻撃力や素早さに特化したキラーマシン系統、攻撃力と素早さを割り切って耐久力に特化した耐久系モンスターが似たような運用のモンスターをほとんど食ってしまっている。
COMMENT
ドラクエモンスターズシリーズということで発売日に購入・プレイしました。
やり込めばやり込むほどモンスターの色違い水増しが気になりましたが、対人戦でのバランスや前作で問題となったテンポなどは意欲的に改善しようとしている印象です。
超生配合についてはやり過ぎ感はありますが自由度が高く対戦は前作よりも面白いものとなっています。
モンスターのラインナップさえまともなら、と惜しい作品なのでプロフェッショナルの出来栄えに期待したいところです。
Amazonレビュー
レビュー者: adera レビュー日: 2017-06-22アクセスランキング
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GOOD!
ドラクエ1~11、モンスターズはジョーカー、ジョーカー2、テリー3D、イルとルカがプレイ済ですがモンスター収集や対戦等は全くやってません。
今回も裏ボスクリアまでの感想となります。
・システム
これは評価できます。ただただ手間だけがかかっていた♂♀、転生の杖、モンスター預かり所を廃止したのは素晴らしい。便利なショートカットも◎
・ライド
水中だけややわずらわしかったが、非常に楽しい。特に空中は飛ぶだけで気持ちよく、今まで行けなかったところに行けたり行動範囲が広がりワクワクした。ライドのおかげで先制攻撃できるのも良く、それがメタル系にもそれが使えたのは素晴らしい。毎作メタルに逃げられ続けたうっぷんを晴らすように倒しまくれました(笑
・テンポ
広すぎないフィールドや街やダンジョン、シナリオ自体はつまらないもののイベントシーンは長くないので最後までだれることなく進められた。ドラクエ11が街や城の探索がわずらわしかったのでサクサク進めた印象です。クリアまで20時間、裏クリアまで30時間というのも個人的には丁度良かった。
・裏ボス
何段階に変形して行くのだが、途中で全滅した場合の再戦は全滅した段階からスタート出来るのが好印象だった。もちろん超強敵なのだが、最初から最後まで通しだったら嫌になって辞めてたかも。
BAD/REQUEST
・難易度
ここのレビューではほとんどの人が触れていませんが、初心者が攻略本などを見ずにクリアはかなり難しいです。裏クリアは仕方ないとしても、表クリアでもきつい。特にラストダンジョン突入からラスボスまでの13連戦(強制ザコ含む)はひどいです。この13戦共に1度で勝てた戦闘はほとんどなかったです。ボスの特殊な行動に無知識では対応できません。どの行動にも対応策はあるものの、このゲームの場合その方法を見つけるのが難しく、見つけたとしてもすぐに使えたりしないので挫折した初心者は多かった気がします。対戦をやり込んでる人にあの程度の行動は楽勝かもしれませんが、それ前提で作られているようにも思えモンスターズシリーズ初心者お断りという印象…例えば、今作はみがわりメタルに対しての対策がかなりされており、強力なボスはみがわりメタル使っても簡単に勝てないようにしてますが、初心者はそのみがわりメタルの存在さえ知りません。これだけでも難易度が全く違います。上級者や、攻略本等を見てのクリアが前提に作られているのは大きな疑問です。
・配合
今までとシステムがやや変わったようで気持ちよく作れませんでした。今までは適当にスカウトして適当に配合すればいつの間にかAランクの強いモンスターを作れるようになるという様な感じでしたが、今回はそれがなかったです。結局自力で良いモンスターを作れず、表クリア時はキラーマシン(無印)×3とスライムベホマズンという非力メンバーでした。
・音楽
これはもう論外ってレベル。オープニングからエンディングまで、このジョーカー3のオリジナル曲は何曲あった?って感じです。アレンジも変えないのでは曲が良いとか悪いとかの問題ではなくただの手抜きですね。せめてモンスターズシリーズではなく本家ドラクエシリーズで構成されてたら全く印象は違ったでしょう。
COMMENT
こんなに苦労したRPGは何年ぶりだろうか…いや、もしかしたら一番かも。このゲームを簡単という人は本家ドラクエは簡単すぎてやる気にならないのでは?(笑)何度も途中で辞めようかと思ったぐらいつらいゲームでしたが、表をクリアした時の達成感と裏が終わったあとの虚無感を考えると結局このゲームにめっちゃハマっていたのかもしれません。とはいえやはりボスの攻撃はやりすぎ感が強いです。ドラクエの名を借りた全くの別ゲーになってしまったので、ドラクエが好きな人がこのゲームからモンスターズシリーズを始めるのはオススメしません。モンスターズどころか本家ドラクエすら嫌いになる可能性すら感じます。やはり初めてはイルとルカがオススメで、今作はモンスターズシリーズにハマったら人がやるのがベストだと思います。